フォトフェイシャルでシミは濃くなる?シミへの効果や経過を解説

投稿日:
2023/08/31
シミ スキンケア
大山 希里子医師
著者
東京イセアクリニック
皮膚外科医
大山 希里子

Shere

フォトフェイシャルのシミへの効果について「術後にシミは濃くなるって本当?」「シミ改善までに何回かかるの?」といった疑問や不安を感じている人もいるでしょう。

フォトフェイシャルによるシミ改善の効果、治療回数・頻度・間隔、シミが濃くなると言われる理由、経過を写真付きで解説します。

シミのお悩みでフォトフェイシャルを検討している方のために、料金、痛み、ダウンタイムの過ごし方やシミを悪化させない対策も紹介します。

フォトフェイシャルのシミへの効果

フォトフェイシャルには、シミを原因から改善する効果が期待できます。シミ・そばかすの原因は、表皮層にある黒いメラニン色素の沈着によるものです。フォトフェイシャルの光がメラニンに吸収されると、熱を発して分解します。分解されたメラニンは、ターンオーバーに伴い2~3日かけて少しずつ肌表面に浮き上がり、自然にはがれ落ちるでしょう。また、メラニン色素の生成を抑える効果も期待できます。フォトフェイシャルは、できてしまったシミやそばかすを分解し、新しいシミをできにくくすることで、シミを薄くしていく治療です。

フォトフェイシャルには、症状に合わせて最適な光の波長を選択するフィルターがあります。例えば、部分的なシミ・そばかすには515nmのフィルター、顔全体には560nmのフィルター、お肌の深い部分のシミには695mのフィルターが適しています。

フォトフェイシャルのシミ以外の効果  

フォトフェイシャルには、シミ以外にも「毛穴開き」「しわ・たるみ」「酒さ・赤ら顔」「クマ・黒ずみ」「ニキビ跡」「ニキビ」の改善効果が期待できます。それぞれの肌トラブルに対応できるのは、フィルターを交換することで、適した光の波長を選択できるため。黒色・赤色の色素の分解、ターンオーバーの促進、コラーゲン増生などが得意な波長を選択することで、目的とする治療に対し効果を高めます。

フォトフェイシャルのシミ改善は何回から?

フォトフェイシャルのシミ改善効果は、1回の施術で効果を実感できる人もいますが、5~10回治療を重ねるのがおすすめです。

薄いシミは少ない回数でも改善が期待できますが、深い層にあるシミは治療を何度も重ねる必要があります。深いところにあるシミにも反応しにくい理由は、光が働きかける範囲が肌の浅い層であり、深い層までは届きにくいためです。

なお、薄すぎるシミや濃すぎるシミにも効果があらわれにくいことがあるので、カウンセリングの際に確認しておくとよいでしょう。

フォトフェイシャルの施術頻度・間隔

フォトフェイシャルの施術頻度は、月1回程度が目安です。フォトフェイシャルは比較的マイルドな治療で、ダウンタイムもほとんどありませんが、ダメージはゼロではありません。光エネルギーがシミの原因となるメラニンにあたると熱を発します。頻回に行うとかえってダメージとなり、新たな肌トラブルにつながります。適切な頻度で治療を行う場合も、術後の保湿や紫外線対策は欠かせません。

フォトフェイシャルでシミは濃くなる?

フォトフェイシャル後は一時的にシミが濃くなることがありますが、経過とともに薄くなるでしょう。

治療により分解されたメラニン色素は、ターンオーバーに伴い2~3日かけて少しずつ肌表面に浮き上がります。その時点では以前よりもシミが濃くなったり、かさぶたができたりすることもありますが、自然に剥がれます。また、炎症後色素沈着を起こすことがありますが、3~6か月かけて自然に治まるでしょう。

フォトフェイシャルのシミ改善の料金

美容医療は自由診療のため、フォトフェイシャルの料金はクリニックにより異なります。その他、カウンセリング代、診察代、アフターケア代の有無、施術者の資格による違い、回数による違いなどがあります。治療回数や治療までにかかる費用を確認しておきましょう。

