バストトップ(乳頭)が吊り上らないようにする
他の部位と同様に切除を行うと胸の場合、女性の場合はバストトップが、男性の場合は乳頭の位置が吊り上ってしまい、下記のイラストのように左右の位置がずれてしまう場合があります。
切除術ではタトゥーが入っていた部分の皮膚~筋膜上までを取り除き、周りの皮膚を縫い合わせるといった手法であるため、胸に近い部分の皮膚を上方向に引き上げて縫合してしまうと、バストトップ(乳頭)が吊り上るといったことが起きてしまうのです。
切除術ではタトゥーが入っていた部分の皮膚~筋膜上までを取り除き、周りの皮膚を縫い合わせるといった手法であるため、胸に近い部分の皮膚を上方向に引き上げて縫合してしまうと、バストトップ(乳頭)が吊り上るといったことが起きてしまいます。
術前に皮膚の伸び具合を確認したうえで、切除範囲を少なくし分割切除を選択するといった手術計画が重要になってくる他、切除範囲を最小限にできるといった技術の持つ医師が執刀することでこのようなリスクを避けることができます。
イセアでは胸の位置に入ったタトゥー切除の症例も数多くあり、今までにバストトップ(乳頭)の位置が吊り上がってしまったといった症例はありません。
切除術には単純切除と分割切除の2種類があります。
一度の手術でタトゥーを除去できる場合は単純切除
複数回に分けてタトゥーを除去する場合は分割切除となります。
タトゥーが大きい場合や皮膚が伸びにくい場合、傷跡を短くしたい場合は分割切除が必要となります。
胸に入っているタトゥーの場合、男性は3cm×3cm以内のタトゥー、女性は5cm×5cm以内のタトゥーは単純切除で除去できるタトゥーです。
女性と男性では皮膚の伸び方が異なるため、比較的皮膚が伸びやすい女性の方は5cm×5cmのタトゥーでも一度の手術で除去が可能となり、男性は3cm×3cmが一度で除去できる大きさの限界になります。
これ以上の大きさになると分割切除(複数回に分けて手術を行う)可能性が高くなります。