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シミ取りレーザー治療のデメリットは3つ。「効果を感じるまで時間がかかること」「ダウンタイムがあること」「施術の痛みを感じやすいこと」が挙げられます。
シミにピンポイントでレーザーを照射するピコスポットなどの「シミ取りレーザー」は、1回~数回の施術で効果を実感できますが、ダウンタイムは1~2週間必要です。術後は一時的にシミが濃く見えることがあり(炎症後色素沈着といい日焼けの跡に似ています)、3~6か月で徐々に薄くなるでしょう。
顔全体の薄いシミに照射するレーザートーニングやIPL(フォトフェイシャル)は弱い出力で行うため、ダウンタイムは非常に短い一方、効果を実感するまでに治療回数を5回以上は重ねる必要があります。
シミ取りレーザーには2週間程度のダウンタイムがあります。症状は、赤み・熱感・腫れ・水膨れ・痛みが数日程度、乾燥・一過性の皮疹や脱色などです。照射後数日~10日程度かさぶたがあらわれますが、自然に剥がれるまで触れないようにしましょう。
照射部位を紫外線や刺激から守るために、かさぶたが自然に剥がれるまで保護テープを1週間程度貼ります。テープをせず紫外線にあたると、シミ再発のリスクがあります。テープは肌色~茶色のため、人前に出る仕事で見た目が気になるようなら、あらかじめスケジュールを調整しておきましょう。
その後、数か月は少し赤みが残ることもあります。
日常生活への影響は少なく、洗顔や入浴は当日から、メイクは翌日から可能です。
痛みの感じ方には個人差がありますが、シミ部分にレーザーを照射すると、パチンというゴムで弾かれたような衝撃と痛みを感じます。肌の奥まで届くレーザーはメラニン色素に反応し、発生した熱によりメラニン色素を破壊します。痛みを感じるのは、熱によるものです。痛みは我慢できないほどではなく、徐々に慣れていくでしょう。
施術時の痛みは、事前に麻酔や冷却を行うこと、レーザーの出力や照射スピードを調整することで緩和可能です。
なお、シミ治療後は施術中よりも痛みを感じることがあります。治療後の痛みが辛いときは、保冷剤などで冷やすと緩和できるでしょう。
シミ取りレーザー治療で起こり得るリスク・副作用として「シミが濃くなる」「シミが再発する」「治療が適していない場合もある」「赤み、痒み、一過性の皮疹などの可能性がある」「一時的な肌色の脱色が見られることもある」などが挙げられます。それぞれについて紹介します。
レーザー治療後にシミが濃くなるケースのひとつが「炎症後色素沈着」です。
炎症後色素沈着は、傷やニキビ跡が茶色く残る状態としても見られます。レーザー治療後の傷が治るまでの段階で起こり、3~6か月かけて徐々に薄くなり消失し、日焼けの跡と同様の過程です。早く治したい場合は、内服薬やハイドロキノンクリームなどの塗り薬を併用することも可能です。
また、レーザー治療がシミの適応でなかった場合、シミが消えないばかりか、かえって濃くなってしまうことがあります。
レーザー治療ではシミを作る細胞(メラノサイト)は除去できないため、紫外線やストレス、遺伝、摩擦、ホルモンバランスの乱れなどが原因となり、同じ部位にシミができることがあります。
シミは種類により治療法が異なります。適した治療を選択しないと、効果が無かったり悪化したりすることがあります。
例えば、肝斑の治療はレーザーの刺激で悪化する可能性があるため、他のシミを併発している場合は基本的に肝斑治療を優先します。シミの種類を見極めて、症状併発の場合は治療の優先順位を決めることが大切です。
シミ取りのレーザー治療にはダウンタイムがあります。
赤み、痒み、痛みが数日程度、乾燥、一過性の発疹などは、数日で治まるものです。照射後数日~10日程度まで水膨れや、かさぶたができ、自然に剥がれるまで触れないようにしましょう。
患部に触れると一時的な肌色の脱色が見られることがあります。数日で治まることがほとんどです。患部に触れると跡が残ってしまう可能性があるため、なるべく触れないようにしましょう。
シミ取りレーザー治療後のデメリットを回避するために、ご自分でできる対策を紹介します。
