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  • 鼻筋を通す整形とは?理想の鼻にする外科手術からプチ整形まで解説

    投稿日:
    2021/08/06
    プロテーゼ隆鼻術 鼻筋 鼻骨幅寄せ
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    こんにちは。形成外科医の鈴木知佳です。

    鼻筋を通す方法にはどのような方法があるでしょうか。
    美容整形には、注射や糸などを用いる切らない治療と皮膚や骨を切る外科治療があり、それぞれの治療の種類もさまざまです。
    治療別の特徴やメリット・デメリットについて、説明します。ご自身の希望にあった治療方法を見つけましょう。

    鼻筋とは?どこの部位?どうすれば鼻筋を通すことができる?

    一般的に「鼻筋」と呼ばれる部位は、目と目の間の鼻根部から鼻背を通って鼻先までのラインを鼻筋と呼びます。

    鼻筋がないと感じる特徴として、鼻根部が低いもしくは鼻背部が太くなっているかが原因になります。鼻筋は遺伝的な要素が大きく、日本人は欧米人と比較すると、鼻筋が低い顔立ちです。

    鼻根部から鼻背部を細く高くすることで、鼻筋を通すことができます。

    鼻筋を通す・高くする整形の種類

    鼻筋を通す治療には、鼻筋に医療材料など、鼻筋を通すものを入れる方法があります。手術による方法に分け、それぞれの概要を紹介します。

    プロテーゼによる隆鼻術

    鼻筋に、人間の軟骨にとても似た医療材料である「プロテーゼ」を挿入し、高さを出したり、スッと通ったシャープな鼻筋を作る施術です。プロテーゼは体内で吸収されることがないため、半永久的な効果が得られます。また、プロテーゼは体内に入っていてもほとんど変質せず、アレルギーも起こしづらい安全な材質です。
    プロテーゼの挿入は鼻の穴の中をメスで切開して行うため、外から傷跡が見える心配もありません。
    プロテーゼは取り出すことも可能ですので、除去したい場合や、形を変えたい時に新しいプロテーゼに入れ替えることも可能です。

    自家軟骨による隆鼻術

    鼻筋にご自身の身体から採取した軟骨を挿入し、高さを出す手術です。
    鼻の状態や、ご希望などによって異なりますが、軟骨は耳介軟骨や肋軟骨から採取して移植します。耳介軟骨は耳の裏側を切開し、肋軟骨は胸の下を切開して採取します。
    自家軟骨を移植する場合、軟骨を採取する部位に傷跡が残ってしまったり、採取した軟骨が曲がっていく可能性もあるため、基本的にはプロテーゼをおすすめしますが、どうしても異物を入れることに抵抗がある、プロテーゼで何らかのトラブルが起きたことがある、自分の組織を使いたいという方には、自家軟骨の移植が可能です。

    鼻骨幅寄せ

    鼻骨幅寄せとは、鼻骨を削り、太い鼻筋をほっそりさせる方法です。
    鼻筋が太いことにお悩みの方や、今より鼻筋を細くしたいといった方におすすめの施術です。
    鼻骨幅寄せは、左右の鼻骨に切り込みを入れて一度不安定な状態にし、左右の鼻骨を真ん中に寄せて固定するという非常に難しい手術のため、執刀医は骨・筋膜・筋肉・血管などの全ての位置や構造を把握している必要があります。そのため、イセアでは解剖学を熟知した形成外科出身の医師が執刀いたします。
    鼻骨幅寄せは基本的に鼻の穴の中を切開するため、外側から目立つ傷跡は残りません。ただし、大きく変化を出したい場合は外側から切開することもございます。

    切らずに鼻筋を通す治療

    ヒアルロン酸注入:鼻の付け根から鼻筋に、注射でヒアルロン酸を注入し、鼻筋を通す施術です。ヒアルロン酸は人体に元々含まれる成分です。注入したヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されていきます。個人差はありますが、3か月~1年程度、平均6か月程度で吸収されるため、効果の維持には定期的な注入が必要です。ダウンタイムはほとんどないものの、人によっては腫れや内出血などが出ることも。症状は約1週間、内出血が出た場合は消えるまでに2週間程度かかることもあります。

    Y-ko:鼻先から針を刺し、針の中に入っている医療用の溶ける糸を挿入することで、鼻筋を通す施術。5~10本程度入れる人が多くいらっしゃいます。持続期間は約1年程度、溶ける糸は体内に吸収されます。

    いずれも、手術時間は約30分。ダウンタイムは1~2週間程度、即日完成します。

    マッサージやノーズクリップ・鼻プチで鼻筋を通すことは可能?

