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  • 小鼻を小さくするには?整形の種類や違いを紹介

    投稿日:
    2023/08/25
    小鼻 整形
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    「小鼻が大きい」「団子鼻が気になる」といった悩みを持つ方のために、小鼻を小さくする治療法があります。気軽に試すことができるメスを使わない治療法から手術により半永久的な美しさを保つことができるものまで、ご希望やご都合に合わせて選ぶことができるよう、治療法の種類や内容、メリット・デメリットを紹介します。

    小鼻を小さくする整形の種類

    小鼻が大きい理由は、小鼻の皮膚や脂肪が厚い、小鼻が横に広がっている、鼻先の軟骨が横に広がっている、などが考えられます。小鼻や鼻先の形を整えたり、小鼻にある皮膚や脂肪を除いたりすることで、小鼻を小さくすることができます。手術による方法のほか、メスを使わない方法もあります。

    切らない治療

    切らずに小鼻を小さくするには、鼻に針で薬や糸を入れる方法があります。施術時間は10分~30分程度、即日完成します。

    • 脂肪溶解注射:注射で脂肪溶解注射をし、鼻の脂肪を溶かして、少しずつ鼻先を小さくする施術です。鼻の脂肪が厚く、皮膚の厚みが気になる人、鼻が大きく見えてしまう人に適しています。

    • 糸治療:鼻先から針を刺し、針の中に入っている医療用の溶ける糸を挿入することで、鼻筋を通す施術です。鼻先をツンとシャープにすることで、団子鼻を解消し、小鼻の大きさが目立たなくなる可能性があります。

    手術による治療

    手術により小鼻を小さくするには、厚みのある小鼻の皮膚や広がった鼻先の軟骨を縫い寄せる方法があります。局所麻酔で行うことができます。

    • 鼻尖形成・鼻尖縮小:鼻尖、つまり鼻先の形を変えて鼻先を細くしたり、団子鼻を改善したりする手術です。鼻先の軟骨が広がって小鼻が大きく見えるとお悩みの人に適しています。必要に応じて鼻先の脂肪や軟部組織といわれる組織を除去したり、広がった左右の鼻翼軟骨を縫い寄せたりして形を整えます。手術時間は60~90分程度です。
    • 鼻翼縮小:鼻翼は小鼻のこと。小鼻の皮膚を切り取ることで小さくする手術です。大きな変化を望まない場合は、鼻の穴の内側から小鼻の付け根を切って縫合するので、傷あとは外からは見えません。小鼻が巻き込んだような形で横に張り出しているのが気になる場合は、小鼻の外側から切り取ります。手術時間は30分~60分程度です。

    メスを使わない小鼻を小さくする整形のメリット・デメリット

    メスを使わずに小鼻を小さくする整形治療のメリットは、傷あとが残らないことです。治療の傷は針の穴くらいなのですぐに塞がり、傷あとの心配はありません。また、ダウンタイムがほとんどありません。

    デメリットとしては、「回数を重ねる必要があること」、「持続期間が短く、元に戻ってしまう可能性があること」、治療を繰り返すことで「手術による治療よりも高くついてしまうこと」などがあげられます。

    • 脂肪溶解注射: 1回の注射で大きな効果を得ることは難しいため、1回1~2本、1~2週間ごとに3~5回の施術を行うのが効果的。脂肪細胞そのものを溶かすため、一度溶けた脂肪は元に戻ることはありませんが、暴飲暴食をするなど、急激な体重の増加が合った場合、溶けずに残っていた脂肪が膨張してしまうこともあります。費用は1本12,000円、12本で93,000円(税抜)です。
    • 糸治療:糸は時間が経つと吸収されるため、持続期間は約1年程度です。効果を感じるために、1回に5~10本程度の糸を入れる人が多くいらっしゃいます。費用は1本21,800円、10本184,800円(税抜)です。

    半永久的な効果、大きな変化は期待できませんが、手術に抵抗がある人や、変化を試したい人、ダウンタイムをとる時間のない人におすすめです。

    メスを入れることで小鼻を小さくする整形のメリット・デメリット

    メスを使って小鼻を小さくする整形治療のメリットは、「半永久的な効果が得られること」です。時間が経過しても、理想の形を維持することができます。

    デメリットは、「治療に伴う痛みがあること」「ダウンタイムが長いこと」「傷あと」「費用が高いこと」などが挙げられます。もっとも痛みを感じるのは麻酔注射のときですが、ご希望により麻酔時の痛みを和らげる吸入式などの麻酔が利用できます。また術後は鈍痛が現れますが、クリニックで処方する痛み止めを内服することにより耐えられるレベルの痛みです。抜糸は5~7日後、ダウンタイムは2週間くらいですが、内出血など目立つ症状はメイクでカバーし、糸や傷、腫れがあってもマスクを装着していれば、人目を気にせずいつも通りの生活を送ることができます。また、手術当日からスキンケア、メイク、コンタクト、シャワーが利用できるため、日常生活に大きな支障はないでしょう。小鼻の外側を切った場合、術後数か月間は皮膚に赤みが出ますが、半年~1年ほどかけて徐々に薄くなり、白く平らな状態に落ち着いていきます。メスを入れない治療に比べれば、1回あたりの費用は高く感じられるかもしれませんが、治療は1回で済むため、長期的に考えるとリーズナブルです。

    • 鼻尖形成・鼻尖縮小:自分の体から取った軟骨を使うことができます。軟骨を採取する部位に傷あとが残ってしまいますが、耳の裏なので目立つ心配は少ないでしょう。費用は277,800円、耳介軟骨移植も行う場合は370,800円(税抜)です。
    • 鼻翼縮小:余分な皮膚を切って縫い合わせるだけの手術です。費用は277,800円(税抜)です。

    大きな変化、半永久的な効果を期待するならば、手術による治療がおすすめです。

    まとめ

    この記事では、以下の内容についてご説明しました。

    ・小鼻を小さくする整形の種類(切らない治療・切る治療)

    ・手軽に小鼻を小さくする整形のメリット・デメリット

    ・メスを入れることで小鼻を小さくする整形のメリット・デメリット

    小鼻を小さくするには、メスを入れない治療法・手術による治療法があります。メスを入れない治療は治療やダウンタイムにかかる時間的にも心理的にもハードルは低いものの、時間の経過とともに元に戻ってしまいます。メスを入れる治療法は、一時的にダウンタイムが生じますが、術後の日常生活を大きく妨げるような無理な制限はなく、半永久的に美しさを保つことができるため、長期的に見て理想的な状態を維持でき、コストパフォーマンスに優れています。

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