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顔の「脂肪吸引」と「糸リフト」は、いずれも顔をすっきり見せる効果が期待できる治療です。脂肪そのものを取り除くことでダイエットなしで顔痩せができる「脂肪吸引」と手軽にたるみを引き上げてくれる「糸リフト」、同時に受けることで相乗効果が期待できます。
脂肪吸引と糸リフトを比較し、同時に施術を受けた場合のメリット・デメリット、ダウンタイム、同時施術で後悔しないためにご自身でできることについて、症例写真も紹介しながら解説します。
脂肪吸引と糸リフトは同時施術が可能です。
治療の種類によって、同時施術が適している、もしくは適さない組合せ、片方の施術のダウンタイム終了後や完成後のタイミングがよい場合があります。脂肪吸引と糸リフトの場合、同時に施術することのメリットが大きいため、適応となれば同時施術をおすすめします。バッカルファットの同時施術も可能です。
脂肪吸引と糸リフト同時施術のメリット・デメリットについて解説します。
脂肪吸引と糸リフトを同時施術するメリットは以下の通りです。
・ダウンタイムが一度で済む
・効果がすぐに感じられ、持続させやすくなる
・糸リフトでリフトアップするため、いっそうの小顔効果・若見え効果が感じられる
脂肪吸引術後は脂肪が減少したるみやすい状態のため、よい位置に定着するまで夜間の圧迫固定を必要とし、時間がかかります。糸リフトを同時施術すると、たるみを高い位置に固定できるため、脂肪吸引のみで回復を待つよりも、すぐに効果を感じられ、かつ糸リフトの効果を持続させやすくなります。
脂肪吸引と糸リフトを同時施術するデメリットは以下の通りです。
・脂肪吸引後の圧迫の際に痛みが出やすい
・脂肪吸引後のマッサージの方向に気を使う必要がある
・糸リフトのみに比べると、ダウンタイムが長い
脂肪吸引後は拘縮緩和のために、術後1か月以降よりマッサージを開始します。糸リフトを併用した場合、マッサージの方向に気を付ける必要があります。
脂肪吸引と糸リフトの施術内容、効果、ダウンタイム、リスクを比較します。
〇脂肪吸引
【施術内容】
笑気麻酔あるいは静脈麻酔をします。全身麻酔はご相談ください。
① 顎下裏側の正面から見えないところと両側の耳垂基部(耳たぶの付け根)の隠れるところをカニューレの刺入部とします。局所麻酔後、刺入部を3mmほど小切開。麻酔注入用のカニューレを挿入し、テュメッセント(薄めた局所麻酔混合液)を注入します。
② 吸引用の細い管(カニューレ)挿入部位の皮膚を保護するためプロテクターを装着します。
フェザリングバー(脂肪を砕くギザギザの棒)を挿入し、吸引しやすくなるように前処置を行います。
「ベイザー脂肪吸引」の場合、ベイザー波によって脂肪細胞を乳化させます。
③ カニューレを挿入、脂肪を吸引します。吸引後すぐに患部を圧迫固定します。
【効果】頬:フェイスラインがスッキリする、顎:小顔効果、二重あごの解消、半永久的
【ダウンタイム】痛み、むくみ、内出血、拘縮
【リスク】吸引部位が凸凹になることや、たるむことがある、一時的な口の動かしにくさ
糸リフト
【施術内容】
① 通常刺入部は目尻の延長線上の生え際と耳の前に置きます。
② 局所麻酔をし、18Gで下穴を開けます。
③ 6~10㎝程度の棘のある糸がついた先が尖っていない針を、こめかみ部分から挿入します。
④ 針だけを抜くことで糸が皮下組織に引っかかります。
【効果】たるみのリフトアップ、約6ヵ月から1年持続
【ダウンタイム】赤み、腫れ、痛み、内出血、ひきつれ感
【リスク】アレルギー、感染、一時的な凸凹
脂肪吸引と糸リフトを同時施術した場合の初期のダウンタイムは約1週間。脂肪吸引だけのダウンタイムでも約1週間であり、ダウンタイムが合算して長くなることはありません。症状はそれぞれのダウンタイム症状と同様、痛み、腫れ、むくみ、赤み、内出血、拘縮などです。
「痛み」「腫れ」「赤み」は3.4日で落ち着きます。「内出血」は1~2週間かけて紫色が黄色に変わり、徐々に薄く下方に移動します。その後、拘縮が起こります。
痛みの感じ方には個人差がありますが、痛み止めの内服によりほとんどの場合は日常生活を送ることができます。腫れや赤み、内出血はマスクやメイクでカバーできる程度です。
