ゼオスキン スキンブライセラムの使い方は?効果や順番を解説

投稿日:
2023/01/07
くすみ アンチエイジング シミ ゼオスキン ホームケア 肌のキメ
大山 希里子医師
著者
東京イセアクリニック
皮膚外科医
大山 希里子

Shere

ゼオスキンは肌質改善のための医療機関専売化粧品。ゼオスキン製品のなかでも「スキンブライセラム」は高濃度ビタミンAシリーズとして、「レチノール」によるエイジングケアができる製品です。

肌への効果も期待できますが、負担も伴うため、適切な使用方法が求められます。
スキンブライセラムについて、使い方、経過、注意点を紹介し、写真とともに症例を解説します。

ゼオスキン スキンブライセラムとは

スキンブライセラムは、高濃度レチノールを含む美容クリームです。

レチノールは、ゼオスキンの「セラピューティックプログラム」で用いる処方薬「トレチノイン」に比べるとマイルドで、肌のキメを整え、バリア機能をサポートし、ハリのある肌に導く化粧品です。また、ビタミンCとともにシミやくすみを防ぎ、トーンアップが期待できます。


レチノール濃度の違いにより、「スキンブライセラム0.25」「スキンブライセラム0.5」「スキンブライセラム1.0」がラインナップされており、カウンセリングに基づき適切な濃度の製品が選択されます。


スキンブライセラムの使用がおすすめの人は、美白剤である「ハイドロキノン」を使用したプログラム後の色調キープ用、ハイドロキノンを使用できない人、肌の透明感を高めたい人、トーンアップしたい人、紫外線ダメージが気になる人、小ジワ・ハリを改善したい人、レチノール濃度の高い製品を探している人です。

ゼオスキン スキンブライセラムの有効成分

スキンブライセラムには、以下のような有効成分が含まれています。

  • レチノール:ビタミンA.。コラーゲンなどを生み出す繊維芽細胞を活性化し、肌のターンオーバーを促進
  • バクチオール:シミのもととなるメラニンの生成を抑え、排出を促すことで色素沈着を防ぐ
  • ビタミンC:肌を酸化ストレスから守る
  • グルタチオン・カッコウチョロギエキス・大豆イソフラボン:メラニンの生成を抑制

これらの有効成分により、スキンブライセラムはニキビ、シミ、くすみ、ハリなどの改善に効果が期待できます。

他ゼオスキン高濃度レチノール(アクティブビタミンA)との違い

スキンブライセラムは「ARナイトリペア」同様、レチノールがオレオソーム化加工されています。

オレオソーム化されたレチノールは、A反応が早期ではなく使用開始後しばらくしてからあらわれる可能性があります。

スキンブライセラムは、ゼオスキンの他の高濃度レチノール製品に比べ低濃度からはじめることができます。0.25%、0.5%、1.0%と、段階を追って増量できるため、A反応が心配な人にも挑戦しやすい製品でしょう。

※価格は全て税込表示

ゼオスキン スキンブライセラムの使い方

スキンブライセラムは、ゼオスキン独自のプログラム・高濃度ビタミンAシリーズを使用した「メンテナンスプログラム」や、ハイドロキノンと処方医薬品を使用した「セラピューティック」の維持期に用いられます。
1回量は1~2プッシュです。スキンブライセラムには0.25%、0.5%、1%濃度の3種類があり、初めてレチノール製品を使用される場合は低い濃度からはじめ、反応を確認しながら濃度を上げていきます。

ゼオスキン スキンブライセラムの順番

ゼオスキンで「スキンブライセラム」を使ったコースの手順は、以下の通りです。

  1. メイク落とし・洗顔:ジェントルクレンザー
  2. 角質ケア:エクスフォリエーティングポリッシュ
  3. 化粧水:バランサートナー
  4. 光老化ケア
  5. エイジングケア:スキンブライセラム(夜のみ)/日焼け止め:BSサンスクリーンSPF50(朝のみ)

