ダーマペンの効果はいつから?肌のお悩み別に経過を紹介

投稿日:
2023/06/15
くすみ たるみ シミ シワ スキンケア ダーマペン ニキビ ニキビ跡 妊娠線 毛穴の黒ずみ
権東 容秀医師
著者
東京イセアクリニック
日本形成外科学会 認定専門医
日本皮膚科学会 認定専門医
権東 容秀

Shere

ダーマペンの効果はいつから実感できるのでしょうか。

ダーマペンの効果は症状や針の長さ、使用する薬剤により異なります。効果があらわれる時期、肌悩み別の改善の経過、針の深さ別の効果のあらわれかた、効果を早める方法、持続時間を紹介します。

ダーマペンの効果はいつから?

ダーマペンの効果を感じられる時期は、早い人で施術数日後から、多くはダウンタイムが過ぎた1~2週間後くらいからとなります。約1か月後には術後の効果が安定するでしょう。

回数としては、はじめのうちはダウンタイムの反応など経過を診ながら施術内容を調整していくため、5回以上行うと実感しやすくなります。はっきりとした効果を実感できるタイミングは、肌の状態により1回~10回以上までさまざまです。

ダーマペンの効果がいつからあらわれるのか、肌悩み別に紹介します。

ニキビ

ニキビの改善効果を感じる目安は、3~5回程度です。1回の施術でも効果は期待できますが、ニキビができやすい肌質を改善するには治療を重ねる必要があります。

ニキビの要因は、角質肥厚や過剰な皮脂、皮脂をエサにするアクネ菌。ダーマペンにより肌のターンオーバーが整い、肥厚した角質が剥がれ皮脂の排出が促されると、アクネ菌は成長できなくなりニキビもできにくくなります。

ニキビ跡・クレーター     

ニキビ跡で効果を実感できる目安は3~6回程度。深いニキビ跡やクレーターの場合は5~10回、あるいはそれ以上かかることもあります。

ニキビ跡とは色素沈着や傷跡です。色素沈着には、ダーマペンで表皮のターンオーバーを整えることで、メラニン色素の排出を促すことができます。凸凹した傷跡・クレーターには、ダーマペンで真皮のコラーゲンやエラスチンの産生を促すことによって改善が期待できます。クレーターは真皮や皮下組織までダメージが及んだ状態のため、改善効果を得るには多めの治療回数が必要です。

毛穴の黒ずみ・開き

毛穴の黒ずみや開きで効果を実感できる目安は3~6回程度です。

ダーマペンでターンオーバーが整うと、皮脂の排出がスムーズになり、毛穴の詰まりを予防します。毛穴が詰まりにくくなれば、毛穴が押し広げられた「開き毛穴」も、詰まった皮脂が酸化してできる「毛穴の黒ずみ」も避けられるでしょう。

くすみ・シミ

くすみ・シミで効果を実感できる目安は5~10回程度です。いずれもターンオーバーが整うことで改善が見込めます。

シミの原因はメラニン色素。ダーマペンでターンオーバーが整うと、メラニンが排出されます。くすみの原因はメラニン色素のほか、角質肥厚、血行不良などさまざまです。メラニン型のくすみはシミと同様のプロセスで改善が見込めます。角質肥厚はターンオーバーが整うことで肥厚した角質が剥がれ、透明感が生まれます。

シワ・たるみ

シワ・たるみで効果を実感できる目安は3~6回程度です。

加齢によりコラーゲンやエラスチンが減少・変性すると、肌の弾力や柔軟性が失われ、しわやたるみが生じやすくなります。ダーマペンによりコラーゲンやエラスチンの修復・産生が促されると、肌にハリや弾力が生まれ、シワやたるみの改善が期待できます。

妊娠線

妊娠線で効果を実感できる目安は、5~10回程度です。顔の治療は3~4週間ごとですが、妊娠線の場合は6週間に1回のペースがおすすめです。

硬く白く残った妊娠線は真皮層まである傷で、そのままでは改善しません。ダーマペンの針を真皮層まで刺すことで、コラーゲンやエラスチンの産生を促し、傷の改善効果が期待できます。

なお、妊娠中は施術を受けられません。

ダーマペンの針の深度別の効果はいつから?

