ポテンツァとルメッカはいずれも幅広い効果が期待できる治療です。
複数の肌悩みを抱える場合、どちらの施術が適しているのか迷う人もいるでしょう。具体的な違いを、施術方法・効果・痛み・ダウンタイム・料金の側面から比較します。
ポテンツァとルメッカ、それぞれの症例解説・写真も参考にしてください。
ポテンツァとルメッカの違いを、施術方法・効果・痛み・ダウンタイム・料金から比較し、一覧にしました。
ポテンツァ | ルメッカ | |
施術方法 | マイクロニードル+RF +ドラッグデリバリー | IPL(光) |
効果 | ニキビ跡の凹み 毛穴の開き ハリ・弾力不足 肌のくすみ 小じわ 乾燥肌 などの改善 | 毛穴 しみ・そばかす 赤み 美白 などの改善 |
痛み | 針を刺す痛み 照射するRFの熱の痛み ※麻酔利用可 | ゴムではじかれたような痛みや熱感 サファイヤチップによる強力なクーリングシステム搭載 |
ダウンタイム | ほとんどなし 熱感・痛み:当日中に治まる 赤み:翌日~5日程度 | ほとんどなし 赤み:当日中に治まる かさぶた:1週間程度 |
料金 | 約30,000~180,000円/回 | 約15,000~45,000円/回 |
ポテンツァとルメッカはいずれも幅広い肌悩みに効果が期待できますが、施術方法は全く異なります。
ポテンツァはマイクロニードル+RF+ドラッグデリバリーシステムを用いた治療です。目的に合わせた極細針の刺激とRFの熱刺激でわざと傷をつけ、肌自ら傷を修復する機能を引き出します。さらに、薬剤の効果も期待できます。
ルメッカはIPL光による治療です。アプリケーター(ハンドピース)を変えることで、目的に合った光の波長を選択できます。
いずれも幅広い効果が期待できますが、ルメッカは肌の浅い層に、ポテンツァは深い層まで働きかけます。
そのため、ポテンツァが得意とするのは、ニキビ跡の凹み、毛穴の開き、肌のくすみ、小じわ、乾燥肌などの改善です。一方、ルメッカはシミの原因となるメラニン色素や赤みの原因となる毛細血管にあるヘモグロビン色素を破壊し薄くする効果、ターンオーバーの促進などの効果が期待できます。
痛みはポテンツァのほうが強いでしょう。ポテンツァの痛みは、針を刺す痛みや照射するRFの熱の刺激です。基本的に術前に麻酔クリームを塗布します。痛みの感じ方には部位による違いや個人差があります。
ルメッカは照射時にゴムで弾かれるような刺激、熱感を感じることがありますが、麻酔なしで受けられる程度です。
ポテンツァもルメッカも、ダウンタイムはほとんどありません。
ポテンツァは肌に傷をつけるため、熱感や痛みを伴いますが、当日中に治まります。赤みや腫れはメイクでカバーでき、翌日から5日程度で引いていくでしょう。
ルメッカは刺激がマイルドなため、若干の赤みが出る場合もありますが数時間で落ち着くことがほとんどです。また、直後からメイクでカバーできます。かさぶたができた場合は1週間程度で剥がれるでしょう。
ポテンツァもルメッカも自由診療のため、クリニックや施術者により料金体系が異なります。表示された料金が施術代のみで、カウンセリング代・診察代・薬代などを含まないこともあるため、最終的にかかる料金を確認しておきましょう。
ポテンツァに比べルメッカのほうが安価な傾向があり、ポテンツァは使用する薬剤によっても料金に幅があります。
料金の目安は以下のとおり。
【ポテンツァ】約30,000~180,000 円/回
【ルメッカ】約15,000~45,000 円/回
ポテンツァとルメッカは治療方法の違いにより得意な症状が異なるため、肌状態や目的・治療期間・予算などを考慮して選択しましょう。いずれも痛みやダウンタイムはほとんど気にならない程度です。
ポテンツァもルメッカも、術後は紫外線対策・保湿を徹底してください。施術後は針穴や熱、光などにより、肌はダメージを受けた状態です。術後のケアが不十分だと、症状が悪化する可能性があります。また、炎症後色素沈着のリスクがあります。
ポテンツァ後の洗顔は術後6時間、メイクは翌日までお控え下さい。ルメッカは洗顔・メイクともに当日から可能です。ルメッカでは光に反応した箇所がかさぶたになる可能性がありますが、無理に剥がすと色素沈着のリスクがあります。自然に剥がれ落ちるまで、触らないようにしましょう。
ポテンツァの一番の問題点は、効果を出すために出力を上げると施術時の痛みやダウンタイムを増強させてしまうことでした。イセアクリニックでは痛みを抑えながら治療効果を出す独自の方法を用意しています。また、料金の中に麻酔クリームを含むほか、痛みが不安な方に向けてオプションの笑気麻酔もご用意しています。
施術範囲は「額・こめかみ・眉間」「鼻・鼻下」「頬」「あご・フェイスライン」の部位ごとまたは全部位、1回あるいは5回コースの料金設定をご用意しています。詳しくはお問合せください。
なお、イセアクリニックではIPL光治療はルメッカではなく「フォトフェイシャルM22」を採用しています。
ポテンツァとルメッカに関するよくある質問にお答えします。
答え
ポテンツァはマイクロニードル+RF治療+ドラッグデリバリーシステムの3つの効果で、自ら傷を治す作用を引き出します。ニキビ跡の凹み、毛穴の開きなどの改善などが得意です。
ルメッカはIPL光治療により、肌の比較的浅い層にあるシミや赤みの原因となる色素を破壊し薄くする効果が期待できます。薄いシミ、隠れたしみ・そばかすなどの改善が得意です。
答え
ポテンツァとルメッカの同日施術はできません。
原則としてポテンツァ後にルメッカを受ける場合は約4週間、ルメッカ後にポテンツァを受ける場合も約4週間の間隔を空ける必要があります。肌状態にもよりますので、詳しくはクリニックにお問合せください。
答え
肌状態や目的、予算などを考慮して選択しましょう。
ポテンツァは肌の浅い層から深い層への効果、さらに薬剤の使い分けによる相乗効果が期待できます。薬剤を使用するぶん、料金は高めです。
ルメッカは皮膚の浅い層への効果が期待できます。料金はポテンツァより安めです。
今回は以下の内容についてご説明いたしました。
・ポテンツァとルメッカの違い
・ポテンツァとルメッカで迷ったら
・ポテンツァとルメッカの注意点
・イセアクリニックのポテンツァとルメッカ
ポテンツァとルメッカはそれぞれ幅広い肌悩みに対応しますが、働きかけかたや得意な症状も異なります。ポテンツァはマイクロニードルRF治療、さらにドラッグデリバリーシステムを備えており、肌の深い層まで働きかけ、ニキビ跡や毛穴トラブルなどの症状が得意です。ルメッカは肌の浅い層でしみや赤みのもととなる色素を破壊しターンオーバーを促し、症状改善に導きます。迷ったら、目的や症状、予算に合わせて選択しましょう。お肌悩みはもちろん、治療についてご不明な点もお気軽にお問合せください。