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ドクターズコスメ・ゼオスキンでは、高濃度レチノールを配合した化粧品が多数あります。
ゼオスキンのなかでも積極的なスキンケアプログラム「セラピューティック」では、トレチノインを使用します。トレチノインは処方医薬品です。医師の処方箋がないと買えないという意味です。
ゼオスキンで用いられる他の高濃度レチノールよりも強い働きでターンオーバーを促し、皮膚を正常化するトレチノインには、いくつかの濃度があります。どのように選べばよいのでしょうか。
ゼオスキンプログラムにおけるトレチノイン濃度の選び方、使い方、反応期の経過も解説します。
トレチノイン濃度には0.025%、0.05%、0.1%があります。
トレチノインはビタミンA誘導体で赤みや皮剥けなどの「A反応」を伴います。
トレチノインはシリーズの他の化粧品と異なる「医師の処方が必要な薬」で、そのぶん効果も副反応も強くあらわれます。日本では未承認薬ですが、アメリカのFDAでニキビ・シミ・小じわの治療薬として認可を受けています。
トレチノインは処方薬なので、濃度の選択は医師が行います。医師が肌状態を診たうえでライフスタイルなども考慮し、適切な濃度・治療方針を提案します。
基本的にはゼオスキンのトレチノイン濃度は標準の0.05%からはじめ、1か月毎の経過観察で継続・負荷増強・減量・一時中止など、肌の変化を診ながら濃度調整が行われます。A反応が強すぎると予想される人、A反応を控えめにしたい人は、0.025%から始めることもあります。
ゼオスキンでは、「セラピューティック」という積極的なプログラムにおいて、「トレチノイン」と強力な美白作用をもつ「ハイドロキノン」含有化粧品(ミラミックス)を組み合わせて使用します。
ゼオスキンで「トレチノイン」を使った「セラピューティックプログラム」の手順は、以下の通りです。
ゼオスキンのトレチノインの頻度は、基本的には、セラピューティック中、夜に使用します。
適切な使用頻度には個人差があるため、医師の診断に基づき調整します。
休薬すると効果が落ちてしまうため、スケジュールにより休薬の希望がある場合はご相談ください。また、休薬しても5~7日は症状が落ちつかないことがあります。
その後、移行期は使用頻度を減らし、休薬期は使用を中止します。
ゼオスキンのセラピューティックプログラムの「反応期」は約4~6週間。この時期は肌が生まれ変わる期間です。トレチノインを使用することで、肌のターンオーバーを促進させる効果が期待できます。同時に、乾燥や過敏性が増し、シワが目立つ、赤み、ヒリヒリ感、皮剥け、ニキビが一時的に悪化するなどの「A反応」があらわれます。特に最初の3~4週間は強く反応が出やすい時期です。その後、「耐久期」(4~6週間)に入ると、反応が落ち着いてきます。
ゼオスキンは短期間で肌質を改善する効果が期待できる反面、トラブルを起こしやすいスキンケアでもあります。特にセラピューティックプログラムは、医薬品である「トレチノイン」も併用するため、経過を診ながら適切な使用方法が求められます。
イセアクリニックでは、ゼオスキンをはじめる前に必ず専門の医師がカウンセリングを担当。「肌を正確に診断し」、患者様ひとりひとりに「適切な製品をえらび」、「最適な使用法の指導」に努めています。カウンセリングは無料です。
ゼオスキンの症例写真もご用意しております。ニキビ・色素沈着・シミなど、気になる肌トラブルについて、ご確認ください。
ゼオスキンのトレチノインに関するよくある質問にお答えします。
ゼオスキンのトレチノイン濃度には0.025%、0.05%、0.1%があります。トレチノインは処方薬のため、使用する濃度は、ひとりひとりの肌の状態や経過を医師が診断し、決定します。
レチノールは医薬部外品/化粧品の成分です。ビタミンAとして、体内でトレチノインへ変換されます。
トレチノインは医薬品です。正式名称はオールトランスレチノイン酸、一般にはビタミンA誘導体として知られます。生理活性はレチノールの約50~100倍。そのぶん、肌への効果も副作用も大きいのが特徴です。
トレチノインを継続すると耐性がつくため、長期使用せず一旦休止・再開し耐性を減らすことで、ふたたび効果が期待できます。
今回は以下の内容について紹介いたしました。
・ゼオスキンのトレチノイン濃度
・ゼオスキンのトレチノイン濃度の選び方
・ゼオスキンのトレチノインの使い方
・ゼオスキンのトレチノインの反応期の経過
・ゼオスキンのトレチノインの症例
・イセアクリニックのゼオスキン
ゼオスキンのトレチノイン濃度は0.025%、0.05%、0.1%。トレチノインは処方医薬品のため、濃度は医師が診断して選びます。セラピューティックプログラムにおいて、夜のみ、スキンケアの最後にハイドロキノン(ミラミックス)と混ぜて使用します。使い始めの「反応期」の4~6週間は、トレチノインの作用により、肌の生まれ変わりとともにA反応と呼ばれる赤みや皮剥け、痒みなどの症状があらわれます。