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  • 下瞼のクマ・たるみの原因とは?即効性のある対策も解説

    投稿日:
    2021/11/22
    たるみ 下瞼 原因
    大山 希里子医師
    著者
    東京イセアクリニック
    皮膚外科医
    大山 希里子

    Shere

    下瞼のクマ・たるみの原因は、遺伝や生活習慣によります。たるみの原因に対応した予防法、即効性のある解消方法を、自分でできるものから外科手術まで複数紹介し、おすすめの治療法“下眼瞼脱脂”のメリット・デメリットについて解説します。

    下瞼のクマ・たるみは老けて見える  

    皮膚や筋肉がたるむと、老けて見えます。特に下瞼のたるみは、影を作り黒クマとなり、より疲れた、やつれた、不健康な印象を与えます。さらに、頬がたるみ痩せることで、下瞼のたるみの影が強調されます。

    下瞼がたるむのは遺伝?それとも生活習慣?

    下瞼がたるむ大きな要因が、眼窩脂肪です。生まれつき目の周りにある眼窩脂肪の量が多い人もいます。眼窩脂肪の量は多くなくとも、生活習慣や加齢で眼窩脂肪が目立つようになる人もいます。いずれにしても、下瞼のクマ・たるみが一旦現れると、元に戻すことは困難です。

    下瞼がたるむ原因

    下瞼がたるむ原因は、加齢や生活習慣、もともとの眼窩脂肪の多さなどによる「眼輪筋の筋力低下」や「肌のハリの低下」、「眼窩脂肪の突出」などがあります。どのようにしてたるみが発生するのか、それぞれの原因について解説します。

    加齢による眼輪筋の筋力低下

    下瞼がたるむ原因のひとつが、加齢による眼輪筋の筋力低下です。眼窩脂肪は眼球をクッションのように包んでいます。目を囲むように存在する眼輪筋は、目の開閉運動を担っている筋肉で、眼窩脂肪が前に出ないように押しとどめる役割もあります。加齢により眼輪筋が衰えると、眼球、眼球の周囲にある皮膚や眼窩脂肪を支えきれなくなります。支えられなくなった眼窩脂肪は前に飛び出てたるみが生じます。突出した眼窩脂肪の量が大きいほど、影が大きくなり、黒クマとなります。

    乾燥や紫外線、加齢による肌のハリの低下

    原因のふたつ目は、乾燥や紫外線、加齢による肌のハリの低下です。肌の老化の原因の8割は紫外線によるものと言われています。紫外線を浴びることで、乾燥、たるみやくすみなど、あらゆる肌トラブルにつながります。また、年齢を重ねると、皮膚の張りや弾力、水分を保つコラーゲンやヒアルロン酸などの成分が減少します。皮膚の内外の水分が減ることや外的刺激を受けることで、たるみが生じやすくなります。

    生活習慣による筋肉の衰え

    3つ目の原因は、生活習慣による眼輪筋の衰えです。ものを見るときには、目のピント調整をする毛様体筋と目元を動かす眼輪筋を使います。年齢に関係なく、パソコンやスマホなどの利用時間が増えると、手元を見続けることになります。眼輪筋が緊張し、瞬きが減ります。そうした生活習慣が続くと、目周りの血流が悪くなり、筋肉は凝り固まり、張りを失います。

    眼窩脂肪の膨らみ

    4つ目の原因である眼窩脂肪の膨らみは、加齢や生活習慣によるものとは限りません。生まれつき眼窩脂肪が多い場合は、若くても目元が膨らみ、影ができて、たるんでいるように見えてしまいます。さらに眼輪筋が薄い人は、若くてもたるみやすい傾向にあります。

    下瞼のクマ・たるみを予防するには

    下瞼のクマ・たるみを予防するには、眼輪筋エクササイズ、化粧品、などを活用する方法があります。眼輪筋の筋力向上のため眼球を動かす眼輪筋エクササイズは、筋肉の緊張を取り除き血行を促してくれます。目元専用化粧品には、目もとの皮膚の張りや弾力を補う成分、血行を促す成分が含まれた美容液やクリームがあります。効果を実感するまでに時間がかかりますが、予防として生活習慣に取り入れるのはよいでしょう。

    下瞼のクマ・たるみの即効性のある解消方法

    既にできてしまった下瞼のクマ・たるみに対して、即効性のある解消法を紹介します。

    ヒアルロン酸注入やPRP療法、外科手術なら下眼瞼脱脂があります。

    ヒアルロン酸注入

    影のあるへこみの部分にヒアルロン酸注入することでたるみを目立たなくさせる方法です。メスを使わない、施術時間が短い、ダウンタイム症状が軽いといったメリットがあります。ヒアルロン酸は人体にもともと含まれる成分で安心感はある一方、時間の経過とともに体内に吸収されてしまうため、効果は永久ではありません。