フォトフェイシャルのシミ改善の痛み・ダウンタイム

フォトフェイシャルの痛みは、ゴムではじかれるような感覚です。皮膚が薄い部位、シミの濃い部位は痛みを感じやすい傾向にあります。フォトフェイシャルには冷却機能も搭載され痛みを緩和してくれるため、麻酔を使うほどではありませんが、痛みの感じ方には個人差はあります。痛みに弱い人はクリニックの対策を確認しておきましょう。

フォトフェイシャルのダウンタイムは、基本的にほとんどありません。照射後すぐにメイク・洗顔・シャワーが可能です。施術後に赤みやひりつきが出る可能性がありますが、数時間で治まるでしょう。ただし、強い痛みや症状が3日以上続く場合は、クリニックにご連絡ください。

フォトフェイシャルでシミを悪化させない対策

フォトフェイシャル後にできる「かさぶた」は、無理に剥がすと跡になってしまうことがあります。自然に剥がれるのを待ちましょう。

また、術後の肌は普段以上にデリケートな状態です。術後1週間程度は普段以上に摩擦を避け、保湿や紫外線対策を徹底しましょう。

イセアクリニックのフォトフェイシャルのシミ改善

イセアクリニックでは、厚労省の承認を得た医療機器「フォトフェイシャルM22を使用しています。おひとりおひとりの肌状態に合わせて、フォトフェイシャルを含むフルオーダーメイドの治療「パーソナルスキンケアプラン」をご用意しています。お肌の変化を見逃さない完全担当制です。

カウンセリングは無料、回数により割引があります。お気軽にご相談ください。シミ治療の様子は、症例写真でご確認いただけます。

フォトフェイシャルとシミに関するよくある質問

フォトフェイシャルとシミに関するよくある質問にお答えします。

フォトフェイシャルでシミは消えない?

答え

フォトフェイシャルはシミのもととなる「黒いメラニン色素」を分解したり、メラニン色素の生成を抑えたりする効果があります。ただし、薄すぎるシミ・濃すぎるシミは消えないこともあります。

フォトフェイシャルでシミは浮き出る?

答え

分解されたメラニン色素は、ターンオーバーに伴い2~3日かけて少しずつ肌表面に浮き上がります。一時的にシミが濃くなったり、かさぶたができたりすることもあります。

フォトフェイシャルをやめるとシミは再発する?

答え

フォトフェイシャルには今あるシミの改善効果は期待できますが、術後の日常的な紫外線対策やストレスなどにより、新たなシミが生成される可能性はあります。

まとめ

今回は以下の内容についてご説明いたしました。

・フォトフェイシャルのシミへの効果

・フォトフェイシャルのシミ改善は何回から?

・フォトフェイシャルでシミは濃くなる?

・フォトフェイシャルのシミ改善の料金

・フォトフェイシャルのシミ改善の痛み・ダウンタイム

・フォトフェイシャルでシミを悪化させない対策

・イセアクリニックのフォトフェイシャルのシミ改善

フォトフェイシャルには、「できてしまったシミ・そばかす」を分解・排出し、「新しいシミ」の生成を抑える効果が期待できます。1回でも効果はありますが、シミは肌の見えないところにも潜んでいるため、1か月間隔で5~10回繰り返す効果的です。ターンオーバーに伴い、肌奥のシミが浮き上がるときにシミが濃く見えることがありますが、自然に排出されます。かさぶたになった場合も自然に剥がれ落ちていきます。料金体系はクリニックにより異なるため、確認が必要です。

痛みは軽く、ダウンタイムはほとんどないため、術後の生活にも大きな影響はありません。フォトフェイシャルでシミ治療をした後は、肌がデリケートな状態です。保湿や紫外線対策を徹底することで、新たなダメージを防ぎましょう。

About the author
皮膚外科医 大山 希里子
皮膚外科医
大山 希里子
OYAMA KIRIKO
Related article
About us

美容外科・皮膚科
東京イセアクリニックの
スキンケア専門サイトです。