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顔の脂肪を減らすには、脂肪吸引と脂肪溶解注射どちらがおすすめでしょうか。やり方が異なっても効果は変わらないのでしょうか?
今回は、脂肪吸引・脂肪溶解注射それぞれについて、効果や即効性・ダウンタイム・痛み・施術回数・料金などの側面から比較し、おすすめの治療や失敗しないためのポイントについて紹介します。症例も参考に、ご自身にあった治療を選択するヒントになれば幸いです。
脂肪吸引とは、余分な脂肪を吸引機で取り除く治療です。麻酔注射後、耳の裏やアゴ下などの目立たない箇所から皮下脂肪を吸引し、吸引後は患部を圧迫固定すれば終了です。
「カニューレ」という吸引管を使用する際は、皮膚保護のためにプロテクターを装着して保護します。顔などの狭い範囲では、「シリンジ」という注射型の器具を用いることもあります。
脂肪溶解注射は、メスを使わず、脂肪細胞を溶かす作用のある薬剤を皮下脂肪に直接注射する治療法です。麻酔は不要で、注射のみで終わります。吸収された薬剤・溶解した脂肪は、汗や尿、便などとして体外へ排泄されます。
脂肪吸引と脂肪溶解注射の違いを、効果や即効性、ダウンタイム、痛み、施術回数、料金について比較し、表にまとめました。
効果 | 即効性 | ダウンタイム | 痛み | 施術回数 | 料金 | |
脂肪吸引 | 高い | 〇 | あり | ほとんどなし | 1回 | 33,000円~/回 |
脂肪溶解注射 | 緩やか | △ | ほとんどなし | ほとんどなし | 3回程度 | 27,500円/1㏄ |
脂肪吸引は直後から1回で効果を実感できますが、1か月するとさらにダウンタイムの腫れやむくみが引き、6か月かけて引き締まり完成となります。
脂肪溶解(BNSL)注射は徐々に効果があらわれ、3日程度で変化を実感できます。1回に使用できる薬剤の量が限られているため、一度に取りたい脂肪すべてを溶解することはできません。頬やアゴ下であれば、3回程度の施術が必要です。
ダウンタイムは個人差がありますが、脂肪吸引が2週間~1か月程度、脂肪溶解注射はほとんどありません。
脂肪吸引後の痛みは、数日がピーク。腫れやむくみ、内出血は、1~2週間程度で治まるでしょう。術後3日程度は圧迫固定のための専用サポーターを付けることで、ダウンタイム症状を和らげることができます。その後もこわばりは1~2か月程度続くことがあります。
脂肪溶解注射後にみられる症状は、鈍痛が数日、腫れやむくみは数日から1週間程度、内出血が出た場合は1~2週間で治まります。
いずれも針を刺すチクリとした痛みがあります。
脂肪吸引前は、麻酔注射を刺す痛みがあります。術中は、麻酔注射の効果により痛みを感じることはありませんが、意識があるので肌を触られている違和感はあるでしょう。
脂肪溶解注射は、注射を刺す痛みと薬剤が入る浸透圧による痛みがあります。注入前に該当部位を冷やすか表面麻酔を塗ると、痛みを緩和できます。
脂肪吸引は1回で効果を実感できます。
脂肪溶解注射は1度に注射できる量には限りがあるため、3回程度施術が必要です。いずれも脂肪細胞そのものを排除できるため、効果は半永久的です。
美容クリニックは自由診療のため、料金はクリニックや薬剤の種類・量、機器・術式により異なります。一見すると脂肪吸引のほうが高そうに見えますが、脂肪溶解注射は量や回数に応じ費用が増加します。例えば、アゴ下には3~10㏄、頬には3~5㏄程度が必要になります。
イセアクリニックでは以下のように料金を設定しています。
【脂肪吸引】スタンダード脂肪吸引はホホ・アゴ下330,000円・ホホ+アゴ下462,000円/ベイザー脂肪吸引はホホ・アゴ下各352,000円・ホホ+アゴ下473,000円
【脂肪溶解注射】カベルライン1㏄27,500円
※すべて税込表示
それぞれのメリットは、以下の通りです。
脂肪吸引は、1回で広範囲の脂肪にアプローチできます。さらに、ベイザー脂肪吸引であれば、皮膚の引き締めも可能です。
