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ボリューマXCは減少した顔のボリュームをふっくらと増大させて見た目を若返らせたい人、頬・アゴ・こめかみなどの部位に適しています。
約2年間の長期持続性があり、持ちを期待する人にもヒアルロン酸注入はおすすめです。
ボリューマXCの副作用には、腫れ、赤み、かゆみ、硬化、内出血、痛みなどがあります。
これらは、傷が治る過程で起こる自然な症状で、時間の経過とともに治まるものがほとんどです。
ダウンタイム症状は概ね1~2週間と言われていますが、症状により期間は多少異なり、出やすい部位・出にくい部位などもあります。
針を刺した箇所は一定の確率で内出血が出ますが、特に目元や唇など皮膚が薄い部位には出やすいものです。
腫れ、赤み、内出血などの見た目は、ファンデーションやコンシーラーなどのメイクでカバーできます。
また、唇はもともと柔らかいため、注入直後は製剤の硬さに違和感を覚えることがあります。
いずれも時間の経過とともに落ち着きます。
ボリューマXCの副作用について、症状、程度、期間、出る割合などを紹介します。
症状 | 程度 | 期間 |
痛み | 鈍痛、冷やすことで多少落ち着く 稀に仕事に支障が出る人も | ピークは数日 |
腫れ | メイクで隠せる程度 冷やすことで多少落ち着く | ピークは数日 2週間以内に治まる |
赤み | メイクで隠せる程度 | ピークは数日 2週間以内に治まる |
かゆみ | 冷やすことで多少落ち着く | ピークは数日 2週間以内に治まる |
硬化 | 馴染むまでは硬さを感じるが他人から気にならない程度 | ピークは数日 2週間以内に治まる |
内出血 | メイクで隠せる程度 | 2週間以内に治まる |
施術後の痛みは鈍痛で、初回で6~7割、2回目以降で5割程度の人が感じています。
痛みのピークは数日で、概ね2週間以内には治まります。
保冷剤などで断続的に冷やすことで、多少緩和されます。
ただし、痛みの感じ方には個人差があり、稀に、仕事に支障が出るほどの痛みを訴える方もいます。
その場合はクリニックにご相談ください。
施術後の腫れは初回で8~9割、2回目以降で7割程度の人が感じています。
腫れのピークは数日です。
概ね2週間以内には治まります。
保冷剤などで断続的に冷やすことで、多少緩和されます。
翌日からメイクでカバーできます。
施術後の赤みは初回で6~7割、2回目以降で5割程度の人が感じています。
赤みのピークは数日。
2週間以内には治まります。
翌日からファンデーションやコンシーラーなどでカバーすることができます。
施術後のかゆみは初回で4割、2回目以降で3割程度の人が感じています。
かゆみのピークは数日です。
概ね2週間以内には治まります。
施術後の硬化は初回で8割、2回目以降で7割程度の人が感じています。
硬化のピークは数日です。
概ね2週間以内には治まります。
柔らかい製剤を使用しても違和感を覚えることがありますが、他人からは気にならない程度です。
注入部位に内出血が現れることがあります。
ファンデーションやコンシーラーなどでカバーできることが多いです。
稀にヒアルロン酸を血管内に注入してしまうミスや、注入したヒアルロン酸が多すぎて組織を圧迫することにより、失明や脳卒中を招くリスクがあります。
鼻先やほうれい線の施術の際、小鼻すぐ横への注入は動脈を詰まらせるリスクが高いため、安全のため避けて行います。
医師の技術不足や細い針を使用することにより起こります。
解剖学を熟知した医師、実績のあるクリニックを選びましょう。
副作用には危険なものとそうでないものがあります。
傷の回復過程に伴う症状の場合もありますが、不安に思う場合はクリニックに相談・受診しましょう。
ヒアルロン酸のダウンタイム症状は、部位にもよりますが数日から長くても2週間程度で徐々に落ち着きます。
症状のあらわれかたには多少の個人差がありますが、不安がある場合や、強い症状があらわれた場合は通常のダウンタイム症状ではなく、危険な症状かもしれません。
すみやかにクリニックに相談・受診しましょう。
動脈塞栓の場合はダーゼを用いてヒアルロン酸を溶解し、感染の場合は抗生剤を投与する必要があります。
一般的なダウンタイム症状であれば、次第に軽減されますが、少しでも症状を落ち着けたい場合はクーリングがおすすめです。痛みや腫れ、内出血の場合、断続的に氷や保冷剤で冷やすと多少緩和されます。連続で冷やしすぎると凍傷になる恐れがあるため、ご注意ください。
ボリューマXC注入後の注意事項は「処置部位への刺激を避ける」「血流をよくすることを避ける」「頬杖や眼鏡に気をつける」の3つです。
当日から洗顔、洗髪、シャワー、スキンケアが可能ですが、施術部位は避けてください。
翌日からメイク、飲酒、運動、エステも可能ですが、刺激することで腫れや痛みを長引かせることがあるため、注意が必要です。
湯舟に浸かることは代謝が上がるため、一週間後からとしてください。
飲酒・喫煙・運動は翌日から、入浴は1週間後から可能ですが、日常生活の制限がなくなっても、長時間の入浴や過度の飲酒、激しい運動は避けましょう。
血流がよくなると、腫れや内出血の症状が出やすくなったり長引いたりします。
タバコは血液中の酸素や栄養素の運搬を妨げ、傷の治りを遅らせてしまうだけでなく、新たなたるみの原因にもなります。
アゴや鼻にヒアルロン酸を注入した場合、強く圧迫するとヒアルロン酸が動いて形が崩れてしまう恐れがあります。
アゴに注入したあとに頬杖をついたり、鼻に注入したあとに眼鏡を押しつけたりする行為も控えたほうが無難です。
効果を持続させるために、注入部位は圧迫しないようご注意ください。
ヒアルロン酸注入の仕上がりは医師の技術に左右されます。
必要以上の副作用やリスクを避けるために、クリニックのホームページなどで症例実績が掲載されているか、きれいな仕上がりかをチェックしましょう。
また、カニューレの使用など安全への取り組みについてもホームページを参照したりカウンセリングで確認したりするとよいでしょう。
ボリューマXCの副作用に関するよくある質問にお答えします。
硬い製剤なので、こめかみ、頬のこけ、顎のボリュームアップにおすすめです。
皮膚の薄い部分だと硬く感じたり、凸凹したりする可能性があるのでおすすめしません。
施術は男女関係なくお受けいただくことができます。
副作用の違いなども報告されていません。
多くの場合、術後の症状は目立つものではありません。
稀に目立つ腫れや内出血が出る可能性もありますが、メイクで隠せる程度です。
今回は以下の内容について、お伝えしました。
ボリューマXCは肌のボリュームアップ、頬・アゴ・こめかみなどの部位、長期持続を希望する人に適した製剤です。
副作用には、腫れ、赤み、かゆみ、硬化、内出血、痛みなどがあり、皮膚の薄い部位には内出血や硬化が起きやすい傾向にあります。
稀に動脈塞栓が起こることもあります。
回復過程におけるダウンタイム症状は比較的軽く徐々に治まりますが、激しい症状、増強する症状などがあらわれた場合は、クリニックに相談・受診をしてください。
注入後は「処置部位への刺激を避ける」「血流をよくすることを避ける」「頬杖や眼鏡に気をつける」の3つに注意し、失敗しないために実績のあるクリニックを選びましょう。