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ぷっくりとした涙袋は、目を大きく見せ、可愛らしい印象を与えてくれます。
涙袋を作る治療法のひとつが「ヒアルロン酸注入」です。
麻酔を含めて30分程度の施術時間で済み、ダウンタイムも小さな腫れや内出血程度で目立つ症状はほぼありません。
注入後のヒアルロン酸は、時間の経過とともに数か月~1年程度で自然に吸収されて元に戻るため、効果を維持するには、繰り返し注入を行う必要があります。
施術方法は、注入箇所を氷で冷やし、注入箇所に表面麻酔を塗布し痛みを緩和してから、ヒアルロン酸製剤を皮下に注入します。
涙袋のヒアルロン酸注入では、下まつ毛ラインから5~8㎜幅に製剤を注入します。
必要量はご希望や元の状態などにより個人差がありますが、注入量の目安は片目約0.1~0.5㏄となります。
片目で0.2㏄以上を入れるとかなり太い印象になります。
やりすぎると不自然な「ヒアルロン酸顔」になったり、血管や神経を圧迫したりということがあるため、適量を守る必要があります。
涙袋に必要なヒアルロン酸の注入量には個人差があり、「希望の仕上がり」「状態」「回数」によって異なります。
本来の目の形などにもよりますが、涙袋の希望デザインによって注入の仕方や量を変え、理想の印象に近づけることができます。
全体に均等に注入すると自然な仕上がりに、目尻にボリュームを持たせたれば垂れ目がちで優しい印象に、まぶたの中央部にボリュームをもたせれば目が丸く可愛らしい印象になります。
ご希望の仕上がりにより、必要な量は変わります。
もともと涙袋がうっすらとある状態、全くない状態など、注入前の涙袋の状態と理想のデザインとの差によって必要量が変わります。
左右差がある場合は、片方に合わせることもあります。
なお、仕上がり時に左右差がない場合も、ヒアルロン酸の吸収スピードが左右で異なることにより、時間の経過とともに左右差があらわれることがあります。
初めての施術では吸収が早く、回数を重ねるごとに効果が持続しやすくなると言われます。
これは、注入後のヒアルロン酸の周りにコラーゲンの被膜ができ、組織に吸収されにくくなるためと考えられています。
前回のヒアルロン酸製剤が吸収されずに残っていれば、追加注入量は少なく済みます。
特に、涙袋の場合、ヒアルロン酸が一部残りやすいとも言われています。
涙袋へのヒアルロン酸注入の症例を、注入量ごとに見ていきましょう。
ヒアルロン酸注入は、クリニックにより料金体系が異なります。
例えば、製剤1瓶あたり、部位ごと、〇〇㏄ごとなどの設定があります。
加えて、製剤の種類によって料金が異なり、長期持続型の製剤ほど高い傾向があります。
料金が施術代のみで製剤代を分けているところもあれば、診察代や針代、アフターケア代まで含んでいる場合もあり、トータルでいくらかかるのかを確認したうえで比較する必要があります。
また、治療効果が永久ではないため、初回料金だけでなく、通常料金やリピーター向けの割引なども確認しておきましょう。
万が一、理想の仕上がりイメージと違った場合は、2週間以内であれば「追加注入」や「ヒアルロン酸溶解(ダーゼ)」が無料です。
さらに、理想の仕上がりを維持するために、注入後3か月以内であれば、同じ部位に半額でヒアルロン酸をちょい足しできる「ちょい足しプラン」、半年以内に注入治療を受ける場合10%オフになる「リピートプラン」があります。
他のクリニックに比べ料金は特別高くはありませんが、技術力は高く、多数の症例実績があります。
医師の経歴や症例写真は、ホームページでも公開しています。注入量や製剤についても紹介しているので、仕上がりをご確認ください。
涙袋へのヒアルロン酸注入に関するよくある質問にお答えします。
涙袋は下まぶたのまつ毛の生え際の下にある膨らみのことをさします。
表情を作る眼輪筋が収縮することで生じる皮膚のたるみです。
目の周りにある眼輪筋や皮膚の衰えによりボリュームが下がります。
目の下の影(黒クマ)は目袋と呼ばれており、別物です。
涙袋形成の方法には、ヒアルロン酸注入のほかに、「自己脂肪注入」「下眼瞼脱脂」があります。
自己脂肪注入は、ご自身の太ももなどから脂肪を採取し、不純物を取り除き、涙袋に注入する方法です。
「下眼瞼脱脂」は目の下の眼窩脂肪やたるんだ皮膚を切りとる治療で、目周りがすっきりすることで、結果的に涙袋が際立つ可能性があります。
涙袋へのヒアルロン酸注入は、局所麻酔のため、意識がある状態で行われます。
術中に鏡を見ながら左右バランスをご確認いただくことができます。
今回は以下の内容について紹介しました。
涙袋のヒアルロン酸注入の目安は、片目約0.1~0.5㏄ですが、必要量は希望デザインや状態、回数、年齢により異なります。
料金体系はクリニックにより設定が異なるため、最終的な合計金額を確認しておきたいところ。
ヒアルロン酸は効果が永久ではないため、1回限りの料金だけでなく、リピート料金も考慮すべきです。
納得のいく仕上がりを得られるよう、症例をチェックし、実績のあるクリニックを選びましょう。