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  • 目の下のクマ・たるみをハイフで改善するメリット・デメリット

    投稿日:
    2022/02/01
    たるみ ハイフ 目の下
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    目の下のクマ・たるみ治療はいろいろありますが、ハイフで改善するメリット・デメリットはどのようなものでしょうか。ハイフがどのような人に向いているか、どのような種類があるのかを紹介し、ハイフでたるみを改善した症例を写真とともに解説します。ハイフ以外のおススメの目の下のクマ・たるみ取りやイセアクリニックが生み出したISEA HIFUの特徴も紹介します。

    ハイフとは

    ハイフとは高密度焦点式超音波(HIFU/High-Intensity Focused Ultrasoundの略)のことで、収束させた超音波によって、たるみの原因となる筋膜を収縮させ、皮膚の土台から引き締める治療です。太陽の熱を虫眼鏡で集めて焦がすイメージに似ていますが、ハイフは皮膚表面を傷つけず、痛みも軽いです。アプローチする部位によって脂肪を燃焼させたり、張りのもとであるコラーゲンの生成が促進されたりといった効果を期待できます。直後から変化を実感しやすく、半年ほど効果が持続します。

    目の下のクマ・たるみにハイフは効果ある?

    目の下のクマ・たるみにもハイフは効果がありますが、下眼瞼脱脂術のように大きな効果はないです。目の下のクマ・たるみには眼窩脂肪の突出によるもの、皮膚や筋肉の衰えによるものがありますが、目周りの浅い層に対してアプローチすれば、リフトアップ効果により目周りに張りをもたらすことができます。

    目の下のクマ・たるみをハイフで改善するメリット

    目の下のクマ・たるみ治療をハイフで改善するメリットは、「当日から効果を感じられ、ダウンタイムが短い」「リスク・痛みが少ない」「料金が安い」「メスや針・麻酔を使用しない」ことです。

    当日から効果を感じられ、ダウンタイムが短い

    目の下のクマ・たるみ治療を手術で行った場合、少なからずダウンタイムが生じ、完成までは約3か月かかります。ハイフであれば、ダウンタイムは殆どありません。直後に赤みや腫れ、内出血が生じることはありますが、メイクでカバーできる程度です。当日から効果が実感でき、その後も半年程度効果が持続します。

    リスク・痛みが少ない

    切る治療は感染や血腫、アレルギーなどのリスクがあり、術後に鈍痛がありますが、ハイフはメスを使わないため外科手術のようなリスクはなく、痛みも殆どありません。ハイフは不適切な部位に不適切なパワーで照射してしまえば、火傷や神経損傷のリスクはありますが、専門知識を持った医療スタッフによる施術であればリスクは稀です。

    料金が安い

    ハイフは手術に比べ安い料金で受けることができます。例えば、イセアクリニックでは「イセアハイフ」は顔全体で1回55,000円(医師)、44,000円(看護師)。目の下のクマ・たるみ取りの手術「下眼瞼脱脂」が両目275,000円であることを考えると、かなり手軽な料金です。ただし、ハイフでたるみ改善効果を維持するには回数を重ねる必要があります。

    メスや針・麻酔を使用しない

    メスを入れると体に傷が残り、注射をすれば痛みが生じますが、ハイフは肌内部にまでアプローチできるにもかかわらず、一切傷が残りません。麻酔や異物を体内に入れることによる副作用やリスクもありません。

    ハイフがおすすめの人

    ハイフは目の下のクマ・たるみが気になる人で、即効性やある程度の持続性が欲しい人、体にメスを入れたくない人、針を刺されたくない人、異物や薬を入れたくない人、周りにバレたくない人、ダウンタイムが取れない人、痛みが苦手な人、料金を抑えたい人などにおすすめです。

    目の下のクマ・たるみをハイフで改善するデメリット

    目の下のクマ・たるみをハイフで改善するデメリットは、「効果が大きくないこと」「複数回受けたほうが効果があること」「症例によってはたるみが改善できないこと」が挙げられます。

    効果は大きくない

    目の下のクマ・たるみに対し、ハイフは施術直後から効果を感じられますが、下眼瞼脱脂や下眼瞼除皺術のような切る治療ほど効果は大きくありません。1回でも筋膜の収縮は見られますが、数か月間かけて徐々にコラーゲンが生成されるため、皮膚の引き締め効果はじわじわとあらわれます。

    複数回受けたほうが効果がある

    ハイフの効果は1回でも実感できますが、複数回治療を受けていただくことで、より効果を実感しやすくなります。効果があらわれる仕組みは、定期的な照射によりコラーゲンの生成が代謝を上回るため。コラーゲンが代謝されてしまう前に、照射を繰り返すとよいでしょう。

