下眼瞼除皺術とは、下まぶたのすぐ下を切開し、たるみの原因となる余っている皮膚を切除し縫合を行う方法です。
物理的に皮膚の面積を小さくする方法のため、切開部分の縫合を行う為に患部の皮膚が引っ張られてしまう危険性があります。この危険を回避するためには解剖学の深い理解と難易度の高い技術が必要です。
また皮膚のたるみだけではなく、脂肪の膨らみも気になる場合は下眼瞼脱脂術と下眼瞼除皺術を組み合わせて除去することも可能です。
目の下のクマ・たるみは加齢とともに起こるものと思われていますが、生まれつき目の下の脂肪が多い方がいます。
そのため、10代~20代の方でも施術を行うことも多くあります
加齢とともに目の下の脂肪は増えていきます。
蓄積された脂肪は前に突出するしかなく目の下の膨らみが大きくなりより目立ってきます。
また加齢によって眼球を支えている靱帯がゆるむことで眼球が下がってしまい、眼窩脂肪が押し出されてしまいます。
患部の局所麻酔(注射の麻酔)をします。局所麻酔は注射の痛みを感じるため、ご希望の場合は局所麻酔の痛みを緩和するために笑気麻酔を使用して行います。
下まつげのすぐ下を切開します。必要であれば、下まつげをカットすることもあります。
隔膜と筋膜を剥離します。
重力で下がっている皮弁(血流のある皮膚や皮下組織)を引き上げます。
重力で下がっている皮弁(血流のある皮膚や皮下組織)を引き上げます。
切開した皮膚を縫合します。
約1週間後抜糸を行い施術が完了します。
外反とは下まぶたが外側に反り裏側の結膜が露出しているアカンベーの状態です。
外反が起きてしまうと常にアカンベーの状態となり日常生活でも支障が出てしまいます。
皮膚が適量切除できていない場合、皮膚のたるみが再発する場合がございます。
再発の場合は再手術が必要になります。
イセアでは「隔膜と筋肉の剥離」の技術を習得している医師が施術を行います。
「隔膜と筋肉の剥離」をできることで、効果を倍にもすることが可能です。
それは、剥離することで広範囲の皮膚を切除することができるからです。
隔膜と筋肉を剥離する処置をしない場合と比べて、約2倍の大きさを切除することができます。
切除する皮膚の面積が大きければ大きいほどたるみを改善でできる度合いも上がります。
イセアでは、解剖学を理解した経験のある医師が、仕上がりを想定した手術を行い、美しく形成することにこだわりを持っています。
下眼瞼除皺術は、下まぶたのすぐ下を切開し、余っている皮膚を切除する施術です。
皮膚側を切除するため、術後は傷跡が残りますが少しずつ消えていきます。
約2週間程で大きな腫れや内出血は治まります。すべての症状が治まり、完成するのは3ヵ月ほどです。
Beforeのお写真です。
目の下の皮膚がたるんでいるため下眼瞼除皺術が適用になります。
抜糸後のお写真です。
抜糸は施術から5~7日後に行います。
抜糸後はまだ傷跡が赤く目立つ状態です。
施術から1か月後のお写真です。
目の下周りの腫れや内出血はほとんどなくなりました。
傷跡の赤みも薄れてきましたが、まだ少しわかる状態です。
施術から3か月後のお写真です。
下眼瞼除皺術の完成になります。
目立っていた目の下の傷跡も目立たなくなりました。
※傷跡の治りには個人差があります。
術後、鈍痛を感じることがありますが、耐えられないほどの痛みではありません。痛み止めを処方しますので、服用することで問題なく日常生活を過ごしていただけます。
腫れの度合いは個人差がありますが、2週間程は人目が気になるような、目立つ腫れが出る可能性があります。腫れを少しでも軽減するためには、術後3日間は特にアイスノンなどで冷却を行うことで軽減することができます。腫れは2週間ほどで治りますが、腫れに伴い熱間がある場合があります。強い痛みを感じなければ問題ありません。
