埋没法は取れる可能性がある施術です。埋没法が取れたからといって、何回も施術できるわけではありません。ここでは、埋没法が何回まで可能なのかご説明いたします。
1 埋没法は2回まで可能
埋没法は2回まで可能です。埋没法が2回までの理由は、埋没法を何回もすると3つリスクがあるからです。3つのリスクについてご紹介いたします。
【3つのリスク】
・まぶたの中の糸が増えていき、アレルギー反応を起こす可能性が高まる
・2回取れた人は、この先何回やっても取れる可能性が高い
・まぶたに大きい負担がかかる
リスクがある中で、埋没法をするのは患者様にとってよくありません。そのため、当院では埋没法は基本的に2回までとしています。ただし、切開したくない方には、リスクを納得していただいた上で埋没法をすることもあります。
2 埋没法が取れやすい人の特徴
埋没法が取れやすい人には特徴があります。ここでは、埋没法が取れやすい人の特徴についてご説明いたします。
埋没法が取れやすい人の特徴は4つあります。
・まぶたが厚い人
・二重幅を広くする人
・アトピーや花粉症などでよく目をこする人
特にまぶたが厚い人、二重幅を広くする人は、通常の埋没法だと取れる可能性が高いです。そのため当院では、通常の埋没法より取れにくい「埋没法ダブル」プランをご用意しております。詳しくは次の3章でご説明いたします。
3 もう1回埋没法をする場合は取れにくい埋没法を検討する
1回埋没法が取れた場合は、前回よりも取れにくい埋没法を検討しましょう。なぜなら、前回と同じ方法で埋没法をしても、またすぐに取れてしまう可能性が高いからです。そのため、1回通常の埋没法が取れた方で、もう一度二重に戻したい場合は、取れにくい埋没法をすることをおすすめします。
当院では、通常の埋没法よりも取れにくい「埋没法ダブル」をご用意しております。当院の「埋没法ダブル」についてご説明いたします。
通常の埋没法 | 埋没法ダブル |
埋没法ダブルは通常の埋没法で留める糸を補強するように留めるため、固定力が強く、厚いまぶたでもしっかり留められる方法です。2章でご説明したまぶたの厚い方や、二重幅を広くする人、埋没法をしたけど元に戻ってしまった方などにおすすめの方法です。
4 埋没法が2回取れた場合は切開法も検討する
埋没法が2回取れた場合は切開法も検討しましょう。当院では、2回埋没法が取れた患者様には切開法を勧めております。
2回埋没法が取れた場合、切開法を勧めている理由は、1章でご説明した通り、まぶたに糸が増えてアレルギー反応を起こす可能性が高くなったり、2回埋没法が取れた場合はその後、何回やっても取れる可能性が高いからです。そのため、当院では、2回埋没法が取れた方には、切開法を勧めております。
切開法には、「小切開法」と「全切開法」の2種類があります。2種類の施術方法について1つずつご説明いたします。
4-1 小切開法
小切開法についてご説明いたします。
【小切開法がおすすめの方】
・埋没法をしても戻ってしまう
・埋没法よりも戻りにくい方法を選びたい
・まぶたに埋没法の糸を残したくない
小切開法は、点眼麻酔、笑気麻酔(希望者)をし、局所麻酔の注射をまぶたの表と裏に打ちます。切開する部分をペンでマーキングし、1~2cmほどまぶたを切開します。
埋没法よりも安定性があり、全切開よりも術後の腫れが少なく傷跡も小さく済むのが特徴です。
4-2 全切開法
全切開法についてご説明いたします。
【全切開法がおすすめの方】
・幅の広い二重にしたい
・まぶたが厚く腫れぼったい
・埋没法より戻りにくい方法を選びたい
全切開法は、点眼麻酔、笑気麻酔(希望者)をし、局所麻酔の注射をまぶたの表と裏に打ちます。切開する部分をペンでマーキングし、3~4cmほどまぶたを切開します。まぶたを切開し余分な皮膚や脂肪がある場合は、取り除いてから丁寧に縫合します。全切開法はまぶたの脂肪を取り除けるため、埋没法が2回取れるような厚くて腫れぼったいまぶたの人でも綺麗な二重になります。そのため、当院では埋没法が2回取れてしまった方には全切開法を勧めています。
5 まとめ
埋没法が何回までできるのかご説明いたしました。
・埋没法は2回まで可能
・埋没法が取れやすい人の特徴
・1回埋没法が取れた場合は取れにくい埋没法を検討する
・埋没法が2回取れた場合は切開法を検討する
・切開法には小切開法と全切開法がある
埋没法は何回もできない施術ですので、自分に合ったクリニックで埋没法を受けましょう。
埋没法症例
当院で埋没法を行った患者様の症例写真です。
各症例から、完成までの経過や施術プラン、担当医師のカウンセリング内容等を記載した専門ページを閲覧することができます。
この記事の監修
日本外科学会 認定専門医
和田 尚人
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平成22年
浜松医科大学卒業
静岡赤十字病院・浜松医科大学附属病院にて
初期研修終了 -
平成24年
浜松医科大学 外科学第一講座 入局
浜松医科大学、大学関連病院にて消化器外科・
内視鏡外科研修 -
平成27年
関東圏の大学関連病院・がんセンターにて消化器外科・内視鏡外科研修
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令和4年
東京イセアクリニック 入職