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  • 下眼瞼脱脂で内出血する原因と防止策

    投稿日:
    2021/06/25
    下眼瞼脱脂術 内出血
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    下眼瞼脱脂のダウンタイム症状のひとつに内出血があります。傷の修復過程における正常な反応ではあるものの、できれば「最小限に留めたい」「内出血が出現させたくない」ところです。術後に内出血があらわれる原因や確率、内出血が出た場合の期間や内出血を防ぐための方法について説明します。

    下眼瞼脱脂で内出血が起こる原因

    内出血とは、血管から漏れた血液が血管の外の皮膚に出血(皮下出血)を起こしている状態です。下眼瞼脱脂で内出血が起こる原因は、治療の技術や眼窩脂肪の量とは関係がありません。内出血は血管内の圧力と血管外の組織の圧力、血管自体の性質が関係しているため、もともと内出血が起こりやすい人と起こりにくい人がいます。例えば、出血しやすい人、鼻血がでやすい人、痣ができやすい人は内出血が起こりやすい傾向があります。また、術後の生活によっても、内出血が表れやすくなることがあります。術後に患部に刺激を与えたり、目周りの血流を良くしすぎたりすると内出血につながります。目の周りの皮膚は薄いので、わずかな出血量でも目立ちます。

    下眼瞼脱脂で内出血が起こる確率  

    下眼瞼脱脂術後の内出血は、はじめは赤く、次に青くなり、徐々に目立ちにくい薄黄色へと変化していきます。目立たない内出血も含めるとほぼ全員にあらわれますが、目立つ内出血が起こる確率は30%程度と見受けられます。少ない確率とは言えませんが、ずっと続くものではありません。

    内出血の期間について     

    個人差はありますが、一般に術後に目立つ内出血があらわれる期間は数日~1週間程度です。稀に内出血がひどく出た場合に、治まるまでに数週間から数か月かかることもあります。また、目周りに刺激を与える、血流をよくするなどの行為は、内出血の期間を長引かせます。内出血が出てしまった場合も、翌日からメイクができ、1週間後からはアイメイクもできるため、ファンデーションやコンシーラーでカバーすれば目立たせず生活できます。

    下眼瞼脱脂で内出血を防ぐためには?

    下眼瞼脱脂術後は患部を刺激から守り内出血を防ぐために、2日間下まぶたに医療用保護テープを貼って過ごしていただきます。ご自身でできる内出血を防ぐポイントとしては、顔に力を入れないこと、体を温めないことが挙げられます。また、余計な治療を避けることで、ダウンタイム症状を長引かせずに済みます。一時的に保冷材などでアイシングするのも効果的です。

    顔に力を入れない

    顔に血液が集まると、内出血につながります。表情を強く出したり重いものを持って顔に力を入れたり、読書やスマホなどで目を疲れさせることがないよう心がけでください。寝ているときは頭に血が集まらないように枕を高くして休むなどの工夫をしてお過ごしください。

    体を温めない

    循環をよくすることで内出血が出やすくなります。
    入浴は手術翌日から可能ですが長風呂やサウナで汗をかくほど温まる行為はお勧めできません。食事では、汗が噴き出るほどの辛いものは避けましょう。飲酒は1週間後から可能ですが、過剰な摂取は控えてください。軽い運動は3日後から可能ですが、ホットヨガのように温かい環境で行う運動は代謝が上がりやすいため1週間後から、激しい運動は1か月後からにしましょう。

    カウンセリングを受け最適な治療であることを納得してから受ける

    カウンセリングでは、ご自身の希望を伝えることはもちろん、提案された治療が本当に必要か、適切か、疑問におもうことがあれば解消し、納得したうえで治療に臨みましょう。クリニックによっては、不必要と思われる治療を勧めてくることもあります。治療について専門的なことは医師に、プランや料金についてはカウンセラーにお尋ねください。イセアクリニックのカウンセリングは納得いくまで何度でも無料です。

    実績のあるクリニックを選ぶ

    手技による治療の仕上がりは、医師の技術力に左右されます。イセアクリニックではダウンタイムを短くするために高周波メスは使わず、術後の脂肪注入も行いません。医師の技術力が不足していると、出血が少なくて済むという理由で高周波メスを使用することがありますが、技術力があれば通常のメスで出血を抑えて治療を行うことができます。同様に、技術力があれば適切な量の脂肪を摘出できるため、下眼瞼脱脂後に脂肪を注入する追加治療は不要です。
    ホームページなどで医師の経歴や実際に行われた症例を確認し、信頼できるクリニックで治療に臨みましょう。

    こちらの症例を詳しく見る

    下眼瞼脱脂に関するよくある質問

    下眼瞼脱脂後のダウンタイム症状に関するよくある質問にお答えします。

    内出血は目立ちますか?隠せますか?

    症状のあらわれかたには個人差がありますが、カバー力のあるファンデーションの他、コンシーラーを乗せるなどメイクで隠すことができます。反対色のカラーコントロール下地などを利用するのもよいでしょう。内出血は時間の経過とともに変化していきます。青っぽい状態ならオレンジ系やピンク系、赤っぽい状態なら緑などを利用することで、隠しやすくなります。メイクは手術翌日からできますが、アイメイクは1週間後からになります。

    内出血のほかにどのような症状がありますか?

    術後のタウンタイムには、内出血のほか、腫れや痛みがあります。目立つ腫れは1週間程度です。痛みは鈍痛で数日、術後にお渡しする痛み止めを内服すれば日常生活に影響がない程度です。内出血同様、体を温めたり顔に力を入れたりすると腫れや痛みの症状も出やすくなりダウンタイムが長引くため、術後の生活上の注意を守り、完成を待ちましょう。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明しました。

    ・下眼瞼脱脂で内出血が起こる原因

    ・下眼瞼脱脂で内出血が起こる確率

    ・内出血の期間について

    ・下眼瞼脱脂で内出血を防ぐためには?

    ・よくある質問

    下眼瞼脱脂のダウンタイム症状である内出血は、術後に顔の血流が促進されることによって目立ちやすくなります。もともと内出血が起こりやすい体質の人もいます。内出血が起こる確率は30程度とも言われますが、症状は概ね1~2週間で治まります。内出血を防ぐには、体を温めたり顔に力を入れたり、余計な治療をしないことです。納得いくまでカウンセリングを受け、信頼できる実績のあるクリニックを選びましょう。

    About the author
    日本形成外科学会 認定専門医 鈴木 知佳
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳
    SUZUKI CHIKA
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    • 鈴木知佳医師 症例写真
      施術名
      下眼瞼脱脂術
      施術の説明
      下眼瞼脱脂術とは、下瞼の裏(経結膜)を切開し、脂肪を除去する施術です。
      副作用(リスク)
      腫れ・内出血・痛み
      施術の価格
      両目295,000円(税込)
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      施術名
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      下眼瞼脱脂術
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      施術名
      下眼瞼脱脂+除皺術
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      下眼瞼脱脂+除皺術は、下瞼の表(経皮)を切開し、脂肪と皮膚を除去する施術です。
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      両目445,000円(税込)
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      下眼瞼脱脂+除皺術
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      下眼瞼脱脂+除皺術
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      下眼瞼脱脂術
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      下眼瞼脱脂術とは、下瞼の裏(経結膜)を切開し、脂肪を除去する施術です。
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      下眼瞼脱脂術
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      下眼瞼脱脂術
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      下眼瞼脱脂術
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