内出血の度合いは個人差がありますが、人目が気になるような症状は2週間ほどで治まります。抜糸後は、メイクをすることが可能なので、症状やファンデーションやコンシーラーで隠すことができます。
術後の生活についてご説明します。
術後の経過には個人差がありますので、あくまで目安になりますが参考にして下さい。
患部のメイク・アイメイクは
抜糸後より可能です。
清潔なものを使用してください。
用法・用量を守って
使用してください。
過度な摂取は控えてください。
血液の循環が悪くなるため、
1週間はお控えください。
激しい運動は
1ヵ月間お控えください。
※体が温まり、腫れや内出血が強くでてしまう可能性があるため、長時間の入浴は避けて下さい。
施術日当日は、長時間の読書やパソコン・スマートホンの使用など、目が疲れることはお控えください。就寝される際は、枕を高くするなどしなるべく頭を高くしてください。その他、心配な点等ございましたらご質問ください。
イセアのこだわり
イセアの下眼瞼除皺術は、高周波メスを使用しません。
高周波メスを使用して、術中に出血させないように手術を行うクリニックがありますが、
通常のメスを使用することによって傷口が治る期間を短くすることができます。
高周波メスとは、高周波電流を流して皮膚切開する医療器具です。熱を加えながら行うので出血を抑えることができ、止血を行う必要がないので施術がしやすいというメリットがあります。
それは、高周波メスを使用することで下記の2つのリスクがあるからです。
高周波メスは止血を行うことで施術がし易くなりますが、機器に頼り施術をスムーズに行うことよりも、解剖学を熟知している知識と経験がある医師が行うことで、出血を極限まで抑えながら施術を行う方がダウンタイムやリスクを軽減でき安全です。
ダウンタイムや起こりうるリスクを抑えるために、通常のメスを使用することがイセアのこだわりです。
術中は麻酔が効いている為、痛みを感じることはありません。
下眼瞼除皺術では、麻酔を使用する際の注射の痛みと術後の麻酔が切れた後に痛みを感じます。
イセアでは、それぞれの痛みに対して軽減する取り組みがあるので、安心して施術を受けていただくことができます。
局所麻酔の痛みを緩和するために、笑気麻酔を使用します。
笑気麻酔を吸入することで、お酒を飲んで酔っ払ったような感覚になります。
意識がふわふわとして声が遠くに響くような状態になるので、痛みや恐怖心を緩和することができます。
施術中は局所麻酔を使用します。
痛覚が麻痺するので、痛みを感じることはありません。
施術中は医師が声をかけながら行います。不安に感じることなどがあれば、おっしゃってください。
術後、麻酔がきれてしまうと鈍痛のような痛みが起こる可能性があります。
痛み止めを処方しますので、痛みを感じたら服用してください。
注射を使用した麻酔です。感覚を麻痺させたい箇所に打つことにより、痛みの感覚がなくなります。切開をしたり、痛みを感じる施術には必ず使用します。
笑気ガスを吸入して行う麻酔です。お酒を飲んで酔っ払ったような感覚になります。意識がふわふわとして声が遠くに響くような状態になるので、痛みや恐怖心を緩和することができます。
効果を維持するために新たなシワ・たるみを作らない様に保湿や紫外線対策は必須です。
シワやたるみとなる原因は、「乾燥」から始まります。
目元の皮膚は、体の中で最も皮膚が薄い部位であり、皮脂の分泌が少ないという理由から乾燥しやすい要素が当てはまります。
皮膚が薄いことにより、乾燥した空気や紫外線などの外部からの刺激を大きく受けやすいだけでなく、アレルギー反応も起きやすくなります。
下眼瞼除皺術の効果をより持続させるにはもちろんのこと、他の部位に比べ目元周りは、日頃から気をつける必要があります。
<日焼けを防ぐ>
日焼け止めだけでなく、日傘やサングラス、帽子などをかぶるように紫外線によるダメージを防ぎましょう。
<保湿を行う>
皮膚の乾燥はお肌のバリア機能が低下します。
