せっかく埋没法で二重にしたのに、内出血のせいで外に出られず辛い思いをしていないでしょうか。この記事では内出血した場合の対処法と内出血が治るまでの経過写真、内出血を隠すためのメイク方法についてご紹介致します。
1 埋没法の内出血は消えるまで時間が経つのを待つしかない
埋没法の手術後に内出血が出た場合は、内出血が消えるまで時間が経つのを待つしかありません。
内出血は、皮下組織にある血管が切れ、皮下に血液が溜まることで起こります。皮下に溜まった血液は周囲の組織に吸収されると無くなりますが、吸収を促進する方法はありません。そのため、内出血が出たら消えるまで時間が経つのを待つしかないのです。
埋没法の手術後に内出血が出たら、安静にし、自然に治るのを待ちましょう。
2 埋没法の内出血の経過
実際に埋没法をされた患者様の症例写真を使用し、内出血の経過についてご説明いたします。
埋没法の内出血には、個人差があるため、すべての方が同じ度合いの内出血が出るとは限りません。
【術前】埋没法の施術前の写真です。
【術後直後】術後直後は、少しだけ内出血があります。
【術後翌日】術後直後に比べ右まぶたの内出血が目立ちます。色は赤紫色になっています。術後翌日が強く内出血が出ます。
【術後4日】 少しだけ内出血が赤紫色から紫色に変化しています。
【術後1週間】内出血が落ち着いてきていますが、まだ完全には引いていません。
【術後2週間】両目とも綺麗に内出血が治まりました。
症例写真の患者様は、2週間程度で内出血が治まりました。埋没法後の内出血は、通常1週間程度で治まりますが、体質で治る期間に個人差があります。
当院の埋没法については下記をご確認下さい。
3 埋没法の内出血の色について
埋没法の内出血には、色の変化があります。内出血の色で重症なのか、軽症なのかがわかります。埋没法の内出血の色についてご説明いたします。
重症から軽症になるにつれて内出血が、赤紫、紫、黄色へと変化していきます。黄色に近づいていくことは、徐々に内出血が引いてきている目安になります。埋没法後、内出血の経過を確認する際の目安にしていただければと思います。
4 埋没法の内出血をメイクで隠す方法
埋没法の内出血をメイクで隠す方法をご説明いたします。
埋没法の内出血をメイクで隠す場合は、コンシーラーを使用します。メイクは術後翌日から可能ですので、内出血が気になる場合はコンシーラーを使用しましょう。
【コンシーラーの選び方】
コンシーラーは、硬い素材のものを使用しましょう。硬い素材は、油分が多いためカバー力が高く綺麗に内出血を隠すことができます。また内出血の色によって、コンシーラーの色が変わります。色相環を使用し、色についてご説明いたします。
色には補色というものがあります。補色とは、色相環で正反対に位置する関係の色の組合せのことを言います。埋没法の内出血を隠す場合は、この補色を利用します。
内出血の色と正反対の色のコンシーラーを使用することで、内出血を隠すことができます。そこで3つの例をご紹介いたします。
内出血の色 | コンシーラーの色 |
赤色っぽい | 緑系 |
紫色っぽい | 黄緑系 |
黄色っぽい | 青紫系 |
上記の色相環の図を基に補色の組み合わせを考えると、赤色っぽい内出血の場合は緑系のコンシーラーを使用することで、内出血の色が目立ちにくくなります。
同様に紫色っぽい内出血の場合は黄緑系コンシーラーを使用し、黄色っぽい内出血の場合は青紫系のコンシーラーを使用することで、内出血の色が目立ちにくくなります。
埋没法の内出血をメイクで隠す際は、参考にしてみてください。
5 まとめ
埋没法の内出血についてご説明いたしました。
・埋没法の内出血は消えるまで時間が経つのを待つしかない
・埋没法の内出血の経過について
・埋没法の内出血の色について
・埋没法の内出血をメイクで隠す方法
埋没法後、内出血は出る可能性があります。内出血が出ることを把握したうえで埋没法を行いましょう。
埋没法症例
当院で埋没法を行った患者様の症例写真です。
各症例から、完成までの経過や施術プラン、担当医師のカウンセリング内容等を記載した専門ページを閲覧することができます。
この記事の監修
日本外科学会 認定専門医
和田 尚人
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平成22年
浜松医科大学卒業
静岡赤十字病院・浜松医科大学附属病院にて
初期研修終了 -
平成24年
浜松医科大学 外科学第一講座 入局
浜松医科大学、大学関連病院にて消化器外科・
内視鏡外科研修 -
平成27年
関東圏の大学関連病院・がんセンターにて消化器外科・内視鏡外科研修
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令和4年
東京イセアクリニック 入職