埋没法は修正することが可能です。
以下では、埋没法の修正方法や修正に伴うリスクについてご説明いたします。
1 埋没法の修正方法
埋没法は「二重幅の変更」・「二重の左右差」・「二重ラインのガタつき」・「埋没法の食い込み跡」の修正が可能です。
以下では、それぞれの修正方法についてご説明いたします。
1-1 二重幅を変更する場合
埋没法の二重幅は手術1か月後から変更することができます。以下では、二重幅を広くする場合と、二重幅を狭くする場合についてご説明いたします。
二重幅を広くする場合
二重幅を広くする場合には、抜糸(埋没法の糸を取り除くこと)をせずに修正ができます。まぶたに糸を追加して留めることで、二重幅を広げることができます。埋没法の手術と同じ流れで、医師と二重幅をどれくらい広げるかカウンセリングをし、手術を行います。
二重幅を狭くする場合
二重幅を狭くする場合には、抜糸が必要になります。まぶたに糸がある状態で、新しく糸を留め直しても、広いラインが強調されるので、二重幅を狭くすることができません。抜糸を行う場合は、まぶたの表面を2mm程度切開し、そこから糸を取り出します。
抜糸直後は、穴が赤い点になりますが、抜糸後二日程度で穴は塞がり、メイクで隠すことができます。スムーズに抜糸が終了すれば、傷跡は1か月程度でほとんどわからなくなります。しかし、糸が見つけにくく時間がかかる場合は、切開の範囲を広げ抜糸を行うため、色素沈着を起こし、小さいシミのような傷が残る場合があります。予めご了承下さい。
1-2 二重の左右差を修正したい場合
埋没法の修正は片目だけでも修正が可能です。片目だけの修正する場合は、修正が必要ない方のまぶたに合わせて修正致します。埋没法が完成するまでの1か月間は、腫れの影響で左右差が出ている可能性があります。埋没法が完成し、腫れが引いてから修正が必要か判断しましょう。埋没法完成後に、二重に左右差があり気になる方は、ご相談下さい。
1-3 二重ラインがガタついている場合
二重ラインがガタついている場合の修正には、抜糸が必要な場合と、必要でない場合があります。二重ラインがガタついている原因は、埋没法の糸を留めている位置にズレがあるからです。綺麗なラインにするには糸の留める位置を揃える必要があります。幅を狭く留めている位置に揃える場合は抜糸が必要になります。
幅を広く留めている位置に揃える場合には抜糸は必要ありません。
1-4 埋没法の食い込み跡が目立つ場合
埋没法の食い込み跡が目立つ場合の修正には、抜糸が必要になります。
1-1で説明した「二重幅を狭く修正する場合」と同様に抜糸を行い、新しく糸を留め直します。
2 埋没法の手術1か月後から修正可能
埋没法の修正は、埋没法の手術1か月後、埋没法が完成してから可能です。
手術後1か月以内は埋没法がまだ完成しておらず、まぶたに腫れや内出血が残っているため修正の正確なシミュレーションができません。そのため、埋没法を修正する場合は、埋没法の手術から1か月が経過してからにしましょう。
しかし、手術後1か月以内で、まぶたから糸が出ている、手術から1週間経っても腫れが全く引かない、などといった症状が出ている場合には、早急にクリニックにご相談ください。
3 修正は他のクリニックでも可能
埋没法の修正は、埋没法を行ったクリニック以外でも行うことができます。当院も、他のクリニックで埋没法を行った患者様の修正を行っています。
埋没法をしたクリニック以外で修正をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
4 埋没法の修正価格
埋没法の修正には費用がかかります。以下では当院の修正価格を例にご説明いたします。
4-1 修正に抜糸が必要ない場合の価格
埋没法の修正に抜糸が必要ない場合は、通常の埋没法の価格になります。
【価格表】
両目 | 片目 | |
埋没法ベーシック 保証なし | ¥63,800 | ¥35,800 |
埋没法ベーシック 1年保証あり | ¥90,700 | ¥51,800 |
埋没法ダブル 5年保証あり | ¥123,800 | ¥68,800 |
埋没法プレミアム 5年保証あり | ¥159,800 | ¥86,800 |
※価格はすべて税抜です。
