鼻尖形成・鼻尖縮小とは、鼻先(鼻尖(びせん))の形を変えて、鼻先を細くしたり、団子鼻を改善する手術です。
東洋人は鼻先が丸い、いわゆる「団子鼻」の方が多い傾向にあります。団子鼻の原因として、鼻先の脂肪に厚みがあること、鼻先にある鼻翼軟骨(びよくなんこつ)が広がっていることなどが挙げられます。
鼻尖形成・縮小の手術では、必要に応じて鼻先の脂肪を除去したり、広がった左右の鼻翼軟骨を縫い寄せて鼻先の丸みを改善します。
鼻翼軟骨が元々小さい方や、しっかりと変化を求める方の場合、この方法だけではあまり変化を感じられないこともございますので、そういった場合は耳の裏側から耳介軟骨を採取して鼻先に移植し、ツンとした鼻先にします。イセアで鼻尖形成・鼻尖縮小の手術を受ける方のうち、7割程度は軟骨移植を希望されています。
より鼻先を高くしたい方や、鼻先の向きを変えたい(豚鼻を治したい)という場合は、鼻中隔延長の手術がおすすめです。
リスク・副作用:血腫・感染・瘢痕(はんこん)
鼻先に軟骨を移植する場合は、左右どちらか片方の耳に局所麻酔の注射をします。
麻酔が効いてきたら、耳の裏側からメスを入れ、耳介軟骨を採取します。
鼻に局所麻酔の注射をします。
両側の鼻の穴の内側を、メスで切開します。
場合によっては鼻の穴の内側に加えて、鼻柱(鼻の穴と鼻の穴の間)も切開します。
どのような方法で手術を行うかは、予めカウンセリング時にご説明いたします。
切開した部分からハサミを入れ、皮膚と軟部組織(脂肪等)とを丁寧に剥離(はくり)します。
必要に応じて、軟部組織や鼻翼軟骨等を切除します。
左右の大鼻翼軟骨を中央に引き寄せ、吸収糸で縫合します。
軟骨を移植する場合は、採取・加工した耳介軟骨を鼻尖(鼻の先端)に移植します。
鼻の穴の内側の切開部分を吸収糸で縫合します。縫合した糸は徐々に吸収されるため、抜糸は不要です。
鼻柱を切開した場合は溶けない糸で縫合するため、5~7日後に抜糸します。
鼻尖形成・鼻尖縮小のダウンタイムは約2週間程度です。
ダウンタイム後も、腫れを繰り返したり、安定しない状態が続くことがあります。それらが落ち着き、完成するまでには3か月程度かかります。
※患部は避けてください
※患部は濡らさないでください
※患部は濡らさないでください
※抜糸がない場合は1週間後
笑気麻酔は笑気ガス(亜酸化窒素)を鼻から吸引する麻酔です。笑気麻酔をすることで、酔っぱらったようなふわふわした感覚になり、痛みを和らげることができます。
鼻の整形では、局所麻酔の注射針を刺す際の痛みを緩和する目的で使用します。
局所麻酔は対象部位に直接注射をし、痛みを取り除く麻酔です。
局所麻酔が効いていれば施術中に痛みを感じることはありません。
対象部位に直接注射針を刺すため、チクッとした痛みを感じます。
静脈麻酔は点滴によって眠った状態で施術を受けることができる麻酔です。麻酔の投与を中止すれば速やかに覚醒することができるため、入院の必要もなく体への負担も少ないのが特徴です。
施術に対して恐怖心の強い方は静脈麻酔をお選びいただいております。
全身麻酔は点滴によって眠った状態で施術を受ける麻酔です。
全身麻酔は全身の筋肉を弛緩(しかん=ゆるむこと)させるため、自力で呼吸することができなくなります。そのため、全身麻酔を行う際は酸素マスクを用いて人工呼吸を行います。
イセアでは執刀医と麻酔医の2名体制で手術を行い、麻酔医が常に呼吸や血圧等を確認し、患者様の安全に努めます。