外的要因を防ぐ機能でもあり、お肌の乾燥はシワに繋がります。
<摩擦に気をつける>
強くこする行為は、お肌に刺激を与え、シワになりやすくなります。
<ストレスを溜めない>
身体の自律神経やホルモンバランスを乱さないように気をつけましょう。
リラックスできる方法を1つでも見つけとくといいですね。
<規則正しい生活をする>
疲れを溜めない、十分な睡眠をとる、バランスの良い食事をとることで健康的なお肌を保つことができます。
シワやたるみは日頃の積み重ねで出来てしまうものです。
上記の項目に気をつけて、新たにシワやたるみを作らないように気をつけましょう。
できません。来院をお願いします。
稀に二重整形の抜糸を自ら行っている方がいますが、この施術に関してはしっかり傷口が縫われているため、自らの抜糸は不可能と言えます。
下眼瞼除皺術というのは、隔膜と筋肉を剥離する技術であり、剥離することで広範囲の皮膚を切除することが可能になるので、皮膚の面積が大きければ大きいほどたるみへの効果を倍にすることができる治療です。
しかし、医師の高い技術が要求される難しい治療なので、この技術を取得していない医師が施術を行った場合、十分な効果が得られないうえに、身体的リスクが増します。
また、下手に患部を触ると赤みや腫れ、感染のリスクを高める原因にもなりますので縫合部分にはなるべく触れないようにしましょう。
人目が気になるような大きな症状は、2週間ほど続きますが綺麗な仕上がりが期待できます。
基本的には他の部位の抜糸と違いはなく、特別に痛いということはありません。
以前使用されていた医療用の糸は太く、繊維の間に組織の一部や浸出液や血液が固まったかさぶたが入り込むことで糸と皮膚が癒着してしまい、これを無理やりはがすことで痛みが生じていましたが、現在ではナイロンの糸を使用することで、表面がつるつるした素材なので皮膚と糸が癒着することなく外れ、痛みを感じにくくなりました。
抜糸時に麻酔をする必要はありません。
抜糸時に強い痛みを感じる場合は、消毒液を使用しながら癒着した部分を少しずつ剥がしたり、冷やすことで緩和する処置を行います。処置は5分ほどで終わりますが、お声をかけながら行いますので強い痛みを感じる場合はお声がけください。
抜糸を行うタイミングは、施術してから約1週間後に行います。痛みが怖いからといって抜糸をするのが遅くなってしまうと、皮膚との癒着が進んでしまい、より痛みを感じる可能性が高まりますのでご注意ください。
二重整形の抜糸で、稀に自分で抜糸を希望される方がいらっしゃいますが、下眼瞼除皺術の場合、二重整形に比べて傷口をしっかりと縫合しているので不可能です。
施術部位を触ることで腫れや赤みの症状や、感染のリスクを高める可能性がありますので縫合部分を触らないようにしてください。
どのクレンジング剤を使用しても問題ありません。ただし、クレンジングをする際はなるべくこすらないように留意してください。
術後1週間経過すると抜糸を行います。この時期には患部の傷口は徐々に安定してきますが、完全には完治していない状態なので、こするような刺激を与えてしまうと、塞がったばかりの傷口が開いてしまい感染等のリスクを上げてしまう可能性や、痛みが生じる場合こともあります。また、腫れや内出血といったダウンタイムの症状も長引いてしまうことも考えられます。
クレンジングをする際は、十分に染みこませたコットンなどで優しく抑えてそっとふき取り、できるだけ刺激を与えないようにしましょう。ポイントリムーバー等を使用すると、低刺激でお化粧が簡単かつ綺麗に落とせるので患部周辺にお使い頂くといいでしょう。
下眼瞼除皺施術後のダウンタイムは2週間です。万が一傷口が染みたり、違和感を感じるようであればなるべく使用を控えていただき、様子を見て下さい。刺激を与えてしまったことにより、腫れや痛みなどの症状が現れた場合はクリニックにご相談ください。
2週間は避けるようにしてください。
