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小鼻から顎に続くほうれい線は、肌内部にあるコラーゲンやエラスチンといった成分の衰えや生産低下によりハリが失われたり、頬の筋肉や脂肪のたるみや骨の萎縮によって脂肪が下垂たりすることで、深く刻まれていきます。
また、もともと頬の脂肪が多く盛り上がっている顔立ちの人は、ほうれい線が目立ちやすい傾向にあります。ほうれい線の溝にヒアルロン酸を注入することで、溝が浅くなり目立ちにくくなります。
ほうれい線への平均的なヒアルロン酸注入量は片側0.3~1㏄程度です。注入量は患者様のほうれい線の深さや左右差などをもとに決定します。
どのくらいの量が必要かは医師の診断の際にご確認ください。
ほうれい線へのヒアルロン酸注入の料金体系はクリニックにより異なります。0.1mlあたりいくらなどの「注入量に比例するもの」、「製剤1本当たりの買い取り方式」、ほうれい線や頬などの「部位ごとの均一料金」、などがあります。
イセアクリニックでは製剤や注入量に関わらず部位当たり両側で81,180円、片側40,390円と明確な料金体系になっています。
イセアクリニックで実際に行われたほうれい線へのヒアルロン酸注入の症例を、注入量が少ない順に紹介します。
ヒアルロン酸製剤には様々な種類があり、それぞれに硬さや特性が異なります。注入には、ほうれい線の状態やご希望をもとに、適した製剤が選択されます。代表的な製剤を紹介します。
ほうれい線へのヒアルロン酸注入のメリットとしては、メスを使用しないこと、施術時間が短いこと、ダウンタイムや術後の生活上の制限が少ないことです。
デメリットとしては、アレルギー、動脈塞栓、感染のリスクなどが挙げられます。
動脈塞栓とは、ヒアルロン酸を皮下に注入する際に動脈に注入され血管を塞いでしまうことです。最悪の場合、ヒアルロン酸で塞がった血管周囲の皮膚が壊死してしまうこともあります。小鼻近くのほうれい線への注入は動脈塞栓のリスクが高いため、小鼻下あたりからが治療対象となります。
ヒアルロン酸注入のクリニック選びのポイントは「料金が明示されている」クリニックや「アフター保証がある」クリニックを選ぶことです。
ヒアルロン酸注入は、患者様ごとに症状や必要な注入量が異なるうえ、クリニックによって料金設定に違いがあります。注入量に比例した料金設定をしているクリニックの場合は、カウンセリング時にどのくらい注入量が必要でいくらかかるか料金を明示してくれるクリニックを選びましょう。
ヒアルロン酸を注入しても、注入量が足りず効果を感じられなかったり、仕上がりのバランスが悪かったり、思っていた結果が得られない場合があります。あらかじめカウンセリングで理想の仕上がりについて医師とイメージを共有しておくことや、クリニックの症例などで確かな技術力のある医師が在籍していることを確認しておきましょう。万が一に備え、ヒアルロン酸の追加注入やヒアルロン酸溶解(ダーゼ)などのアフター保証があるクリニックを選ぶとよいでしょう。
ヒアルロン酸注入に関するよくある質問にお答えします。
ほうれい線へのヒアルロン酸注入のダウンタイムは、数日程度です。症状としては、小さな腫れや内出血があります。短期間で症状も目立たないため、比較的他人に気づかれにくいでしょう。
大きな制限はなく、当日からスキンケアや入浴、翌日からメイクや飲酒も可能です。ただし、術後は血流を良くすることで腫れや痛みが強くあらわれやすくなります。長時間の入浴や激しい運動は控えましょう。
針を刺す痛みと注入するときの押されるような痛みがありますが、強いものではありません。ただし、痛みの感じかたは人それぞれです。イセアクリニックでは、氷で冷やすクーリングや、クリーム状の表面麻酔を塗布することで注入箇所の感覚を麻痺させてから施術を行います。さらにご希望があれば、痛みと不安の緩和に効果的な吸入式の笑気麻酔もご用意しています。
今回は、以下の内容についてお伝えいたしました。
・ほうれい線へのヒアルロン酸注入とは
・平均的なほうれい線への注入量
・ほうれい線へのヒアルロン酸注入の料金相場
・事例別の注入量と効果
・ヒアルロン酸の種類による効果の違い
・ほうれい線のヒアルロン酸注入中のメリットとデメリット
・ヒアルロン酸の種類による効果の違い
・ほうれい線のヒアルロン注入のメリットとデメリット ・ヒアルロン注入のクリニック選びの注意点とは?
ハリを失った皮膚や骨の萎縮によりできたほうれい線にヒアルロン酸を注入すると、シワが目立ちにくくなります。平均的な注入量は片側0.3~1㏄程度であり、クリニックごとに料金設定が異なります。ヒアルロン酸製剤により、細かいシワや深いシワなど適したものがあり、持続期間も異なります。メスを使用しないため施術もダウンタイムも短く済みますが、アレルギーや動脈塞栓、感染などのリスクも伴います。クリニック選びの際は、料金が明示されていることや、追加や溶解などのアフター保障があるかどうかも確認しておきましょう。