    PRP療法

    患者様ご自身の血小板を下瞼に注入することで、皮膚の張りを期待する治療法です。血小板は、繊維芽細胞の成長を促します。線維芽細胞は、肌の張りを作るコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸のもととなる細胞です。患者様から血液を採取した後、血小板を取り出し、下瞼に注入します。1~2ヵ月経つと肌に弾力が生まれ、効果は2年ほど持続します。     

    下眼瞼脱脂

    下眼瞼脱脂は、下瞼のクマ・たるみの原因となる眼窩脂肪を取り除く手術です。たるみの原因を根本的に解決します。患部に局所麻酔の注射を行い、下まぶたの皮膚表面(経皮脱脂)または裏側の粘膜部分(経結膜脱脂)を切り開き、突出している眼窩脂肪を適量取り出します。眼窩脂肪がなくなると黒クマも解消します。皮膚がたるんでいる人は同時に皮膚のたるみを切り取る治療と併用することもできます。

    下眼瞼脱脂のメリット・デメリット

    下眼瞼脱脂にはメリット・デメリットがあります。メリットは、下瞼のクマ・たるみの原因である眼窩脂肪を除去でき、半永久的な効果を得られることです。他の外科手術に比べダウンタイムが短く、目立つ症状は1~2週間です。経結膜脱脂の場合、粘膜からメスをいれるため、外からは傷が見えません。脱脂の結果、涙袋が目立つ効果を得られる人もいます。デメリットは、少なからずダウンタイム症状があることと、経皮脱脂では下瞼の際の見えるところに傷ができることです。傷は、はじめは赤く腫れますが、時間の経過とともに白く薄く目立たなくなります。

    イセアクリニックの下眼瞼脱脂

    「下眼瞼脱脂をキレイに仕上げるため」と称し、追加の脂肪注入を勧めたり高周波メスを使用したりするクリニックがありますが、かえってダウンタイムを長引かせてしまいます。イセアクリニックでは、追加の脂肪注入をせず、高周波メスを使用せずとも、解剖学を熟知した技術力のある医師が、脱脂だけできれいに仕上げます。そのため、ダウンタイムが最小限ですみます。下瞼のたるみが手術の適応になるかどうかなど、事前の無料カウンセリングにてお気軽にご相談ください。

    こちらの症例写真の詳細はこちら

    下瞼のクマ・たるみに関するよくある質問            

    下瞼のクマ・たるみに関するよくある質問にお答えします。

    下瞼のクマ・たるみの原因は何ですか?

    答え

    下瞼のクマ・たるみの原因は、主に加齢や生活習慣による筋肉や皮膚の衰え、それにより支えきれなくなった眼窩脂肪の突出です。

    20代でも下瞼のクマ・たるみが気になりますが、治療対象になりますか?

    答え

    年齢に関係なく、生まれつき眼窩脂肪が多い人は下瞼がたるみやすい傾向にあります。また、スマホやパソコンの使用など目を酷使する生活習慣により、下瞼がたるみやすくなることがあります。

    下瞼のクマ・たるみはメイクで誤魔化せますか?

    答え

    下瞼のクマ・たるみによりできた影・黒クマには、コンシーラーやコントロールカラーによるカモフラージュがある程度有効です。ただし、たるみの程度が大きすぎると誤魔化しきれないこともあります。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明しました。

    ・下瞼のクマ・たるみは老けて見える

    ・下瞼がたるむのは遺伝?それとも生活習慣?

    ・下瞼がたるむ原因

    ・下瞼のクマ・たるみを予防するには

    ・下瞼のクマ・たるみの即効性のある解消方法

    ・下眼瞼脱脂のメリット・デメリット

    ・イセアクリニックの下眼瞼脱脂

    下瞼のクマ・たるみは老けた印象を与えます。たるみの原因は、もともと遺伝で眼窩脂肪が多い人もいれば、加齢や生活習慣による人もいます。いずれにしても、眼輪筋が衰えると、眼窩脂肪を支えきれなくなり前に突出します。筋肉だけでなく、皮膚がたるむこともあります。自力でたるみを予防するには、エクササイズ、化粧品、などがあります。即効性のある解決方法としては、ヒアルロン酸やPRP療法などの注入法、下眼瞼脱脂という手術があります。下眼瞼脱脂でたるみの原因となる眼窩脂肪を除去することにより、根本的な解決が得られ、効果も半永久的です。粘膜側からメスで切開する方法であれば、傷も見えず、ダウンタイムはあっても短く済みます。

    About the author
    美容皮膚科診療部長 大山 希里子
    美容皮膚科診療部長
    大山 希里子
    OYAMA KIRIKO
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    • 大山 希里子医師 症例写真
      施術名
      下眼瞼脱脂術
      施術の説明
      下眼瞼脱脂術とは、下瞼の裏(経結膜)を切開し、脂肪を除去する施術です。
      副作用(リスク)
      腫れ・内出血・痛み
      施術の価格
      両目295,000円(税込)
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      下眼瞼脱脂術
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