切除術には単純切除と分割切除の2種類があります。
一度の手術でタトゥーを除去できる場合は単純切除
複数回に分けてタトゥーを除去する場合は分割切除となります。
タトゥーが大きい場合や皮膚が伸びにくい場合、傷跡を短くしたい場合は分割切除が必要となります。
約30cm×30cmの比較的大きなタトゥーも切除術で除去した実績があります。この場合、縫合幅は30cmとなり、手術回数は4回となります。
イセアでは部位や個人差はありますが、6回程度までなら分割切除が可能となり、このような他院では植皮術をすすめられるような比較的大きなタトゥー出会っても切除術で除去を行っています。
体の負担を考え、3回~4回に分けて削皮術を行う
削皮術では、タトゥーが入っている部分の皮膚を削皮専用のカミソリのような医療機器で削り、除去する方法です。
削った部分は時間とともに新しい皮膚が再生されていきますが、元通りの肌に戻るといったことはなく、ヤケドを負った跡のような皮膚になります。(時間と共にある程度は肌に馴染んでいきます。)
背中一面のタトゥーを除去する場合は、背面を3~4分割し、手術の間隔を約1ヶ月程度あけ、手術を行います。
※タトゥーの形状により、回数が変わります。背面の分割の方法は上のイラストのようになります。3回の分割の場合は、イラストにある3回目と4回目の範囲を一度に行います。