鼻翼縮小をすると「術後に笑えないのでは?」と心配される人がいます。術後に笑えなくなってしまうのには、理由があります。笑えなくなる理由と対処法を解説し、鼻翼縮小の術後に笑えない期間や、術後に笑えなくならないためにご自身でできることをお伝えします。
鼻翼縮小は、小鼻や鼻の穴を小さくする手術。余分な皮膚を切ったり、小鼻を縫い寄せたりして小さくします。主な術式には「外側法」「内側法」「切らない鼻翼縮小(埋没法)」があり、鼻の状態やご希望により適した術式が異なります。
「外側法」では、鼻の外側の皮膚を切り取ります。大きな変化を望む人、小鼻の付け根より小鼻が張り出している人に適しています。「内側法」では、鼻の穴の内側の粘膜を切り取ります。小鼻だけでなく鼻の穴も小さくしたい人、見えるところに傷跡を残したくない人に適しています。内側法・外側法のダウンタイムは約2週間、完成までは約3か月。効果は半永久的です。
「切らない鼻翼縮小」では皮膚を切らず、小鼻の付け根を糸で縫い寄せます。メスを入れたくない人、傷跡を残したくない人、ダウンタイムが取れない人、初期費用を抑えたい人におすすめです。ダウンタイムは殆どありませんが、半年ほどで糸が切れたり緩んだりして、元に戻ってしまいます。
鼻翼縮小の術後に笑えないのは「笑うと痛い」「つっぱるため物理的に笑えない」「手術が崩れないか心配で笑えない」「笑えるが不自然」などの理由があります。それぞれの理由について対処法とともに解説します。
外側法・内側法後にあらわれるダウンタイム症状のひとつが〝痛み〟。痛みのピークは数日間、徐々に落ち着き1~2週間程度で治まるでしょう。ダウンタイム症状は回復過程にある証拠です。大笑いなどは控えましょう。
痛みが強い場合は、保冷剤などで断続的に冷やすと緩和されます。冷やし過ぎは凍傷のリスクがあるので、ご注意ください。殆どの場合、処方の痛み止めを内服することで治まります。身体を温めすぎると炎症や痛みが強くあらわれやすくなるため、長時間の入浴は控えましょう。
糸で小鼻を内側に寄せることで、表情筋の動きが制限されることがあります。制限される筋肉は鼻の横に位置し、上唇と小鼻を引き上げている〝上唇鼻翼挙筋〟や小鼻の下から鼻の横につながり、上唇を上げる〝上唇挙筋〟など。結果として皮膚がつっぱり、笑おうとしても物理的に動かなくなります。
切らない鼻翼縮小は、糸を切れば元に戻ります。そのままでも数か月から半年程度で糸が切れたり緩んで外れてしまったりするため、自然に元に戻るのを待ってもよいでしょう。内側法で皮膚切除が少なすぎたり、逆に多い場合もつっぱりを感じることがあります。
せっかく手術を受けても、崩れることを心配して笑えない人もいます。実際、「切らない鼻翼縮小」や「フラップ法を用いない内側法」では、糸が緩んだり切れたりして、元に戻ってしまうことがあります。
手術の崩れは、糸が緩んだり切れたりすることで起こります。「外側法」や「フラップ法を用いた内側法」を選択することで、元に戻りにくくなります。また、術後は「ぶつけない」「圧迫しない」など、医師の指示に従ってお過ごしいただくとよいでしょう。
外側法で小鼻の皮膚を切除しすぎてしまった場合、笑っても小鼻が全く動かないなど不自然になることがあります。完成までは不安定な状態ですが、完成後も動かないようであれば、自然に改善する確率は極めて低くなります。
切り過ぎた皮膚は元に戻りません。切り過ぎた小鼻の皮膚は、移植して形を作ることはできますが、小鼻を思い通りに動かすことは難しいでしょう。
