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  • 下眼瞼脱脂の方法とは?仕組みや特徴などを解説

    投稿日:
    2021/07/27
    下眼瞼脱脂術
    和田 尚人医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    和田 尚人

    Shere

    目の下のたるみ取りには大きく分けて「下眼瞼脱脂術」と「下眼瞼除皺術」の2種類の施術があります。仕組み、費用やダウンタイム、効果などを比較し、ご自身にとってどちらの方法が適しているかの目安について解説します。

    下眼瞼脱脂とは

    下眼瞼脱脂は、目の下のたるみや黒クマの原因となる突出した眼窩脂肪を取り除き、たるみを解消する治療法です。下眼瞼脱脂の方法には結膜(下まぶたの裏の赤い粘膜部分)からメスを入れて眼窩脂肪を取り出す「下眼瞼脱脂術」と下まぶたの皮膚側から目尻にかけてメスを入れ眼窩脂肪を取り出す「下眼瞼除皺術」があり、下眼瞼除皺術は眼窩脂肪だけでなく、余った皮膚を取りのぞく除皺術と組合せるときに適応となります。             

    下眼瞼脱脂の仕組み

    下眼瞼脱脂術では、下瞼の裏の赤い粘膜部分から眼窩脂肪を取り出すため、傷跡が皮膚表面に残りません。眼窩脂肪は、下まぶたの内側・中央・外側の3か所に収まっているため、3か所からバランスよく取り出します。切る範囲はごく小さく、縫合や抜糸が不要でダウンタイムが短いのが特徴です。

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    下眼瞼除皺術の仕組み                   

    下眼瞼除皺術は、たるんだ皮膚を切除する施術ですが、同時に眼窩脂肪を取る場合、下眼瞼脱脂・除皺術とも言われます。粘膜ではなく下まつ毛の直下の皮膚を切開し、眼窩脂肪を取り出します。同時に余分な皮膚を切り取る除皺術を行います。傷を縫合するため、1週間後に抜糸を行います。強い腫れや内出血といったダウンタイム症状は2週間~1か月程度あらわれます。

    この症例を詳しく見る

    どちらの方法がおすすめ?            

    下眼瞼脱脂術と下眼瞼除皺術、どちらの方法がよいのでしょうか。ポイントごとに比較してみましょう。

    比較ポイント①治療後の傷

    下眼瞼脱脂術では下瞼の裏側からメスを入れるため、傷は皮膚表面からはわかりません。下眼瞼除皺術では、下まつ毛のすぐ下から目尻まで皮膚切開を加え、最後に縫合します。抜糸してから、3ヶ月程度は赤く硬い傷跡となり、半年経つと白く柔らかく傷跡になってきます。目立たなくはなりますが、傷跡自体は必ず残ります。

    比較ポイント②費用

    下眼瞼脱脂・除皺術は、経結膜脱脂よりも費用が高くなります。イセアクリニックの場合、下眼瞼脱脂術は片目185,000円(税込)・両目295,000円(税込)、下眼瞼脱脂・除皺術は片目280,000円(税込)・両目445,000円(税込)です。

    比較ポイント③ダウンタイム・経過            

    下眼瞼脱脂術の場合、縫合がないので抜糸は不要です。約1週間~2週間程で大きな腫れや内出血は治まります。下眼瞼除皺術の場合、皮膚側を縫合しているため5~7日後に抜糸を行います。抜糸後はまだ傷あとが赤く目立つ状態です。ダウンタイムは2週間~1か月、大きな腫れや内出血は約2週間で治まります。傷も2~3ヶ月は赤みがある状態で、次第に目立たなくなります

    比較ポイント④効果・仕上がり

    「下眼瞼脱脂」「下眼瞼除皺」ともに、すべての症状が治まり完成するのは3ヵ月ほどで、効果は半永久的です。いずれも目の下のたるみや眼窩脂肪による膨らみ、黒クマが気になる方におすすめですが、眼窩脂肪に加え、目の下の皮膚がたるんだり、シワが目立ったりして老け顔にみられる方には、余分な皮膚を切除できる「下眼瞼脱脂・除皺術」がおすすめです。

