埋没法・二重整形のよくある質問
通常、ヒアルロン酸注射直後は多少の赤みや腫れなどが見られますが、なかなか引かず悪化するようでしたらアレルギーの可能性が高いと言えます。
人間の身体には元々ヒアルロン酸が存在しますが、体内にあるヒアルロン酸と、ヒアルロン酸注射で使用されるヒアルロン酸製剤は全く同じものではありません。ヒアルロン酸製剤には、体内ですぐ分解されないように添加物が入っており、この添加物に対してアレルギー反応が起こってしまう可能性があります。
ヒアルロン酸製剤は色々なメーカーから様々な種類が販売されています。ヒアルロン酸製剤の種類によって配合されている成分が異なり、どの成分でアレルギー反応が起きるかにも個人差があります。アレルギー反応が起きてしまった場合、同じヒアルロン酸製剤を注入するとまたアレルギー反応が出る可能性が高いため、一度アレルギー反応が起きたヒアルロン酸製剤は避けた方が良いでしょう。
また、不純物の除去水準が低い、または架橋剤の質が悪いヒアルロン酸製剤を注入するとアレルギー反応を起こしやすくなってしまう傾向にあります。当院ではそういった質の悪いヒアルロン酸製剤は使用せず、アメリカのFDAやヨーロッパのCEマーク等を取得している安全性の高いヒアルロン酸を使用しております。
万が一アレルギー症状が出てしまった場合は、抗原(異物)を除去する必要があります。ヒアルロン酸注射でアレルギーが出てしまった場合は、ヒアルロン酸分解注射(ヒアルロニダーゼ)を使用して、抗原が溜まらないようにします。ヒアルロニダーゼを注入すると、注入直後から、または数日かけてヒアルロン酸が分解され、腫れや赤み等のアレルギー症状が治まっていきます。また、必要があれば抗アレルギー薬を投与することもあります。
当院の涙袋形成によってアレルギーの症状が出た場合はクリニックにて適切な処置を行います。ご不安なことがあればクリニックにご相談ください。