埋没法のダウンタイムは、ダウンタイム中の過ごし方によって短くなります。ここでは、埋没法後の方が少しでもダウンタイムを短くできるように、過ごし方について詳しくご説明いたします。
1 埋没法のダウンタイム中の基本的な過ごし方
埋没法のダウンタイム中、基本的な3つ過ごし方についてご説明いたします。
1-1 まぶたを冷やす
埋没法のダウンタイム中は、まぶたを冷やしてください。血流が良くなると腫れや内出血が強く出るので、冷やすことでそれらを抑えることができます。
冷やす際は、保冷剤や氷嚢(ひょうのう:袋に氷水を入れたもの)をガーゼなどで包み冷やしてください。冷やしすぎて痛いと感じる場合は逆効果なので、気持ちいい程度の冷たさで冷やしてください。
1-2 頭を心臓より高くする
埋没法のダウンタイム中は、頭を心臓より高くしましょう。なぜなら、頭を心臓より高くすることで、まぶたに血が多く回らず腫れを抑えることができるからです。また寝るときは、枕を高くして睡眠をとりましょう。枕が低い場合は、タオルを重ねるなどして頭の位置を高くしましょう
1-3 水分を取り過ぎない
埋没法のダウンタイム中は、水分を摂りすぎないようにしましょう。水分を摂りすぎるとむくみにつながります。そのため、普段から多く水分を摂られる方は摂りすぎに気を付けましょう。
2 埋没法の術後の過ごし方で注意すること
埋没法の術後の過ごし方で注意することを当日、翌日、1週間以降の3つに分けてご説明いたします。
2-1 当日
術後当日の過ごし方で注意することについてご説明いたします。
洗顔
洗顔は当日から可能ですが、目元を避けて行ってください。翌日からは、まぶたに強い刺激を与えないように優しく洗顔してください。
メイク
メイクは当日から可能ですが、目元を避けて行ってください。翌日からは、普段通りメイク可能です。まぶたにできるだけ負担をかけないメイクにしましょう。
スキンケア
当日は目元を避けて行ってください。翌日からは、お顔全体のスキンケアが可能です。
2-2 翌日
翌日の過ごし方で注意することについてご説明いたします。
コンタクト
翌日から可能ですが、目を大きく開くためにまぶたを上に無理やり上げる行為は、控えてください。埋没法の糸が取れる場合がございます。カラーコンタクトも同様です。
目薬
翌日から可能ですが、目を大きく開くためにまぶたを上に無理やり上げる行為は、控えてください。埋没法の糸が取れる場合がございます。
飲酒
飲酒は翌日から可能ですが、身体が温まって腫れや内出血が強く出てしまう可能性があるので、なるべく控えてください。
運動
走るなどの激しい運動は、避けてください。翌日以降は可能ですが、運動する際は汗をかきすぎてまぶたに入らないよう気を付けてください。またウォーキングのような軽めの運動でも、体が温まって腫れや内出血が強くでてしまう可能性があるのでなるべく控えてください。
入浴
翌日から可能ですが、体が温まると腫れや内出血が強く出てしまう可能性があるため、長時間の入浴は控えてください。
2-3 1週間以降
通常、埋没法のダウンタイムは、約1週間で終わります。埋没法後、1週間以降にまだダウンタイムの症状が出ている場合は、1章でお伝えした基本的な3つの過ごし方を継続して行ってください。
・まぶたを冷やす
・頭を高くして寝る
・水分を摂りすぎない
埋没法のダウンタイムが通常より長くなってしまっている場合は、お気軽にご相談ください。
3 まとめ
埋没法のダウンタイムの過ごし方についてご説明いたしました。
埋没法のダウンタイムの過ごし方
・まぶたを冷やす
・頭を心臓より高くする
・水分を摂りすぎない
術後の生活で気をつけてほしい過ごし方について
埋没法後のダウンタイムを短くできるように、過ごし方には気を付けましょう。
埋没法症例
当院で埋没法を行った患者様の症例写真です。
各症例から、完成までの経過や施術プラン、担当医師のカウンセリング内容等を記載した専門ページを閲覧することができます。
この記事の監修
日本形成外科学会 認定専門医
鈴木 知佳
-
平成24年
東京医科大学 卒業
東京医科大学初期研修 -
平成26年
東京医科大学形成外科 入局
東京医科大学、大学関連病院にて形成外科研修 -
令和1年
イセアクリニック 入職