シミ治療やシミ取りレーザー後の内服薬として、シナール・トラネキサム酸・ユベラ・ハイチオールなどがあります。レーザー治療と併用することで、炎症後色素沈着の早期改善につながったり新たなシミが出にくくなったりと、相乗効果が期待できます。
▶ シナール:主成分はビタミンCの一種。メラニン色素を還元して無色化する効果が期待できます。
▶ トラネキサム酸:合成アミノ酸の一種を成分に含む。抗プラスミン作用を介してメラニン色素産生を抑制し、メラノサイトに直接働き、メラニン色素の合成を抑制します。
▶ ユベラ:トコフェノール酢酸エステルというビタミンEが主成分。抗酸化作用によりメラニン色素生成を防ぎます。
▶ ハイチオール:L-システインというアミノ酸が主成分。黒色メラニンから黄色メラニンの合成を促進し、細胞の代謝を活性化する働きがあります。
カウンセリングは症状や適応を確認するのはもちろん、施術方法、リスク、料金、ダウンタイム、アフターフォローについて確認し、理想の仕上がりを共有する場です。
クリニックによりレーザーの種類や料金体系、麻酔の種類などが異なります。デメリットへの対応なども確認し、納得してから治療を受けましょう。
クリニックにより、実績や技術レベルが異なります。
事前にクリニックのホームページやSNSの症例写真、口コミなどを確認して実績が多く評判の良いクリニックをいくつか選び、カウンセリングで再確認し、信頼できるクリニック・医師を選ぶとよいでしょう。
イセアクリニックでは、医師がシミの種類や適応を見極めて、最適な治療を提案します。
シミ取りレーザー治療で使う機器は「スペクトラ」です。スペクトラはQスイッチYAGレーザーという、2種類の波長と2つのモードが搭載された医療機器です。波長とモードを使い分けることによって幅広い症状を改善させることができます。全顔や部位別に1回・5回・10回コースがあります。
また、「メディカルスキンケアプラン(MSSP)」では1回で3STEPの施術内容をそれぞれ選択し、治療を行います。レーザー(スペクトラ)の他、アキュティップ、IPL光治療も選択可能です。内服薬や外用薬もご用意。納得してから開始いただけます。
施術時は適宜お声掛けを行い、麻酔を塗布します。不安が強い方には吸入式の笑気麻酔もご用意しております。
カウンセリングは無料です。シミ取りレーザーのデメリットに関する質問もお受けしています。
答え
シミ取りレーザー治療のデメリットは「効果を感じるまで時間がかかること」「ダウンタイムがあること」「施術の痛みを感じやすいこと」が挙げられます。また、「シミが濃くなる」リスクや経年変化により「シミが再発する」ことがあります。
答え
シミ取りレーザー治療のデメリットをなるべく回避するためには、症例や口コミもチェックして信頼できるクリニック・医師を選びます。カウンセリングで適応や痛みの緩和方法を確認し、納得できるところで治療を受けましょう。また、治療後の内服や外用薬の併用もおすすめです。
答え
シミ取りレーザーの治療は、スポット照射であれば1回でも効果が期待できますが、大きさや濃さによっては治療回数を重ねる必要があります。
レーザートーニングの場合は、5回以上の施術が必要です。
お一人おひとり症状が異なるため、カウンセリングや診察でお問合せください。
今回は以下の内容について説明させていただきました。
・シミ取りレーザー治療のデメリット
・シミ取りレーザー治療のリスク・副作用
・シミ取りレーザー治療のデメリット対策
・イセアクリニックのシミ取りレーザー治療
シミ取りレーザーの治療にはデメリット・リスク・副作用がありますが、対策できることもあります。
「効果を感じるまで時間がかかること」「ダウンタイムがあること」「施術の痛みを感じやすいこと」などのデメリットは、知っていれば不安にならずに済みます。
「シミが濃くなる」「シミが再発する」「治療が適していない場合もある」「赤み、痒み、一過性の皮疹などの可能性がある」「一時的な肌色の脱色が見られることもある」など、予防や対処が可能です。
イセアクリニックではシミに対し幅広い治療法をご用意しており、患者様に合った治療の提案をさせていただきます。無料カウンセリングを実施しておりますので、お気軽にご相談ください。