鼻翼縮小後の笑えない期間は、原因により異なります。内側法や外側法による痛みが原因であれば、術後数日間から約2週間。埋没法のつっぱり感であれば数か月から半年程度となります。手術が崩れるのを心配して笑えないのであれば、鼻翼縮小の効果が続く限りずっと笑えないという人もいるでしょう。外側法で失敗してしまうと、ずっと不自然な状態が続きます。
術後のリスクやご自身の性格なども考慮して術式を選びましょう。また、大切なイベントなどがある場合は、考慮して治療スケジュールを立てるとよいでしょう。
鼻翼縮小の術後に笑えなくならないためには、「笑ったときに違和感を減らしたいと医師に伝える」「笑えなくなりづらい術式を選ぶ」「ダウンタイムがあることを理解する」ことがポイントです。
鼻翼縮小の治療は医師任せにせず、主体的に臨みましょう。事前カウンセリングで医師にご希望やイメージをお伝えいただき、納得するまですり合わせを行ってください。鼻の形はもちろん、動きも含めて「違和感を減らしたい」旨をお伝えください。イメージが具体的なほど、術後の後悔を避けることができます。
鼻翼縮小の主な術式は、内側法(フラップ法あり・なし)、外側法、切らない鼻翼縮小。フラップ法なしの内側法や切らない鼻翼縮小では糸が切れる心配があり、外側法は切りすぎると笑えても不自然になることがあります。技術力のある信頼できるクリニックで、鼻の状態と希望を考慮した適切な術式を選びましょう。
手術にはダウンタイムが伴います。痛みや腫れなどの症状により、ダウンタイム中や完成までの間は笑いにくくなることがあります。焦らず、完成まで様子を見ましょう。内側法・外側法のダウンタイムは約2週間。完成までも、腫れたり落ち着いたりを繰り返すことがあります。
糸だけの埋没法のダウンタイムはほとんどありませんが、腫れがあらわれることはあります。
イセアクリニックでは、技術がある経験豊富な医師が手術を担当します。クリニックは形成外科専門医が常駐し、数多くの手術を扱う、日本形成外科学会認定の教育関連施設。技術に自信があるので、一定の条件の下、再手術保証も設けています。また、カウンセリングは医師・カウンセラーともに何度でも無料ですので、十分にご納得いただいてから治療をお受けいただけます。鼻の状態や「笑ったときに違和感のない仕上がりにしたい」などのご希望をうかがい、最適な治療法を提案します。
鼻翼縮小に関するよくある質問にお答えします。
答え
切開法の場合、ダウンタイム症状の痛みが1~2週間後には治まり、自然と笑えるようになるでしょう。糸で縫い寄せるだけの埋没法の場合、痛みは殆どありませんが糸の引きつれ感が残ることがあります。糸のゆるみに伴い違和感は軽減されます。
答え
鼻翼縮小後に大笑いしたとき、切らない鼻翼縮小では糸が緩んだり切れたりする可能性があります。内側法でも切除が少なすぎたり、逆に多い場合は同様の結果が起こりえます。
答え
鼻翼縮小後、自然に笑えるようになるためには、傷の治りをスムーズにすることです。患部は抜糸まで濡らさない、入浴は抜糸後から、飲酒や運動は1週間後から、温めすぎたり圧迫したりということを避けてお過ごしいただきます。
今回は以下の内容についてお伝えいたしました。
・鼻翼縮小とは
・鼻翼縮小の術後に笑えない理由
・鼻翼縮小の術後笑えない期間
・鼻翼縮小の術後に笑えなくならないためには
・イセアクリニックの鼻翼縮小の特徴
鼻翼縮小は小鼻を小さくする手術。術後に笑えなくなるのには、「笑うと痛い」「つっぱるため物理的に笑えない」「手術が崩れないか心配で笑えない」「笑えるが不自然」といった理由があります。笑えない期間は術式により数日から半年程度。鼻翼縮小術後に笑えなくならないためには、事前カウンセリングで「笑ったときに違和感を減らしたいと医師に伝え」「笑えなくなりづらい術式を選び」「ダウンタイムがあることを理解」しておきましょう。