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  • 【写真で解説】鼻尖形成によるダウンタイムは2週間!仕事や日常はどう過ごす?

    投稿日:
    2021/08/24
    ダウンタイム 鼻尖形成・鼻尖縮小
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    こんにちは。東京イセアクリニック形成外科医の鈴木知佳です。

    丸い団子鼻を卒業し、鼻先をシャープにするには「鼻尖形成」という治療法が代表的です。
    よさそうな方法だということはわかっても、やりたいと思う反面、気になるのは術後の生活のこと。
    鼻先の脂肪をとったり、軟骨を縫い寄せたり、軟骨を移植したりと聞くと、手術を行った後はどのような症状が現れるのか、仕事を休まねばならないのかと、気になる人もいるでしょう。

    実際の術後経過を知りたい方のために、症例写真を使ってダウンタイムの症状を解説します。もとの日常生活に戻るまでには、どのくらいかかるのかなどの具体的なことについても説明します。

    鼻尖形成のダウンタイムは2週間

    鼻尖形成は必要に応じ鼻先の脂肪を除去したり、広がった左右の鼻翼軟骨を縫い寄せたりして、鼻先の丸みを改善する治療法です。

    しっかりとした変化を求める方などはさらに、耳の裏を切り、耳介軟骨をとって鼻に移植します。鼻や耳を切ったり脂肪を除去したりすれば、それぞれの部位に傷ができます。
    傷が治る過程で様々な症状が現れる期間がダウンタイムです。

    鼻尖形成のダウンタイムは約2週間です。
    その間、個人差はありますが、内出血や腫れ、痛みが現れます。
    一般に、症状は強く出たり治まったりを繰り返し、ダウンタイム後も安定しない状態が続くこともありますが、3か月ほど経てば落ち着き、完成となります。術直後よりも、手術翌日の方が、症状が目立つこともあります。こうした症状は正常な反応です。

    鼻尖形成のダウンタイムには、具体的には、以下のような症状が現れます。

    内出血

    患部周辺に出現します。内出血の色は、はじめは紫色をしていますが、次第に黄色みを帯びた色に変わり、薄くなっていきます。顔は身体に比べて毛細血管が多く、想像以上に内出血が現れて驚く方もいますが、マスクでかくすこともできます。

    腫れ

    腫れはそれほど広範囲ではありません。感染や感染による腫れを予防するために、術後に抗生剤を処方しているので、指示通り内服してください。

    痛み

    麻酔が切れた後はチクチクとした痛みを感じますが、通常、術後の痛みは鈍痛です。痛み止め薬を処方しているので、必要に応じ内服してください。薬を飲んで抑えられるくらいの痛みであれば心配はいりません。内服してもおさまらない鋭い痛みがつづくようであれば、クリニックで適切な処置を行います。

    内出血や腫れは程度の差はあるものの必ず起こりますが、患部を冷やすことで抑えることができます。保冷剤をガーゼ等に包み、1日数回、1回数分程度当てます。直接保冷材を当てたり、長時間あてたままにしたりしていると、凍傷になる危険性があるので注意が必要です。

    鼻尖形成術後の経過を写真で解説

    では、実際に鼻尖形成を受けた人に、術後どの程度腫れたり内出血がでたりしているのか、症例写真を見ながら解説していきます。

    ご紹介する患者様は、鼻尖形成の他に鼻プロテーゼ、鼻翼縮小の施術も同時に受けております。

    手術前

    鼻先が丸い状態です。

    手術翌日

    腫れ・内出血が現れていますね。

    手術から1週間後

    抜糸直後の様子です。
    他の施術の影響もありますが、内出血や腫れは現れていますね。

    手術から1ヶ月後

    腫れ、内出血が少し引いていますが、やや残ります。

    手術から6ヶ月後

    腫れや内出血などは落ち着き、傷も綺麗になっています。

    施術名:プロテーゼ隆鼻術(鼻筋に、人間の軟骨に似た医療材料「プロテーゼ」を挿入し高さを出す、シャープな鼻筋を作る施術)
    施術名:鼻尖形成【耳介軟骨移植】(鼻尖の形を変えて、鼻先を細くする、団子鼻を改善する手術)
    施術名:鼻翼縮小(鼻翼、小鼻を小さくする、鼻翼の横幅を狭くする手術)

    料金:975,600円(税込)
    リスク・副作用:感染・血腫・アレルギー・瘢痕、内出血・鈍痛・違和感

    上記の写真はあくまでも一例です。症状の現れ方には個人差があります。他の症例写真もありますので、参考にしてください。

    手術後、2週間過ぎても腫れが目立つ場合はクリニックにご相談下さい。

    鼻尖形成術後、ダウンタイムの日常生活

    鼻尖形成の手術後からの生活についてご説明いたします。

    洗顔・スキンケア・メイク・シャワー

    当日から可能ですが、傷口をふさいだり濡らしたりしないよう、鼻・耳など患部は避けてください。内出血はコンシーラーなどでカバーできますが、傷口にかからないようにしましょう。スキンケアはクレンジングシートや拭き取り化粧水などを利用するのも良いでしょう。傷口は抜糸後から洗えます。

    コンタクト

    当日から可能です。

    マツエク

    翌日から可能です。

    入浴

    抜糸翌日から可能です。切開部分が鼻の内側の身の場合、1週間後からになります。溶ける糸を使うため抜糸はありませんが、傷口があることに変わりはありません。すぐに入浴できないのは、血行が良くなり腫れが出るのを避けるためと、患部に汗や水が入らないようにするためです。

    飲酒・運動

    1週間後から可能です。飲酒や運動は血の循環を良くします。傷の周りに血が巡ることで、腫れや内出血、痛みが長引きます。また、傷口に汗が入ると感染リスクにつながります。

    喫煙

    1週間後から可能です。喫煙は血管を収縮させ、傷の修復に必要な酸素や栄養素の運搬を妨げてしまいます。腫れや傷あとの回復を妨げるので、せめて傷口が塞がるまでは控えましょう。

    鼻をかむこと

    2週間後から可能です。患部なので強く押さえすぎないようにしましょう。

    人と会うこと・仕事

    5~7日で抜糸をしますが、腫れはそれほど広範囲ではないため、マスクをしていれば翌日から仕事もできます。ただし、激しい肉体労働は、運動同様1週間は控えてください。手術当日、電車で帰るのは周りの目が気になるという方のために、タクシーチケットとマスクをお渡ししています。

    寝るとき

    頭を心臓より高くすることで、頭部に血液が集まるのを防いで、腫れを抑えることができます。寝るときは枕を高くする、横たわるときもリクライニングソファなどを利用することで頭を高く保つことができます。

    ダウンタイムの症状をなるべく緩和するための生活指導もさせていただきます。不安なことは、術前のカウンセリングでも聞いてください。

    まとめ

    この記事では以下について紹介しました。

    ・鼻尖形成後のダウンタイムの期間

    ・鼻尖形成のダウンタイムの症状

    ・鼻尖形成の術後の経過(写真)

    ・鼻尖形成術後のタウンタイムの過ごしかた

    ・鼻尖形成のダウンタイムの症状を軽減する方法

    鼻尖形成のダウンタイム期間は2週間、完成までは3か月です。外科手術のため、腫れや内出血などはつきものですが、適切な生活を守っていただければ、マスクなどで隠しながら、仕事や日常生活は支障なく送っていただくことができます。

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