ニキビ跡

2019.11.18

ニキビ跡に効果的な光治療って?効果やレーザーとの違いを徹底解説

今回はニキビ跡に効果的なIPL光治療について説明します。

ニキビ跡の治療と聞くとレーザー治療を思い浮かべる方が多く、光治療という言葉はなじみのない方が多いと思います。そんな方の為にニキビ跡に効果的な光治療について説明します。

1 ニキビ跡に効果的な光治療とは

光治療(IPL光治療機器)

光治療とは特殊な光を当てて、ニキビ跡の原因に直接働きかける治療です。ニキビ跡には、ニキビ跡の赤み・色素沈着・凹み(クレーター)という3種類があり、この中で光治療は赤み色素沈着に有効的です。レーザー治療と光治療の違いは、エネルギーが届く深さと範囲です。これは、出力される電気エネルギーの周波数や波長の違いです。
簡単に説明をすると、レーザー治療は1点に集中した電気エネルギーを皮膚の狙った層にアプローチを行う事ができ、光よりも深い層に届かせることが可能です。
一方光治療は、一度に広範囲の皮膚の浅い層にやわらかいエネルギーを届かせることができます。

光治療とレーザー治療の構造

つまり、レーザー治療は「狭く深い光」で、光治療は「広く浅い光」です。当院の光治療はIPL(フォトフェイシャル)という機器を使って、カメラのフラッシュのような光を照射し、ニキビ跡を改善します。

2 ニキビ跡に効果的なのは光治療?レーザー治療?

光治療とレーザー治療のどちらがニキビ跡に効果的であると一概に決める事は出来ません。
上記の通り、光治療はニキビ跡の赤みと色素沈着に効果的です。レーザー治療は光治療同様にニキビ跡の赤みと色素沈着に効果的です。加えてレーザー治療は凹みに効果的な治療です。治療方法は、医師が患者様の症状や状態、肌質などから適切な治療を選択します。

ニキビ跡の種類

下記で光治療のニキビ跡の赤みと色素沈着に対しての効果を説明していきます。

2-1 ニキビ跡の赤みへの効果

ニキビ跡の赤みとは、ニキビが治った跡の炎症が残っている状態です。炎症により毛細血管が拡張する事で、表面の血管が透けて赤みが出てしまっています。光治療はこの毛細血管の中にあるヘモグロビンに光を吸収させて、毛細血管を破壊します。その効果でニキビ跡の赤みを改善します。

2-2 ニキビ跡の色素沈着への効果

ニキビ跡の色素沈着はニキビが炎症を起こしている時に、メラニン色素という物質が生成され、それが肌の浅い層に残って茶色に見えるものです。光治療は色素沈着の原因であるメラニン色素に光を吸収させることで、メラニン色素を破壊します。すると、肌の新陳代謝でメラニン色素が外に排出され、色素沈着が改善されます。

3 光治療は他の治療を組み合わせるとさらに効果的

ニキビ跡の治療には光治療以外にも効果的な治療が多くあり、それらを光治療と組み合わせる事でさらに効果を上げることが出来ます。例えば、ニキビ跡の赤みであれば、ビタミンC導入を組み合わせると、免疫力を高め炎症を早く治す効果があります。また、メラニン色素の生成を抑制する効果もある為、炎症後の色素沈着を防ぐ効果も期待できます。ニキビ跡の色素沈着にはケミカルピーリングを組み合わせると、光治療で破壊したメラニン色素を外に排出する為の肌の新陳代謝を促進してさらに効果的です。このように光治療は他の治療を組み合わせる事で効果を上げることが出来て、早くニキビ跡を治すことが出来ます。

3-1 当院で光治療を組み合わせた症例

20代女性

20代女性 症例写真

この症例は、ニキビ跡の赤みや色素沈着が見られます。その為、光治療を中心にケミカルピーリングやイオン導入を組み合わせて行いました。すると治療後は赤みが改善され、色素沈着もほとんどなくなりました。

【行った施術】
光治療×7回・ケミカルピーリング×3回・イオン導入×3回・レーザー治療×5回

4 オトクに光治療を受けるなら当院の定額制ニキビ跡治療

光治療をオトクに受けるのであれば当院の定額制ニキビ跡治療をお勧めします。前章で説明したように、光治療は組み合わせる事でさらに効果的にニキビ跡が治せます。また、ニキビ跡は一回の光治療で治る簡単なものではありません。その為当院では、光治療を含めた15種類以上の治療方法を6カ月間回数無制限で受けることが出来ます。光治療をオトクに受けたい方にお勧めの治療プランです。

当院の定額制ニキビ跡治療について詳しくはこちらから>

当院の治療内容について詳しくはこちらから>

5 まとめ

光治療について説明しました。
・光治療は特殊な光を当ててニキビ跡の原因に働きかける治療
・光治療はニキビ跡の赤みと色素沈着に効果的
・光治療は他の治療を組み合わせると治療効果が上がる
・光治療を受けるなら当院の定額制ニキビ跡治療がお勧め
光治療はニキビ跡に効果的な治療方法です。ニキビ跡を諦めず一度医師に相談してみましょう。


この記事の監修

皮膚外科医

大山 希里子

経歴

  • 平成25年

    藤田医科大学 卒

  • 平成27年

    東京都立墨東病院皮膚科

  • 令和1年

    東京イセアクリニック 入職

  • 令和2年

    セルリアンタワーイセアクリニック院長就任

  • 令和3年

    東京イセアクリニック 美容皮膚科診療部長就任

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