    症例によってはたるみが改善できない

    ハイフの効果には個人差がありますが、外科治療と異なり根本治療とはならないため、たるみが強い人、脂肪が厚い人の場合、たるみが改善できないことがあります。

    ハイフの種類

    ハイフはリフトアップや小顔、痩身などの“目的”に合わせ、真皮層・脂肪層・SMAS層のような“照射深度”や“照射箇所”により「カートリッジ」を使い分けます。1.5mm/2.0㎜カートリッジは目元などの皮膚の薄い部位に、3.0㎜、4.5㎜は頬やアゴなど脂肪が多い部位に適してしています。機器によって痛みの程度や治療時間が異なります。

    ハイフ以外のおすすめの目の下のたるみ取り

    ハイフ以外のおすすめの目の下のたるみ取りには「下眼瞼脱脂」「ヒアルロン酸注入」などがあります。  

    下眼瞼脱脂

    下瞼にメスを入れ、目の下のクマ・膨らみの原因となっている眼窩脂肪を取り出す治療です。目の裏の粘膜からメスを入れる経結膜脱脂は見えるところに傷ができず、ダウンタイムは1~2週間。下瞼の皮膚表面からメスを入れる経皮脱脂は、同時に皮膚のたるみを取る除皺術と組み合わせることができます。縫合と抜糸があり、ダウンタイムは約2週間です。いずれも完成までは3カ月です。                                   

    ヒアルロン酸注入

    ヒアルロン酸注入は、目の下の眼窩脂肪の膨らみの影にヒアルロン酸を注入し、たるみをカモフラージュする治療です。根本的な解決にはなりませんが、ダウンタイムが殆どなく、当日からメイクもできます。外科手術のようなリスクもなくバレにくいため、手軽にできる治療です。  

    イセアクリニックのISEA HIFUの特徴 

    イセアクリニックのISEA HIFUは従来のハイフに比べ、劇的に痛みを軽減したマシンです。脂肪燃焼とタンパク質凝固の最低温度を狙うことで、痛みをできる限り抑えることができます。また、アプローチする部位、ショット数、パス数、ジュールコントロール、カートリッジのローテーションなど、最大の効果を発揮できる独自の組み合わせを研究を重ねて考案。ショット数とは超音波を照射する回数のことで、多いほど効果が大きくなり、広い範囲に照射できます。ジュールとはエネルギーの強さ、カートリッジは照射する深さのことです。肌のお悩みや状態に適した、ひとりひとり異なる施術を提供することができます。

    ハイフに関するよくある質問  

    ハイフに関するよくある質問にお答えします。

    ハイフは痛いですか?

    答え

    ハイフにもいろいろな種類がありますが、ISEA HIFEは麻酔を使用しなくても痛みを感じることは殆どありません。筋肉痛のような痛みを感じることはありますが、不安があればご相談ください。

    ハイフに即効性はありますか?

    答え

    ハイフは施術直後から効果を実感できます。効果の持続は半年程度です。

    ハイフを受けられない人もいますか?

    答え

    体内に埋め込み型医療機器を埋め込んでいる人、施術部位に金の糸や金属プレートを入れている人、重篤な皮膚疾患がある人、妊娠中・授乳中の人はハイフを受けられません。その他、既往のある人は事前にお申し出ください。

    まとめ

    今回は以下の内容についてお伝えしました。

    ・ハイフとは

    ・目の下のクマ・たるみにハイフは効果ある?

    ・目の下のクマ・たるみをハイフで改善するメリット

    ・ハイフはおすすめの人

    ・目の下のクマ・たるみをハイフで改善するデメリット

    ・ハイフの種類

    ・目の下のクマ・たるみが改善されたハイフの症例写真

    ・ハイフ以外のおススメの目の下のたるみ取り

    ・イセアクリニックのISEA HIFEの特徴

    ハイフとは、高密度焦点式超音波のこと。目の下のクマ・たるみにも効果があります。メスを入れないので、傷やダウンタイムがないのがメリットですが、手術ほど効果は得られず、効果も半年ほどで繰り返し治療を受ける必要があります。眼窩脂肪が厚い人などには効果がみられないこともあります。おすすめの人はメスや針、麻酔を使いたくない人、ダウンタイムが取れない人、周りにバレたくない人などです。ハイフ以外におすすめの目の下のたるみ治療は、下眼瞼脱脂やヒアルロン酸注入があります。イセアクリニックのハイフは痛みを最小限に抑え、最大の効果を追求した設計で、ひとりひとりに合わせた施術が可能です。

    About the author
    日本形成外科学会 認定専門医 鈴木 知佳
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳
    SUZUKI CHIKA
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