埋没法の手術後、二重ラインが完成するまでのまぶたは、どんな状態か気になるのではないでしょうか。ここでは「手術当日~完成」までの経過を実際の症例写真を用いてご説明いたします。「どれくらい腫れるのか」・「傷跡はどうなのか」「まぶたを閉じた状態の経過はどうか」等わかりやすくご説明していますので、是非参考にしてみてください。
1 埋没法の経過
1章では、埋没法の経過について手術当日、翌日、1週間、1か月、1年後に分けて症例写真を例にご説明いたします。
(埋没法の経過は人それぞれ個人差があるので、すべてが例の症例写真のようになるわけではありません)
1-1 当日
埋没法の当日の症状についてご説明いたします。
【症状】
当日の症状は腫れ、内出血、痛みがあります。
基本的に埋没法の術後は、麻酔が効いているため、痛みは感じません。約2~3時間後に麻酔が切れてから、チクチクするような痛みやジンジンするような痛みを感じます。
1-2 翌日
埋没法の翌日の経過についてご説明いたします。
患者様 | 20代、女性、メイクなし |
症状 | 腫れ、内出血、痛み |
埋没法から翌日の症状についてご説明いたします。
【症状】
翌日の症状は、手術当日同様に、腫れ、内出血、痛みがあります。
症状の度合いとしては手術当日よりも、翌日のほうが症状が強く出ることが多いので、「悪化した」と不安になる必要はありません。また、まぶたを閉じた状態では、糸を留めた部分に赤みが出ており、傷跡が若干目立ちます。
1-3 3日後
埋没法3日後の経過についてご説明いたします。
患者様 | 20代、女性、メイクなし |
症状 | 腫れ、内出血、痛み |
埋没法から3日後の症状についてご説明いたします。
【症状】
3日後の症状は、今まで同様に、腫れ、内出血、痛みがあります。
ダウンタイム3日目までは特に症状が強く出ますが、日数が経過するにつれ落ち着いてくるのでご安心ください。
まぶたを閉じた状態では、糸を留めた部分の傷跡、赤みが引いてきてはいるものの、まだ若干目立っています。
1-4 1週間後
埋没法の1週間後の経過についてご説明いたします。
患者様 | 20代、女性、メイクなし |
症状 | 腫れ、内出血 |
埋没法から1週間後の症状についてご説明いたします。
【症状】
埋没法から1週間が経過した状態です。痛みはほとんどなくなり、腫れも落ち着いてきています。
まぶたを閉じた状態でも、傷跡や赤みがほとんど目立たなくなっています。
まぶたの状態によって、ダウンタイムの症状が左右で違うことはありますのが、次第に落ち着いてきますのでご安心ください。
1-5 1か月後
埋没法の1か月後の経過についてご説明いたします。
患者様 | 20代、女性、メイクなし |
症状 | 腫れ |
埋没法から1か月後の症状についてご説明いたします。
【症状】
埋没法から1か月が経過した状態です。
一般的に埋没法は施術してから1か月で完成します。 まぶたの腫れが完全には引いており、目を閉じた状態も傷跡がほとんどわかりません。
1-6 1年後
埋没法の1年後の経過についてご説明いたします。
埋没法を行ってから1年後は、ダウンタイムの症状がなく、1年後になにか症状が起こることもありません。しかし、術後の生活でまぶたに強い刺激を与えた場合や、まぶたが厚い場合、幅の広い二重にした場合は、糸が緩み二重ラインが薄くなったり、埋没法の糸が取れる場合があります。
2 埋没法の10年後の経過について
2章では、埋没法を行ってから、10年後が経過した時についてご説明いたします。
埋没法を受けてから10年後は、加齢によってまぶたが下がったり、二重幅が狭くなったりと、まぶたにわかりやすい変化が見られます。(これは、手術を受けていない人にも起こる変化です。)そのため、二重の幅を元の状態に戻す場合は再手術を考える必要があります。
再手術は、もう一度埋没法を行うか、切開法のどちらかを行う必要があります。そもそも埋没法は、何回も勧められる施術ではありません。なぜなら、何度も埋没法をやり直すと、まぶたに埋没法の糸が増えていき、アレルギー反応を起こす可能性が高くなります。
また埋没法を2回やって取れる人は、その後、何度やっても取れる可能性が高いからです。そのため、当院では、2回埋没法が取れた方には、切開法を勧めております。
3 末広型、平行型で埋没法の経過は変わらない
末広型、平行型とは、二重の形のことです。「末広型」は、日本人に多い二重で、目頭から目尻に向かって二重幅が広がっていく二重です。
「平行型」は、欧米人に多い二重で、目頭と目尻の二重幅が同じです。また、まつ毛のラインとほぼ並行であることも特徴です。
末広型と平行型のどちらの形になるかは、その人の目によって違うため、必ず好きな二重の形にできるということではありません。
患者様に「二重の形で、ダウンタイムの経過が変わるのか」とご質問をいただきますが、二重の形によって、ダウンタイムの経過が変わることはありません。
ダウンタイムの経過は二重の形によってではなく、施術方法によって変わります。二重整形は、埋没法と切開法があり、どちらを選ぶかによってダウンタイムの経過が変わります。ダウンタイムの経過が短いほうがいい方は、埋没法をおすすめします。
当院の埋没法については下記をご確認下さい。
4 まとめ
埋没法の経過についてご説明いたしました。
・埋没法の経過について
・埋没法の10年後の経過について
・末広型、平行型で埋没法の経過は変わらない
埋没法の経過を把握したうえで、いつ施術するのが自分のベストか考えましょう。不明な点がございましたら、お気軽にご相談下さい。
埋没法症例
当院で埋没法を行った患者様の症例写真です。
各症例から、完成までの経過や施術プラン、担当医師のカウンセリング内容等を記載した専門ページを閲覧することができます。
この記事の監修
東京イセアクリニック院長
吉種 克之
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昭和61年
東京医科大学 卒 昭和大学形成外科 入局
外科、整形外科、麻酔科 研修後 大学関連病院にて
形成外科、美容外科 研修 -
平成7年
神奈川クリニック勤務 理事、指導医、診察部長 歴任
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平成22年
東京イセアクリニック 診療部長
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平成23年
東京イセアクリニック 渋谷院院長就任
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平成27年
東京イセアクリニック 総院長就任 銀座院院長と兼務
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令和3年
東京イセアクリニック 院長就任