糸リフト後は刺激が加わるとリフトアップ効果が失われてしまう可能性があるので、術後1か月程度はマッサージを控えてください。脂肪吸引後1か月程すると拘縮があらわれます。拘縮の緩和にはマッサージが効果的ですが、糸リフトと同時施術の場合は、方向に注意し、強く揉むなどやり過ぎに注意しましょう。
顔脂肪吸引と糸リフトで後悔しないためには、納得するまでカウンセリングを受け、実績のあるクリニックで施術をすることがポイントです。
事前カウンセリングは複数のクリニックで受け、比較しましょう。クリニックにより、脂肪吸引の術式(ベイザー使用の有無など)、糸リフトで用いる糸の種類、痛みへの対応、治療方針、料金体系は異なります。糸リフトは繰り返し治療することも見越して、継続しやすい料金・プランであることも大切です。
あらかじめ治療について調べ、事前カウンセリングでは術後の生活への影響、アフターケアまで納得するまで確認しておきましょう。
「仕上がり」はもちろん「後遺症のリスクを防ぐ」ためにも医師の技術が大切です。例えば、脂肪吸引中に神経や筋肉、血管などの周辺組織を傷つけると、しびれやひきつれなどの後遺症を残す可能性があります。糸リフトは、引きつれや凸凹が起こることがあります。
医師の症例実績などを確認してから治療先を決めましょう。
【脂肪吸引】
イセアクリニックでは、スタンダード脂肪吸引とベイザー脂肪吸引のメニューを揃えています。ベイザーを用いない「スタンダード脂肪吸引」においても経験豊富な日本形成外科学会認定の形成外科専門医が担当します。仕上がりは症例をご確認ください。
基本は局所麻酔や静脈麻酔ですが、全身麻酔の際は医師2名体制で取り組みます。
【糸リフト】
イセアクリニックの糸リフトは引き上げ力・持続効果の高い糸を使い、1本単位料金が低価格ではじめやすく2回目以降はさらに安く続けやすいことが特徴です。
無料カウンセリングを実施しています。治療のメリット・デメリットはもちろん、術後の生活などについてもお気軽にご相談ください。
顔の脂肪吸引に関するよくある質問にお答えします。
答え
脂肪吸引と糸リフトを同時施術すると、脂肪のボリュームが減るだけでなくたるみも改善され、より若々しくすっきりした印象を得られます。また、脂肪吸引後は脂肪が定着するまで時間がかかりますが、糸リフトの効果でリフトアップするため、効果を早く感じられ、かつ持続させやすくなることが期待できます。
答え
顔のたるみの原因には、皮膚のたるみのほか、脂肪、筋肉、骨の萎縮などがあります。皮下脂肪が多い人には「脂肪吸引」、皮下脂肪の下垂によるたるみがある人には「糸リフト」、脂肪が多くたるみが目立つ場合は同時施術がおすすめです。
答え
皮下脂肪が多い人には脂肪吸引、脂肪の下垂によるたるみがある人には糸リフトが適しています。糸リフトのダウンタイムは軽く、効果の持続期間は6ヵ月から1年です。脂肪吸引は半永久的な効果を得られますが、傷やダウンタイムを伴い完成までは3ヵ月かかり元に戻せません。いずれもメリット・デメリットがあります。
今回は以下の内容についてご説明いたしました。
・脂肪吸引と糸リフトは同時にできる?
・脂肪吸引と糸リフト同時施術のメリット・デメリット
・脂肪吸引と糸リフトを比較
・脂肪吸引と糸リフト同時施術の症例
・脂肪吸引と糸リフト同時施術のダウンタイム
・顔脂肪吸引と糸リフトで後悔しないために
・イセアクリニックの顔脂肪吸引と糸リフト
顔の脂肪吸引と糸リフトは同時施術が可能です。同時に行うことで、ダウンタイムが1回で済み効果が持続しやすくなるメリット、糸リフトだけよりダウンタイムが長くなる、マッサージが強くできないなどのデメリットがあります。脂肪吸引は半永久的な効果、糸リフトは即効性があります。
ダウンタイムは重なる症状が多く、「痛み」「腫れ」「赤み」は3~4日、「内出血」は1~2週間。違いは2週間程度の「ひきつれ感」と約1カ月後からの「拘縮」です。
顔の脂肪吸引と糸リフトで後悔しないために、納得するまでカウンセリングを受け、実績のあるクリニックで治療を受けましょう。
超音波で脂肪組織を選択して溶解し吸引する施術
リスク・副作用:腫れ・内出血・血腫・火傷・凸凹・知覚異常・感染
糸を皮膚の下に挿入して引き上げることで高いリフトアップ効果が期待できる施術
リスク・副作用:腫れ・内出血・感染・アレルギー・ひきつれ
皮下脂肪に注射をし脂肪細胞溶解する施術。
リスク・副作用:腫れ・内出血・感染・アレルギー
ヒアルロン酸を注入し、あごを整えます。
リスク・副作用:腫れ・内出血・塞栓・アレルギー・感染