    下眼瞼脱脂の流れ

    下眼瞼脱脂術では、まず患部に局所麻酔とブロック麻酔の注射を行います。ご希望があれば笑気麻酔を併用することが可能です。次に下瞼の裏側の粘膜部分をメスで切開し、突出している眼窩脂肪を適量取り出します。傷は縫合なしで自然治癒力により塞がります。

    下眼瞼除皺術では、まず患部に局所麻酔をします。ご希望があれば笑気麻酔を併用することが可能です。下まつ毛の直下を切開し、突出している眼窩脂肪を切除または移動したりさせます。余っている皮膚を一部切除し、最後に縫合し、1週間後に抜糸をします。

    評判の良いクリニックでの下眼瞼脱脂がおすすめ

    下眼瞼脱脂の仕上がりは、医師の技術力に左右されます。ホームページで症例などを確認し、口コミなども参考にしながら、納得できるクリニックや医師を選びましょう。イセアクリニックでは、解剖学を熟知し、高周波メスを使わずに出血を極限まで抑える技術によりダウンタイムを最小限にしています。

    下眼瞼脱脂に関するよくある質問  

    涙袋にヒアルロン酸注入をしているのですが、目の下のたるみの手術をしたら一緒になくなってしまいますか?

    答え

    涙袋のヒアルロン酸が通常の位置に入っていたら、無くなることはありません。

    しかし、通常の位置でないところに入っていたら、下眼瞼脱脂をする際に周囲に癒着している可能性が生じるため治療困難になることもあります。

    下眼瞼脱脂術(経結膜法)をすると、涙袋が大きくなるとは本当ですか?

    答え

    涙袋そのものが大きくなることはありませんが、眼窩脂肪の突出が小さくなると、相対的に術前より涙袋が大きく見える可能性があります。

    下眼瞼脱脂術(経結膜法)を受けたいのですが、健康診断が近々である場合は避けたほうがいいですか?

    答え      

    健康診断の内容にもよります。眼圧や視力検査など、目の検査では影響が出る可能性があります。術後1週間はコンタクトを使用できません。下眼瞼脱脂を行う場合は、健康診断が終わった後がよいでしょう。目に関連するもの以外の健診項目は避ける必要はありません。

    まとめ

    今回は以下の内容についてお伝えしました。

    ・下眼瞼脱脂とは

    ・下眼瞼脱脂の仕組み

    ・下眼瞼除皺の仕組み

    ・どちらの方法がおすすめ?

    ・下眼瞼脱脂の流れ

    ・評判のよいクリニックでの下眼瞼脱脂がおすすめ

    目の下のたるみ取りの施術方法は大きく分けて「下眼瞼脱脂術」と「下眼瞼除皺術」の2つがあります。下眼瞼脱脂術は下まぶたの裏側から、下眼瞼除皺術は皮膚表面の下まつ毛の際から目尻にかけてメスを入れて眼窩脂肪を取り出します。経皮脱脂の方が皮膚の切除や縫合・抜糸もある分、費用も高く、目立つ腫れが続く期間は長くなり傷もできますが、時間とともに落ち着きます。たるみの原因が眼窩脂肪の突出だけであれば下眼瞼脱脂術のみがおすすめですが、加えて余った皮膚のたるみがある場合は、下眼瞼脱脂術だけではたるみを取りきれないため下眼瞼除皺術と組み合わせます。皮膚のたるみと頬の凹みがある方は下眼瞼除皺術に加えて、眼窩脂肪の移動術を組み合わせるのもおすすめです。たるみの原因に応じて適した治療を選ぶことで、最適な結果が得られます。

    About the author
    日本外科学会 認定専門医 和田 尚人
    日本外科学会 認定専門医
    和田 尚人
    NAKAMURA TAKUMI
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    • 和田尚人医師 症例写真
      施術名
      下眼瞼脱脂術
      施術の説明
      下眼瞼脱脂術とは、下瞼の裏(経結膜)を切開し、脂肪を除去する施術です。
      副作用(リスク)
      腫れ・内出血・痛み
      施術の価格
      両目295,000円(税込)
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