アイプチで上手く二重が作れない、長年続けていても二重の癖が一向につかないという悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。この記事では、二重が上手く作れない原因と、二重の癖がつかない原因をご説明致します。
1 蒙古襞があると二重にどんな影響があるのか
目頭にあるピンク色の部分を覆っている皮膚のことを「蒙古襞」と言います。日本人の多くは蒙古襞がありますが、人によっては蒙古襞があまり張っていない方や、蒙古襞が強く張っている方もいます。この蒙古襞は二重に様々な影響を与えています。
1-1 蒙古襞が強く張っている方
蒙古襞が強く張っている方は、アイプチや整形で二重を形成しても、末広二重になりやすいです。末広二重とは目頭から目尻にかけて二重の幅が広がっていることを言います。
また、皮膚が邪魔をするため、アイプチだけでは二重が作りにくい場合もあります。
末広二重
1-2 蒙古襞があまり張っていない方
逆に蒙古襞があまり張っていない方は、アイプチや整形で二重を形成する時、邪魔をする皮膚がないため自然と平行二重になりやすいです。
平行二重
2 アイプチで二重の癖がつきにくい人の特徴
アイプチで二重の癖がつかない人は、まぶたが元々二重の構造になっていないことが考えられます。そもそも二重と一重ではまぶたの構造が異なります。
まず、二重まぶたの構造をご説明致します。
二重まぶたは、まぶた内にある挙筋腱膜(きょきんけんまく)と呼ばれる部位とまぶたの皮膚が連結しています。目を開けたと同時に連結している皮膚が挙筋腱膜に引っ張られ折りたたまれることで二重になります。
一方で一重まぶたは、挙筋腱膜とまぶたの皮膚が連結していません。挙筋腱膜とまぶたの皮膚が連結していないと、目を開けても皮膚が挙筋腱膜に引っ張られないため、皮膚が折りたたまれず一重になります。
挙筋腱膜とまぶたの皮膚は自然に連結することがないため、元々一重まぶたの構造の方がどんなにアイプチで二重を作ったとしても、二重の癖がつくことはありません。
また、アイプチをしていて二重の癖がつく方がいますが、その方は元々のまぶたが二重の構造の人です。二重まぶたの構造でも、目の周りの脂肪が多いと一重になっている場合がありますので、ホットアイマスクなどを使用しむくみを取る、ダイエットして脂肪を落とすなどしましょう。
3 アイプチなしで綺麗な二重を手に入れるには
上記でご説明した様にアイプチを長年続けていても二重の跡がつかない方や、平行二重にしたくても平行二重にならない方は、整形することで綺麗な二重を手に入れることができます。平行二重などデザインにこだわらずに二重にしたいだけの場合でしたら、埋没法・切開法と言った二重整形を行うことで二重を作ることができます。
3-1 埋没法
埋没法とは、まぶたを糸で留めて二重を形成する施術の事です。ただし、まぶたに糸を留め二重を形成しているだけなので、何年か経つと糸が取れて、元の状態に戻ってしまう可能性があります。
3-2 切開法
切開法とは、メスでまぶたを切開し、二重を形成する施術の事です。切開法の場合ですと、メスで皮膚を切開し二重を形成するため、半永久的な二重が期待できます。
二重にするだけでなく、平行二重にしたい方は、二重整形と同時に目頭切開を行うことで、平行二重に近づけることができます。目頭切開とは、蒙古襞を切開し、目の横幅を広げる施術です。蒙古襞を切開することで、目頭側の皮膚の張りがなくなるため、平行二重に近づけられます。
こちらの写真は、実際に当院で目頭切開をされた患者様です。元が末広二重でも、目頭切開をすることで平行二重になっています。しかし、目頭切開を行えば必ず平行二重になるというわけではありませんので予めご了承下さい。
二重整形、目頭切開を行った場合、患者様ご自身がどのように変わるかは、カウンセリングにお越しいただければ、知ることができます。カウンセリングでは、患者様が手術後どのようになるのかシミュレーションをします。カウンセリングは無料で行っておりますので、シミュレーションしてみたい、話を聞いてみたい、だけでもかまいませんので、お気軽にお越しください。
4 まとめ
この記事では、以下についてご説明たしました。
・蒙古襞があると二重にどんな影響があるのか
・アイプチで二重の癖がつきにくい人の特徴
・アイプチなしで綺麗な二重を手に入れるには
アイプチのし過ぎは、肌に負担をかけますので、二重の癖がつかない場合は一度クリニックに相談しましょう。
埋没法症例
当院で埋没法を行った患者様の症例写真です。
各症例から、完成までの経過や施術プラン、担当医師のカウンセリング内容等を記載した専門ページを閲覧することができます。
この記事の監修
日本外科学会 認定専門医
和田 尚人
-
平成22年
浜松医科大学卒業
静岡赤十字病院・浜松医科大学附属病院にて
初期研修終了 -
平成24年
浜松医科大学 外科学第一講座 入局
浜松医科大学、大学関連病院にて消化器外科・
内視鏡外科研修 -
平成27年
関東圏の大学関連病院・がんセンターにて消化器外科・内視鏡外科研修
-
令和4年
東京イセアクリニック 入職