洗顔と化粧水で肌を整えた後、お手入れの最後に「スキンブライセラム」を手にとり、肌になじませます。初めてレチノール製品を使用するときには、A反応を考慮し、レチノール濃度の低い順に使用することをおすすめします。

ゼオスキン スキンブライセラムの頻度

スキンブライセラムは、他のゼオスキンの高濃度レチノール製品同様、週2回・夜のみの使用です。定期的に医師の診察を受け、肌状態に合わせて使用頻度についても指導を受けましょう。
スキンブライセラムはA反応を伴うため、イベントなどで休薬をしたい場合には、1週間程前から使用を中止してください。ただし、頻繁に使用を中止すると効果が薄れてしまう可能性があります。

ゼオスキン スキンブライセラムの経過

スキンブライセラムは、レチノールによるA反応を伴います。A反応の症状は赤み、皮むけ、一時的なニキビの悪化など。ゼオスキンの他のレチノール製品と異なり、スキンブライセラムに含まれるレチノールは長時間肌にとどまるように設計されています。A反応があらわれるのは使用後すぐではなく、数日してからです。

一般に、使用後、3日目は反応なし、4・5日目にA反応がみられ、6・7日目で反応が治まります。

ゼオスキン スキンブライセラムの注意点

妊娠中、授乳中、ナッツアレルギーの人は使用できません。 その他、持病やアレルギーがある場合は、あらかじめクリニックにご相談ください。
使用後のA反応は正常な反応ですが、痒みや腫れが強くあらわれた場合は使用を中止して、クリニックまでご連絡ください

イセアクリニックのゼオスキン

ゼオスキンは短期間で肌質を改善する効果が高い反面、トラブルを起こしやすくもあります。スキンブライセラムを含む高濃度ビタミンAが配合された製品は、赤みや皮むけなどのA反応があらわれる可能性も。適切なプログラム選びや製品選びが欠かせません。


イセアクリニックでは、ゼオスキンをはじめる前に必ず専門の医師がカウンセリングを行います。「肌を正確に診断し」、患者様ひとりひとりに「適切な製品をえらび」「最適な使用法を指導」しています。カウンセリングは無料です。お気軽にお問合せください。

ゼオスキン スキンブライセラムに関するよくある質問

スキンブライセラムに関するよくある質問にお答えします。

ゼオスキン スキンブライセラムは毎日使える?

スキンブライセラムは、ゼオスキンの他の高濃度レチノール製品同様、原則として週2回・夜のみの使用が推奨されています。

ゼオスキン スキンブライセラムは皮むけしない?

スキンブライセラムは、レチノール濃度0.25%~1%と高濃度であるため、皮むけなどのA反応が出やすい製品です。

ゼオスキン スキンブライセラムとミラミンは併用できる?

併用可能です。セラピューティックよりマイルドな「メンテナンスコース」では、スキンブライセラムとミラミンを併用します。

まとめ

今回は以下の内容について紹介いたしました。


・ゼオスキン スキンブライセラムとは
・ゼオスキン スキンブライセラムの使い方
・ゼオスキン スキンブライセラムの経過
・ゼオスキン スキンブライセラムの症例
・ゼオスキン スキンブライセラムの注意点
・イセアクリニックのゼオスキン


スキンブライセラムは、ゼオスキンの高濃度ビタミンA配合美容液です。

セラピューティックプログラムの維持期、メンテナンスプログラムに用いられます。夜のお手入れの最後に1回1~2プッシュ、週2回使用します。

使用後、赤み、皮剥け、かゆみなどのA反応があらわれる可能性があります。妊娠中やナッツアレルギーの人は使用できません。

イセアクリニックのゼオスキンのカウンセリングは、専門の医師が無料で対応しています。お気軽にご相談ください。

About the author
皮膚外科医 大山 希里子
皮膚外科医
大山 希里子
OYAMA KIRIKO
Related article
About us

美容外科・皮膚科
東京イセアクリニックの
スキンケア専門サイトです。