傷口が皮膚の表面にあるため、患部に何らかの衝撃を与えると痛みを感じる可能性や、感染などのリスクを高めることになります。
付けまつ毛などに使う粘着液は強い成分の為、傷口が塞がり安定するまでは避けましょう。
下眼瞼除皺施術は、下まつ毛の際辺りの皮膚の表面を切開し、たるんでいた余分な皮膚を切除し縫い合わせます。(下まつ毛をカットすることがございます。)
1週間後に抜糸を行い、患部を避けた通常のメイクは翌日から可能ですが、抜糸後から患部もメイクが可能になりますが、ゴシゴシと強く擦らないと落とせないようなアイメイクメは付けまつげ同様、患部に刺激を与えてしまう可能性があります。
強い刺激を与えることで、完治するまでの時間が延びてしまう恐れもあります。
他院では、高周波メスなどを使用して施術を行う場合もありますが、イセアでは高周波メスを使用せずに通常のメスを使用します。これはできるだけダウンタイムの期間を短くするためです。
抜糸から一週間後の術後2週間の間は、なるべく患部に刺激を与えずに安静にしておきましょう。
下眼瞼除皺術後、抜糸をした後でしたら使用可能です。
まつ毛は通常1ヶ月で3~4㎜伸びると言われており、手術でまつ毛をカットした後は、元の長さに伸びるまで気になるかと思いますが、1週間はまつ毛美容液や育毛剤の使用は避けて下さい。傷口、腫れ、内出血に刺激を与えてしまうと悪化する可能性があります。
下眼瞼除皺術は、まつ毛のすぐ下を切開をするため、皮膚の表面に傷口がある状態になります。
傷口が塞がるまでの期間が1週間とされているため、1週間後に抜糸を行います。塞がっていない期間に、患部に化粧品などで刺激を与えてしまうと、染みてしまったり菌が入る可能性があるため、1週間はなるべく触れないようにしましょう。
抜糸を行った後は、通常通りのメイクをしていただいたり、まつ毛の美容液・育毛剤を使用して頂いても構いませんが、腫れや内出血が続いている場合がございます。症状は個人差がありますので、様子を見ながら行ってください。
まつ毛にも毛周期があり、約半年後には全て生え変わります。
短くなってしまったまつ毛は、元の長さに伸びることはあまりなく、自然に抜けて新しく生えてくるのを待つしかありません。
まつ毛が早く生えてくるには、まつ毛の生えてくる土台をケアして新陳代謝よくすることが大切です。
まつ毛を作る成分を食事やサプリメントで補うことや、まつ毛美容液を使用することによって、まつ毛の生えてくるスピードを速める手助けとなります。
また、まつ毛が生えてくるまで待ちきれない方は、つけまつ毛や、まつ毛エクステを付けてカバーする方法が挙げられます。
繊維を自まつ毛に付けて長く見せることが出来るファイバーマスカラもありますが、ある程度の長さがないと効果が発揮されないため、上記の方法が最適といえるでしょう。
1週間は安静にして頂き、症状の様子を見ながら代用となるもので、自まつ毛が生えるまでカバーを行ってみてください。
辛すぎて汗が噴き出したりするものは避けましょう。
内出血というのは、強い衝撃によって血管の損傷が起こり、血管の外に血液が漏れ、皮下出血を起こしているため起こる現象です。
施術して数日間は汗が噴出すほどの辛いものや、身体を温めてしまうと活発な血液循環を更に加速させてしまう可能性があり、悪化する恐れがあります。そして、回復する期間が長引いてしまう可能性も出てきます。
アイシングをすることで、その活発な血液循環を一時的に抑えることができ、痛みや内出血を拡げないようにする効果が期待できます。
アイシングそのものは内出血を「早く回復させる」というよりも「悪くならないように抑える」ことがメインですので、ある期間が過ぎたところで血流をよくするために患部を温め、徐々に組織の再生を促すようにします。
ダウンタイム中は、極端に刺激が強いものはなるべく避けるようにし、内出血や腫れが治まってきたころに摂取するようにしてください。