当院の埋没法は手術後保証期間以内なら、同一の二重幅に限り、再手術無料の保証をお付けできます。埋没法ダブルとは一般的な埋没法ベーシックに比べて取れにくい方法の施術です。
埋没法プレミアムとは、埋没法ダブルより取れづらく、よりはっきりとした二重のラインを作ることが可能な施術です。
4-2 修正に抜糸が必要な場合の価格
埋没法の修正に抜糸が必要な場合は、留めている糸の点数により価格が異なります。他のクリニックで埋没法を行い、当院で修正を行う場合の価格についても下記でご説明いたします。
【価格表】
埋没法抜糸去(当院施術)1点につき | ¥22,000 |
埋没法抜糸去(他院施術)1点につき | ¥33,000 |
※価格はすべて税込です。
料金がご不明な場合にはお気軽にご相談ください。
5 修正のダウンタイムについて
埋没法の修正にはダウンタイムがあり、ダウンタイム中は内出血・腫れ・痛みといった症状があります。ダウンタイムの長さは、抜糸の有無によって異なります。抜糸が不要な場合は、埋没法の修正手術の後に1週間程度のダウンタイムで二重が完成します。
しかし、抜糸が必要な場合は、抜糸後のダウンタイムが落ち着いてから修正手術を行うため、抜糸後のダウンタイムが1週間程度、埋没法の修正手術後のダウンタイムが1週間程度必要になるため、抜糸が不要な場合に比べ長くなります。
6 修正するリスクについて
埋没法を修正する場合にはリスクがあります。
以下では修正のリスクについてご説明いたします。
6-1 癒着により抜糸が困難になる
(※癒着とは本来離れている組織同士がくっつくこと)
埋没法の修正に抜糸が必要な場合、埋没法の手術から2か月以上の期間が経過していると、抜糸してもまぶた内の組織が癒着しており、元の状態に戻らない場合があるので、二重幅を狭く修正したい方は早めにご相談ください。
手術から2か月以内に抜糸を行えば、100%近く元の状態に戻すことができます。
6-2 糸によるアレルギー反応が出る
糸は人体にとって、異物ですので200~300人に1人アレルギー反応が起こる可能性があります。アレルギー反応が起きた場合、埋没法の部分にニキビのような症状が出ます。そのような症状が出た場合は抜糸が必要になりますので、クリニックに行き抜糸を行ってもらいましょう。
6-3 眠たそうな印象の目になる
埋没法の二重幅を修正する場合、幅を広くしすぎると眠たそうな印象の目になります。修正で、二重幅を広くする場合には、幅を広げすぎないように行いましょう。
7 まとめ
この記事では以下についてご説明いたしました。
・埋没法の修正方法
・埋没法の手術1か月後から修正可能
・修正は他のクリニックでも可能
・埋没法の修正価格
・修正のダウンタイムについて
・修正するリスクについて
埋没法の修正は、埋没法の手術1か月後に、本当に修正が必要か判断してから行いましょう。
埋没法症例
当院で埋没法を行った患者様の症例写真です。
各症例から、完成までの経過や施術プラン、担当医師のカウンセリング内容等を記載した専門ページを閲覧することができます。
この記事の監修
日本形成外科学会 認定専門医
技術指導医
酒井 新介
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平成14年
東京慈恵会医科大学 卒
東京慈恵会医科大学形成外科学講座 入局
東京慈恵会医科大学附属病院にて初期研修終了後、
附属第三病院、附属病院、柏病院に勤務 -
平成24年
東京厚生年金病院
(現JCHO東京新宿メディカルセンター)
形成外科部長ならびに東京慈恵会医科大学形成外科学
講座講師就任 -
平成29年
聖心美容クリニック勤務
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平成30年
城本クリニック勤務
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令和2年
城本クリニック高崎院院長就任
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令和3年
東京イセアクリニック 入職
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令和4年
東京イセアクリニック 技術指導医就任