    セルフマッサージや、ノーズクリップや鼻プチで鼻筋を細くする、小鼻を小さくする方法があります。

    皮膚の変化によって感覚的には高く感じるようになりますが、適度にやらなければどれも一時的な効果を得ます。外科手術のプレテーゼ・自家軟骨移植による隆鼻術・ヒアルロン酸注入や糸など物理的に変化させるものより効果はありません。鼻は皮膚が厚く、脂肪が少ないため、どんなにマッサージをしてもむくみを完全に解消できるわけではありません。これらのセルフケア・マッサージは過度にやりすぎることで炎症や傷がつき、瘢痕化になる恐れがあります。

    ノーズクリップなど使用する際は、長時間の使用を避け、1日5~10分程度のマッサージを行うと良いでしょう。

    メスを入れることで鼻筋を通す整形のリット・デメリット

    メスを入れる治療法のメリットは「半永久的な効果が得られること」。
    デメリットは、メスを入れることや麻酔注射による「傷」、「痛み」、「ダウンタイム」、「術後の生活の制限」、「気持ちの変化」「費用」が考えられます。ただし、鼻の中から切る場合は、外から傷が見えることはありません。
    注射の痛みが苦手な人には笑気麻酔がご利用いただけますし、術後麻酔が切れた後の痛みは、概ね処方する内服薬で抑えられる範囲内です。ダウンタイムも目立つ症状は2週間程度です。腫れや内出血が出た場合も、マスクやメイクをすれば隠すことができます。

    術後は、メスを入れない治療法に比べれば制限はありますが、メイクも洗顔もシャワーもコンタクトも、手術当日から可能です。
    術前にカウンセリングを行い、納得をしたうえで治療を受けていただきますが、それでも完成後に気持ちが変わった場合、該当の手術が初めて、かつ完成後1か月間であれば、無料で再手術が可能です。
    治療費は、切らない治療法に比べるとやや高いものの、半永久的な効果がえられるため、コストパフォーマンスに優れています。

    メスを使わない鼻筋を通す整形のメリット・デメリット

    メスを使わない整形のメリットは、「手術に伴うリスクがないこと」、「ダウンタイムがほとんどないか、あるいは短いこと」、「術後の生活の制限が少ないこと」「手軽な費用」が挙げられます。
    デメリットとしては、手術のように半永久的な効果や大きな効果が期待できる施術ではないため、「効果を維持するには定期的な治療が必要」ということ。
    切らない治療法では、時間の経過とともに医療材料が体内で吸収されてしまうため、3か月~2年で元の姿に戻ってしまします。
    手術には抵抗があるという方や、試しに変化を見たい、ダウンタイムが取れない、という人にはおすすめです。

    まとめ

    この記事では、以下の内容についてご説明しました。

    ・鼻筋とは?どこの部位?どうすれば鼻筋を通すことができる?

    ・鼻筋を通す・高くする整形の種類

    ・マッサージやノーズクリップ・鼻プチで鼻筋を通すことは可能?

    ・メスを入れることで鼻筋を通す整形のメリット・デメリット

    ・メスを使わない鼻筋を通す整形のメリット・デメリット

    メスを入れない治療法は手軽で、お試しとしては悪くありませんが、時間の経過とともに元に戻ってしまうため、コストパフォーマンスはよくありません。メスを入れると、一時的にダウンタイムが生じるものの、目立つ症状は2週間で、半永久的な美しさを保つことができます。ご自身のスケジュールや理想に合った治療法を選択しましょう。

    鈴木の執刀した症例は下記よりご覧いただけます。

    鼻筋を細くする「プロテーゼ隆鼻術」に加え、鼻尖形成、鼻翼縮小を行っています。
    https://www.tokyoisea.com/nose/photo/post14/
    こちらも鼻筋を細くする「プロテーゼ隆鼻術」に加え、鼻尖形成、鼻翼縮小を行っています。
    https://www.tokyoisea.com/nose/photo/post39/
    こちらの患者様も鼻筋を細くする「プロテーゼ隆鼻術」に加え、鼻尖形成、鼻翼縮小を行っています。
    https://www.tokyoisea.com/nose/photo/post06/

    【鼻整形】鼻へのヒアルロン酸注射とプロテーゼのメリット・デメリットを解説します!

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