埋没法のやり直しは手術1か月以降ならいつでも可能ですが、二重幅を狭くする場合のみ、やり直しができる期間に制限があります。
この記事では、埋没法のやり直しができる期間についてご説明致します。
1 手術1か月以降ならいつでも埋没法のやり直しが可能
二重のラインが取れてしまい、埋没法した時と同じ二重幅に戻したい、もう少し二重幅を広くしたい、という理由で埋没法をやり直したい場合は、手術1か月以降ならいつでもやり直しが可能です。
ただし、手術1か月以内は、まぶたに腫れや内出血が残っており、正確なシミュレーションができないため、埋没法のやり直しは控えた方が良いです。埋没法をやり直したい場合は、手術から1か月が経過してからクリニックに相談しましょう。
また、やり直し後のダウンタイムは1回目の埋没法同様、1週間程度です。
埋没法のやり直しは手術1か月以降ならいつでも可能ですが、埋没法の手術の回数には限りがあります。何回も埋没法の手術が必要にならないように注意しましょう。
2 二重幅を狭める場合のやり直しは術後2か月以内にする
二重の幅を狭めるやり直しができる期間は術後から2か月以内をおすすめします。
以下では二重幅を狭めるやり直しが、術後2か月以内が望ましい理由と、二重幅を狭めるやり直しにかかる期間についてご説明いたします。
2-1 手術2か月以内しか二重幅を狭められない理由
二重幅を狭めるためには一度、抜糸(糸を取り除くこと)をし、元のまぶたの状態に戻してから再度埋没法の手術を行います。
しかし、埋没法の手術から2か月以上期間が経過していると、抜糸をしてもまぶた内の組織が癒着(本来離れている組織同士がくっつくこと)しており、元のまぶたの状態に戻らない場合があります。手術から2か月以内に抜糸を行えば、100%近く元のまぶたの状態に戻すことができるため、二重幅を狭める場合には手術から2か月以内に行いましょう。
2-2 二重幅を狭めるやり直しにかかる期間
二重幅を狭める場合には、2-1で説明したように抜糸が必要になるため、1回目の埋没法より完成までが約1週間遅くなります。
二重幅を狭める場合には、抜糸を行う手術と、二重幅を狭める手術の2回の手術を基本的におすすめしています。抜糸後には約1週間のダウンタイムがあり、二重幅を狭める手術は、抜糸後のダウンタイムが終わってから行います。
また、二重幅を狭める手術後にも、通常の埋没法同様に約1週間のダウンタイムがあるため、埋没法の完成が約1週間遅くなります。
1回目の埋没法にかかる期間
二重幅を狭める場合にかかる期間
二重幅を狭くやり直す場合は、埋没法の完成が通常より、約1週間遅くなることを頭に入れて予定を組みましょう。どうしても同日に、抜糸と再埋没を希望する場合は、医師の説明を聞いて納得して行いましょう。
当院の埋没法については下記をご確認下さい。
3 まとめ
この記事では、以下についてご説明致しました。
・手術1か月以降ならいつでも埋没法のやり直しが可能
・二重幅を狭める場合のやり直しに術後2か月以内まで
埋没法をやり直す場合には、期間に制限があるので注意して行いましょう。
埋没法症例
当院で埋没法を行った患者様の症例写真です。
各症例から、完成までの経過や施術プラン、担当医師のカウンセリング内容等を記載した専門ページを閲覧することができます。
この記事の監修
日本形成外科学会 認定専門医
日本皮膚科学会 認定専門医
権東 容秀
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平成15年
東京医科大学卒業東京医科大学
形成外科学講座 入局 -
平成28年
医学博士
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平成29年
東京医科大学
皮膚科学講座 入局 -
令和3年
戸田中央総合病院 皮膚科 部長
-
令和5年
東京イセアクリニック 入職