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  • 投稿例)鼻の穴を小さくするには?整形の種類や違いを紹介

    投稿日:
    2021/03/03
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

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    大きくて目立つ鼻の穴は、整形で小さくすることができます。鼻の穴が目立つ理由は、鼻先が上を向いていることや小鼻が横に張り出していることなどが考えられます。鼻の穴を小さくするには、皮膚を切らずにできるライトな整形から手術を伴う半永久的なものまで、さまざまな治療法があります。鼻の穴を小さくする美容整形の種類や内容、施術ごとのメリット・デメリットを紹介します。

    鼻の穴を小さくする整形の種類

    鼻の穴を小さくする治療法には、鼻先や鼻の縁の向きを変えて鼻の穴を目立たなくする方法、小鼻を小さくする方法があります。治療法をひとつひとつ見ていきましょう。

    切らない治療

    切らずに鼻の穴を小さくする治療には、「Y-ko」という糸を使う方法があります。鼻先から針を刺し、針の中に入っている医療用の溶ける糸を挿入することで、鼻筋を通す施術です。鼻筋を通し鼻先をツンとさせることで、鼻先がやや下向きに改善され、鼻の穴が目立たなくなります。個人差はありますが、効果を感じるために、1回5~10本の糸を入れる人が多くいらっしゃいます。
    施術時間は約30分、ダウンタイムはほとんどありません。費用は1本21,800円、5本で92,800円、10本で184,800円(税抜)です。

    手術による治療

    手術により鼻の穴を小さくする治療は、鼻先の向きや小鼻の張り出しかたにより方法が異なります。いずれもダウンタイムは約2週間、完成までは3か月です。

    • 鼻翼縮小:小鼻が横に張り出していることによって鼻の穴が目立つ場合、小鼻の皮膚を切り取ることで小鼻の横幅を狭める方法です。鼻の状態や希望により、鼻の穴の内側または外側の皮膚を切りますが、しっかりと変化を出したい場合は、鼻の外側を切るため、術後5~7日後に抜糸をします。手術時間は60分、費用は300,000円(税抜)です。
    • 鼻孔縁形成:鼻先はそれほど上向きではなく、鼻の穴の縁が上に上がっているために鼻の穴が見えやすい場合、鼻の穴の内側を切って、軟骨を移植することより、鼻の穴の縁を引き下げ、鼻の穴を目立たなくします。手術は約90分、局所麻酔で行います。費用は370,800円(税抜)です。
    • 鼻中隔延長:鼻先が上を向いている、いわゆる豚鼻によって鼻の穴が目立つ場合、左右の鼻の穴の間の壁に軟骨を移植して、鼻先を下に向ける治療です。手術は約90分、全身麻酔で行います。費用は軟骨採取部位により、555,800(耳)/740,800円(肋骨)(税抜)となっています。

    メスを使わないで鼻の穴を小さくする整形のメリット・デメリット

    メスを使わずに鼻の穴を小さくする整形「Y-ko」のメリットは、「ダウンタイムがほとんどないこと」、「術後の生活の制限が少ないこと」「手軽な費用」などが挙げられます。

    ダウンタイムはほとんどありませんが、人により腫れや違和感が出た場合は1週間程度、内出血が出た場合は消えるまでに2週間程度かかることもあります。治療当日からメイクやシャワーを利用でき、翌日には運動や入浴も可能、術後の生活に大きな制限がありません。メスを入れることに抵抗がある方、休みが取れない方にとっては、利用しやすい治療法です。

    デメリットとしては、「効果を維持するには定期的な治療が必要」ということ。糸は1年程度で体内に吸収されてしまうため、治療した鼻の形は元に戻ってしまいます。理想の形を維持するために治療を重ねると、結果的に高額になってしまう可能性があります。

    手術により鼻の穴を小さくする整形のメリット・デメリット

    手術のメリットは「理想の鼻が半永久的に手に入ること」。理想の形に近づけるよう大きく形を変えることはもちろん、完成後も継続的な治療をせずに理想の形を維持できます。

    デメリットは、メスを入れることや麻酔注射による「傷」、「痛み」、「ダウンタイム」、「術後の生活の制限」、「気持ちの変化」「費用」が考えられます。

    鼻の外側を切る場合や軟骨を採取する場合、抜糸をするまでは糸が残りますが、鼻の糸や傷はマスクをして生活をしていれば目立ちませんし、軟骨を採取した部位の糸や傷も日常生活では目立たないところです。「痛み」が生じるのは、麻酔注射を刺すときと術後の麻酔が切れた後です。麻酔注射を刺すときの痛みが苦手な人には、事前に吸入するタイプの笑気麻酔がご利用いただけます。術後麻酔が切れた後の痛みは鈍痛で、処方の鎮痛剤の内服で抑えることができます。「ダウンタイム」の目立つ症状は2週間程度です。腫れや内出血が出た場合も、マスクやメイクをすれば隠して生活することができます。「術後の生活」は、抜糸まで入浴ができないなどの制限はありますが、メイクも洗顔もシャワーもコンタクトも、手術当日から可能です。術前カウンセリングで医師と理想のイメージを共有したうえで治療をしますが、完成後に「気持ちの変化」があった場合、保証期間内は無料で再手術が可能です。治療費は1回で半永久的な効果を得られることを思えば、コストパフォーマンスに優れています。

    治療法別の違いも確認しておきましょう。

    • 鼻翼縮小:鼻の中を切る場合は、外から傷が見えることはありません。鼻の外側を切る場合は、抜糸まで糸が残ります。局所麻酔でできます。
    • 鼻孔縁形成:軟骨を採取する部位に傷跡が残りますが、耳の裏や肋骨など日常生活では目立たない部位です。
    • 鼻中隔延長:軟骨を採取する部位に傷跡が残りますが、普段の生活では目立たない部分です。麻酔を不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、全身麻酔の場合、執刀医のほかに麻酔科医も立ち会い、麻酔の管理を行います。

    まとめ

    この記事では、以下の内容についてご説明しました。

    ・鼻の穴を小さくする整形の種類(切らない治療・切る治療)

    ・メスを使わないで鼻の穴を小さくする整形のメリット・デメリット

    ・メスを入れることで鼻の穴を小さくする整形のメリット・デメリット

    鼻の穴を小さくする治療法には、糸を使った手軽な治療法があります。ただし、糸は時間の経過とともに体内に吸収されるため、1年ほどで元に戻ってしまいます。メスに抵抗がある人やお試しとして利用したい場合に向いています。
    メスを入れる治療法は、いずれも2週間ほどのダウンタイムが生じますが、術後もマスクやメイクをするなどの工夫により、日常生活に大きな支障なく生活でき、時間が経過しても、半永久的に美しさを保つことができます。

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