ダーマペンの針の深度別に、対応する治療部位・肌の悩み・効果が出るまでの目安日数を一覧にしました。

ダーマペンの針の長さは0.2㎜~3.0㎜まで0.1㎜刻みで設定ができます。針の深さにより期待できる効果は異なります。針が長いからといって、効果があらわれるまでが早いわけではありません。肌悩みなど、状況に応じて深さを選びましょう。

針の深度治療部位肌の悩み効果が出るまでの目安日数
0.2mm~表皮ニキビ・美白約28日~ ・ダウンタイムは数日程度 ・十分な効果を実感するには1か月ごとに1回~10回程度施術が必要
0.8mm~真皮ニキビ跡・毛穴の開き・肌のたるみ・小じわ約28日~ ・ダウンタイムは4~5日程度 ・十分な効果を実感するには1か月ごとに3~6回程度施術が必要
1.5mm~皮下組織クレーター(凸凹)・傷跡約28日~ ・ダウンタイムは6~7日程度 ・十分な効果を実感するには1~1.5か月ごとに5~10回以上施術が必要

0.2mm~

表皮の深さは約0.2mm。0.2㎜の針は、ニキビや肌質改善など表皮のターンオーバーを促す治療に適しています。ダウンタイムは内出血がなければ数日程度です。

0.8mm~

0.8㎜は真皮層に到達する長さです。真皮の厚みは約1.8㎜、肌表面からの深さは0.2~2.0㎜です。ニキビ跡、毛穴の開き、たるみ、小じわの治療に適しています。ダウンタイムは内出血がなければ4~5日程度です。

1.5mm~

1.5㎜~は真皮の奥深くから皮下組織にかけて到達する長さです。クレーターや傷跡など深い傷の治療に適しています。ダウンタイムは内出血がなければ6~7日程度です。

ダーマペンの効果を早める方法

ダーマペンの効果を早めるには、アフターケアが大切です。術後は肌のバリア機能が落ち、ダメージを受けやすい状態です。術後12時間は洗顔を避け、メイクは翌々日まで控え、保湿や紫外線ケアを徹底しましょう。術後12時間は針穴が閉じていないため、洗顔やメイクをしてしまうと石鹸や化粧品の成分、あるいは汚れが皮膚に入ってしまい、炎症を起こす可能性があります。普段以上にデリケートな状態なので、スキンケアを怠ると色素沈着になりやすい時期です。

ダーマペンの効果の持続期間  

ダーマペンの肌質改善の持続時間は半年程度と言われています。

ただし、肌の状態や併用する薬剤によっても持続期間は異なります。ダーマペンは傷を修復する力を利用して、肌の生まれ変わりを促す治療です。一般に、手術の傷が目立たなくなるまでには、半年から1年程度かかります。毎日見ていると気づきにくいかもしれませんが、術後の肌は修復作業を続けています。

傷は一度治れば落ち着くことがほとんどですが、1回ですべての傷を修復できるわけではありません。ニキビなど肌質改善効果を狙うには、回数も必要です。定期的に治療を受けることをおすすめします。

イセアクリニックのダーマペン

イセアクリニックのダーマペンは、FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けたダーマペン4という医療機器を使用しています。ダーマペンを含むスキンケアプランは、医師がおひとりおひとりの肌状態に合わせてご提案するフルオーダーメイド治療です。また、厳選されたスタッフによる完全担当制をしいています。なお、痛み対策としてクリーム麻酔の他、オプションで笑気麻酔もご用意しています。

カウンセリングは無料ですので、施術に関することはもちろん、ダウンタイムやアフターケアについてもお気軽にお問合せください。

ダーマペンの効果に関するよくある質問 

ダーマペンの効果に関するよくある質問にお答えします。

ダーマペンの効果はいつから実感できる?

答え

1回の施術で効果を実感できる目安は約1か月後から。はじめの1~2回目は実感しづらいかもしれません。肌状態や目的にもよりますが、5回程度受けると効果を実感しやすくなるでしょう。

ダーマペンの効果の持続期間や施術頻度は?  

答え

治療目的や肌状態により差はありますが、ダーマペンの効果の持続期間は半年~1年とも言われます。施術頻度は3~4週間に1回程度、傷跡や妊娠線には6週間に1回程度がおすすめです。施術を繰り返すことで、効果を持続しやすくなります。

まとめ

今回は以下の内容についてご説明しました。

・ダーマペンの効果はいつから?

・ダーマペンの針の深度別の効果はいつから?

・ダーマペンの効果を早める方法

・ダーマペンの効果の持続期間

・イセアクリニックのダーマペン

ダーマペンの1回あたりの効果はダウンタイムが過ぎた1~2週間後からあらわれはじめ、1か月くらいするとより実感しやすくなるでしょう。はじめの1~2回は分かりづらいですが、5回くらい施術をすると実感できるようになります。効果の持続期間は半年程度と言われていますが、個人差があります。

深く刺したからといって早く効くことはありません。使用する針の長さの違いがある理由は、治療目的によってアプローチする皮膚の深さが変わるからです。ダーマペンの効果を早めたいなら、ダウンタイム中の保湿や紫外線対策を徹底して過ごしましょう。ダーマペンの効果が気になる方は、無料カウンセリングにてお気軽にご相談ください。

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日本形成外科学会 認定専門医 日本皮膚科学会 認定専門医 権東 容秀
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