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きゅっと上がった口角を実現する「口角ボトックス」。やってみたいけれど、“持ち”が気になる人もいるのでは?口角ボトックスの効果が持続する期間、製剤の種類、持ちをよくするためにできることを紹介。“ボトックスの種類や量”と“持ち”との関係について、医師が解説します。
口角ボトックス注射の持続期間は約3~4か月です。
ボトックス注射は、ボツリヌストキシンという製剤を注入することで筋肉の動きを抑えるもの。口角ボトックスは、口角下制筋という口角を下げる筋肉に働きかけます。
ボトックスの効果のあらわれかたには個人差がありますが、即効性はなく、注入後数日して作用があらわれはじめます、その後の“持ち”は3~4か月程度です。
「ボトックス」というのは、正式には“ボトックスビスタ”という商品名に由来し、現在はボトックス製剤全般に用いられています。
ボトックスは世界各国で製造され、種類が豊富で品質もさまざまます。代表的な種類には、ボトックスビスタ、リジェノックス、ボツラックスがあります。これらの製剤は厚労省や海外の公的機関から承認を受けています。
米国アラガン社が販売しているボトックスビスタは、A型ボツリヌストキシン製剤の中でFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を受けた後、厚労省の承認を受けた製剤です。承認を受けているということは、安全性や効果に信頼がおけるということ。他の製剤に比べ高価ですが、世界的シェアがあり、症例数が多く、流通経路での温度管理を含めた品質管理が徹底されています。
リジェノックスは、韓国のHANSbiomed社が販売しているA型ボツリヌストキシン製剤。MFDS(韓国食品医薬品安全庁)の承認を受けていますが、日本では未承認です。ボトックスビスタを真似て製造されており、同様の効果が期待できると言われています。料金はボトックスビスタに比べ安価です。
ボツラックスは、韓国のヒューゲル社が販売しているA型ボツリヌストキシン製剤。MFDS(韓国食品医薬品安全庁)の承認を受けていますが、日本では未承認です。ボトックスビスタのジェネリックで、ボトックスビスタ同様の効果や持続期間が期待され、料金はボトックスビスタに比べ安価。
口角ボトックスの持ちをよくするポイントは、アフターケアをしっかりとすること、定期的に打ち続けること、クリニックや注入量を事前に調べておくことです。
ボトックスはダウンタイムが殆どありません。当日から洗顔・シャワー・スキンケア・入浴ができ、翌日からメイク・飲酒・運動・エステやマッサージが可能ですが、持ちをよくするためには術後の生活においていくつかの注意が必要です。
入浴は禁止されておりませんが、ボトックスは熱に弱いため、3日間は熱いお風呂・サウナは控えましょう。また、注入部位の周囲を揉みこむと製剤が広がって別の筋肉に作用してしまう恐れがあるため、注入部位は必要以上に触らず、顔のマッサージはお控えください。なお、胎児への影響は解明をされていないため、注入後3か月は男女ともに避妊をする必要があります。
ボトックスは定期的に打ち続けることで、持ちがよくなります。
ボトックスにより動きを抑えられた筋肉は、使われずにいると萎縮していきます。時間の経過とともに口角ボトックスの効果がなくなると、口角下制筋の“口角を下げる力”が回復します。ボトックスを定期的に打ち、筋肉が萎縮したままの状態が続くと、元に戻りにくくなります。
ただし、注入間隔は3か月以上空けましょう。
口角ボトックスの持ちには、クリニック選びが大事。仕上がりは医師の技術に左右されます。事前に医師の経歴や症例写真など実績を確認しておきましょう。特にクリニックや医師により得意分野が異なります。口角ボトックスの症例数が多いことを確認しておきましょう。
ボトックス製剤の注入量には目安がありますが、適切な注入量はひとりひとり異なります。筋肉の癖を考慮してバランスを診ながら、適切な位置・深さに適切な量を見極めて注入するスキルが求められます。
なお、美容医療は自由診療の為、料金体系はクリニックごとに異なります。製剤1瓶あたりや○○単位というボトックスの量に比例して計算される場合、部位毎に定額の場合、製剤代以外の諸費用を含む場合・含まない場合などがあります。事前に確認しておきましょう。
ボトックスにはさまざまな種類があり、公的機関から承認を得ていない製剤は、効果や品質が保証されていません。
ボトックスビスタは厚労省の承認を受けているため、輸送管理も含め品質が保証されています。ボツラックスはボトックスビスタのジェネリックにあたるため、基本的にはボトックスビスタと効果は変わりませんが管理体制が異なります。
いずれの製剤でも注入量には適量があり、少なすぎると効果が現れないことはありますが、多くしても持ちは変わりません。
イセアクリニックでは、ボトックスビスタとボツラックスを取り扱っています。注入は実績・技術のある医師が担当し、デザインや注入量、注入ペースを考慮し、安全にきれいに仕上げます。仕上がりは症例写真をご確認ください。
料金は部位ごとに一律、注入量無制限、カウンセリング、治療代、製剤代、針代、アフターケアなどがすべて含まれています。効果を実感していただけるよう1か月以内の注入が無料、効果を維持するために2回目以降の料金が安くなるプランもご用意しております。安心して継続治療を受けていただくことができます。
口角ボトックスの持ちに関するよくある質問にお答えします。
答え
口角ボトックスの効果が切れると、元に戻ります。口角を下げる筋肉の働きが復活するので、口角を下げやすくなり、ボトックスが効いているときに比べ自然に上がりにくくなります。ボトックスの効果が持続している間に口角を下げる癖が弱まることはあります。
答え
口角ボトックスの効果は、個人差がありますが、3~4か月程度持ちます。
答え
口角ボトックスの持ちをよくするには、「治療後数日は身体を温めない」「注入部位を揉んだりしない」など、医師からの指示、注入後の生活上の注意を守りましょう。
今回は以下の内容について説明いたしました。
・口角ボトックス注射の持続期間
・ボトックスの種類
・口角ボトックスの持ちをよくするには
・ボトックスの種類や量で持ちは変わってくる?
・イセアクリニックのボトックス注入の特徴
口角ボトックス注射の持続期間は約3~4か月。ボトックスの種類には、厚労省の承認を受けたボトックスビスタをはじめ、公的機関の承認を受けたリノジェックスやボツラックスが有名です。
口角ボトックスの持ちをよくするには、アフターケアをしっかりとすること、定期的に打ち続けること、クリニックや注入量を事前に調べておくこと。原則として、種類や量により持ちは変わりませんが、少なすぎれば効果が表れないこともあります。