脂肪溶解注射は、メスを使わないため身体への負担が少なく、傷跡が残りにくい治療です。1回の施術時間が短時間で済み、ダウンタイムもほとんどありません。
脂肪吸引のデメリットは、ダウタイムがあること、医師の技術により仕上がりに差が生まれること、目立たないが傷が残ることが挙げられます。
脂肪溶解注射は、希望の仕上がりまでに複数回施術が必要です。
いずれも脂肪が原因の顔のもたつきに効果が期待できます。適応の判断には、脂肪のつき方や皮膚の状態などさまざまな要素が影響します。それぞれに得意な範囲があります。
【脂肪吸引がおすすめの方】
・顔全体の広範囲な脂肪が気になる方
・一度でしっかり効果を得たい方
・二重顎の首まわりが気になる方
・皮膚のたるみもある方(ベイザー脂肪吸引)
【脂肪溶解注射がおすすめの方】
・頬やアゴ下などピンポイントの施術を希望する方
・ダウンタイムが取れない方
脂肪吸引と脂肪溶解注射で失敗しないためには、カウンセリングや診察で適応を確認し、仕上がりイメージを共有して、納得してから施術に臨むことが大切です。また、脂肪を吸引し過ぎると、表面が凸凹になってしまうことがあります。仕上がりは医師の技術が左右するため、実績のある信頼できるクリニックを選びましょう。
イセアクリニックの脂肪吸引には、「スタンダード脂肪吸引」と「ベイザー脂肪吸引」の2つの方法があります。ベイザー脂肪吸引は、特殊な超音波で脂肪を組織から分離して取り除く方法です。丁寧な吸引で凸凹リスクを回避します。頬、アゴ下、頬+アゴ下のプランがあります。
脂肪溶解注射は、「カベルライン」という薬剤を使用しています。カベルラインは、FDA(米国食品医薬品局)承認成分の溶解補助剤・デオキシコール酸が高濃度で含まれており、ダウンタイムが少ない点が特徴です。
脂肪吸引と脂肪溶解注射に関するよくある質問にお答えします。
答え
対象となる脂肪の範囲や皮膚の状態などにより、適応が異なります。脂肪吸引は顔全体の広範囲な脂肪が気になる方、一度でしっかり効果を得たい方におすすめ。脂肪溶解注射は頬やアゴ下などピンポイントの施術、ダウンタイムが取れない方におすすめです。
答え
脂肪吸引は1回で高い効果が期待できますが、脂肪溶解注射に比べると費用が高額でダウンタイムがあります。
脂肪溶解注射は効果が穏やかで複数回行う必要がありますが、1回あたりの費用は抑えられダウンタイムもほとんどありません。
答え
脂肪吸引は即効性があり、1回で効果を実感できます。脂肪溶解注射の効果は緩やかで、3回程度施術が必要です。
今回は以下の内容についてご説明いたしました。
・脂肪吸引とは
・脂肪溶解注射とは
・脂肪吸引と脂肪溶解注射の違い
・脂肪吸引と脂肪溶解注射どっちがおすすめ?
・脂肪吸引と脂肪溶解注射で失敗しない方法
・イセアクリニックの脂肪吸引と脂肪溶解注射
脂肪吸引と溶解注射の違いはお分かりいただけましたか。
脂肪吸引と脂肪溶解注射は、いずれも脂肪細胞を除去できるため、頬やアゴ下、ファイスラインのお悩みに原因から働きかけます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご自身のライフスタイルに合わせて選択するとよいでしょう。脂肪吸引と脂肪溶解注射で失敗しないためには、信頼できるクリニックを選び、カウンセリングで適応を確認し納得してから治療に臨むことが大切です。
無料カウンセリングを実施しておりますので、お気軽にご相談ください。
超音波で脂肪組織を選択して溶解し吸引する施術
リスク・副作用:腫れ・内出血・血腫・火傷・凸凹・知覚異常・感染
糸を皮膚の下に挿入して引き上げることで高いリフトアップ効果が期待できる施術
リスク・副作用:腫れ・内出血・感染・アレルギー・ひきつれ
皮下脂肪に注射をし脂肪細胞溶解する施術。
リスク・副作用:腫れ・内出血・感染・アレルギー
ヒアルロン酸を注入し、あごを整えます。
リスク・副作用:腫れ・内出血・塞栓・アレルギー・感染