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  • 下眼瞼脱脂はコンタクトレンズの使用に影響がある?

    投稿日:
    2022/01/27
    コンタクト 下眼瞼脱脂
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    下眼瞼脱脂の治療を受けるとき、普段コンタクトレンズをしている人はどうしたらよいでしょう。術前・術後のコンタクトレンズを付ける・外すタイミング、コンタクトレンズを使用してはいけない理由や当日から装着可能としているクリニックの見解、1 dayタイプがおすすめの理由を紹介します。コンタクトレンズ以外の下眼瞼脱脂のダウンタイムの過ごし方や仕事復帰の時期について説明し、下眼瞼脱脂の経過を写真とともに解説します。

    下眼瞼脱脂の術後はいつからコンタクト装着していいか

    下眼瞼脱脂の術後は、1週間後からコンタクトレンズの装着が可能です。1 dayや1 weekなどの使い捨てレンズ、ソフトレンズ、ハードレンズとも共通です。

    当日はコンタクトの保存容器や眼鏡が必要

    手術はコンタクトレンズを外した状態で行います。当日コンタクトレンズを装着されたままご来院される場合は、コンタクトレンズ保存容器をご用意ください。術後はコンタクトレンズを装着できないため、必要に応じ眼鏡をご用意ください。

    なぜコンタクトを装着してはいけないのか

    下眼瞼脱脂は下瞼を切開します。術後にコンタクトレンズを装着すると、下瞼の粘膜を切る「経結膜脱脂術」では直接、下瞼の皮膚を切る「経皮脱脂術」であっても傷のすぐ裏に刺激が加わってしまいます。レンズの刺激が患部に伝わると、腫れや痛み、内出血などのダウンタイム症状が強く出たり長引いたりといったデメリットが生じ、装着の際に手が瞼に触れるため、細菌が入る可能性もあります。

    術後のコンタクトは1Dayタイプがおすすめ

    経結膜脱脂術後は1週間後からコンタクトレンズが装着できますが、術後の皮膚は完成までは不安定な状態です。普段から清潔なレンズをご使用いただいているとは思いますが、術後は傷への刺激を少しでも減らすため、1 dayタイプなど、より清潔なレンズの使用をおすすめします。

    施術当日からコンタクトOKのクリニックもある?

    なかには「施術当日からコンタクトレンズ装着可」「ソフトレンズは3日後、ハードレンズは1週間後から可」などと謳っているクリニックもあります。患部の状態には個人差があり、クリニックにより見解は分かれますが、なるべく安全にダウンタイムを短く済ませるには、1週間後からの使用を推奨しています。
    術後、コンタクトレンズを装着した際に粘膜の腫れが生じ、違和感を覚えることがあります。その場合は違和感が無くなるまで着用を控えて下さい。無理をしてしまうと傷の治りが悪くなります。

    施術前のコンタクトレンズの使用について

    施術前にコンタクトレンズの使用制限はありません。コンタクトレンズの種類も問いません。施術室に入る直前にあらかじめ外していただきます。

    コンタクト以外のダウンタイムの過ごし方

    コンタクトレンズ以外で注意したいダウンタイムの過ごし方をご紹介します。

    目薬

    目薬は下眼瞼脱脂の1週間後より再開可能です。使用を休止すると健康上影響が出てしまう疾患もあるため、常用している目薬がある場合は、事前に医師までお伝えください。

    アイメイク

    患部への刺激を避けるため、アイメイクは1週間控えましょう。ベースメイクは翌日から可能です。腫れや内出血は、コンシーラーなどで隠すことができます。

    当日は長時間のパソコンや読書なども避ける  

    目周りの血流がよくなると、腫れや内出血を引き起こします。施術日当日は、長時間の読書やパソコンの使用など、目の疲れにつながる行為はお控えください。就寝時は、枕を高くするなどし、なるべく頭を心臓の位置より高くしてください。

    仕事に行けるようになるのは何日後から?

    翌日から仕事に行くことは可能です。ただし、なるべく3日間は下瞼に保護テープを貼付したままお過ごしいただきたく、また、ダウンタイムには腫れや内出血がみられる場合もあります。マスクや眼鏡、メイクなどでカモフラージュできますが、可能ならば1週間ほどお休みを取って頂くことをおすすめします。

    下眼瞼脱脂の経過写真     

    下眼瞼脱脂の経過を写真と共に解説します。

    3日後
    ※施術から3日間は保護用のテープをはります。


    1週間後


    1か月後


    2か月後

    イセアクリニックの下眼瞼脱脂

    クリニックにより技術力や術式、ダウンタイムの考え方は異なります。イセアクリニックの下眼瞼脱脂は、解剖学を熟知した技術力のある医師がきれいに仕上げます。そのため、ダウンタイムが最小限で済みます。追加の脂肪注入や高周波メスを使用すると、技術レベルが高くない医師でも治療しやすくなりますが、粘膜が熱により劣化するので治りが悪化し、ダウンタイムが長引いてしまいます。治療にあたり、ダウンタイムを軽く早く済ませるための術後の過ごし方も医師がお伝えしますので、ご不明な点がございましたら、事前のカウンセリングで納得いくまでご相談ください。

    こちらの症例を詳しく見る

    下眼瞼脱脂の術後の過ごし方に関するよくあるご質問

    下眼瞼脱脂の術後の過ごし方に関するよくあるご質問にお答えします。                           

    ダウンタイムの注意事項はありますか?

    答え

    術後1週間は患部を擦らない様にご注意ください。体が温まり、血流が促進されると、腫れや内出血が強くあらわれてしまいます。長時間の入浴や激しい運動、目を酷使する行為はお控えください。痛みや腫れには3日間ほど、保冷剤などで断続的にクーリングを行うと緩和されます。

    ダウンタイム中はメイクできますか?

    答え

    下眼瞼脱脂の翌日からメイクは可能です。ただし、アイメイクは1週間後からとなります。         

    下眼瞼脱脂後、まつ毛エクステはいつからできますか?

    答え

    上まつ毛のエクステは問題ありません。下瞼が腫れている場合は、1週間は装着を避けてください。下まつ毛のエクステは1か月程度避けてください。

    まとめ

    今回は以下の内容についてご説明しました。

    ・下眼瞼脱脂の術後はいつからコンタクトを装着していいか

    ・なぜコンタクトを装着してはいけないのか

    ・術後のコンタクトは1Dayタイプがおすすめ

    ・施術当日からコンタクトOKのクリニックもある?

    ・施術前のコンタクトレンズの使用について

    ・コンタクト以外のダウンタイムの過ごし方

    ・仕事に行けるようになるのは何日後から?

    ・下眼瞼脱脂の経過写真

    ・イセアクリニックの下眼瞼脱脂

    下眼瞼脱脂の術後は1週間後からコンタクトレンズを装着できます。術直後にコンタクトレンズを装着してしまうと、下瞼への刺激がダウンタイムを長引かせてしまいます。なかには術後当日からコンタクトレンズ装着可のクリニックもありますが、患部に違和感を生じることがあります。万が一違和感があれば、すぐに使用をやめてください。施術当日は、コンタクトレンズを装着してきて構いませんが、コンタクトレンズのケースをご持参ください。コンタクトレンズ以外にも、ダウンタイムは目周りに血流が集まらないよう生活上の注意を守ってお過ごしください。翌日から仕事をすることはできますが、可能ならば1週間ほどお休みするとなおよいでしょう。

    About the author
    日本形成外科学会 認定専門医 鈴木 知佳
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳
    SUZUKI CHIKA
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