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  • ヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなるのは必須?医師が解説

    投稿日:
    2022/03/23
    イセア ヒアルロン酸 注入治療
    大山 希里子医師
    著者
    東京イセアクリニック
    皮膚外科医
    大山 希里子

    Shere

    鼻にヒアルロン酸を注入すると、必ず鼻筋が太くなるのでしょうか。ヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなる原因から鼻におすすめのヒアルロン酸の種類、鼻筋が太くなってしまったときの対処法、ヒアルロン酸注入以外のおすすめの整形、鼻のヒアルロン酸注入がおすすめの人・おすすめでない人について医師が解説し、ヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなるのを回避する方法を紹介します。

    鼻のヒアルロン酸注入

    ヒアルロン酸はもともと人間の体内にも存在する透明・ゼリー状の成分で、皮膚に注入するとボリュームを出すことができます。「鼻のヒアルロン酸注入」は、鼻の各部位へヒアルロン酸を注入することで、鼻の高さを出したり鼻筋を通したりするための治療のことです。

    施術は10分程度で、メスを使わないため傷ができず、ダウンタイムは小さな腫れや内出血程度。ただし、時間とともに体内に吸収される性質があり、効果は永久的ではありません。

    鼻のヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなることがある?

    鼻のヒアルロン酸注入をしたからと言って必ずしも鼻筋が太くなるわけではありません。鼻筋が太くなるということは、ヒアルロン酸が鼻の高さを出す縦方向ではなく、横方向に広がっている状態です。横方向に広がる原因を除くことができれば、鼻筋が太くならずに済むでしょう。

    鼻のヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなる原因

    鼻のヒアルロン酸注入により鼻筋が太くなる原因は、ヒアルロン酸の「注入量」「種類」「時間と共に吸収される性質」と関係します。

    ヒアルロン酸の注入量

    鼻の状態や患者様のご希望により個人差はありますが、鼻のヒアルロン酸注入は1回につき0.2~0.7㏄程度が目安量となります。

    注入できるスペースにも限りがあるため、注入量が高さを出す限界を超えると横に広がり、鼻筋が太くなる可能性も。また、注入したヒアルロン酸は、鼻の上のほうが減りにくく、鼻先のほうが減りやすい傾向があり、追加注入の箇所を誤っても鼻筋が太くなってしまいます。

    ヒアルロン酸の種類

    ヒアルロン酸にはさまざまな種類があり、部位や目的により適した種類が異なります。鼻の成形に適しているのは、高密度・高濃度の硬めの製剤。柔らかい製剤だと組織に馴染みやすいものの、時間の経過と共に形が崩れ、横に広がって鼻筋が太くなる可能性があります。

    ヒアルロン酸は時間とともに吸収される

    ヒアルロン酸製剤は時間の経過とともに体内に吸収される性質があるため、効果は永久ではありません。持続期間は製剤の種類による違いや個人差がありますが、3か月~2年程度。効果を維持するには、追加注入を繰り返す必要があります。

    既に注入したヒアルロン酸製剤で鼻筋が太くなってしまっている場合、追加注入のたびに広がったヒアルロン酸の上に重ねることになり、鼻筋が太くなってしまいます。

    鼻におすすめのヒアルロン酸の種類

    鼻におすすめの製剤は硬めの製剤です。
    例えばクレヴィエル・コントアは高密度・高濃度のため、体内に吸収される速度が遅く、効果が長く続きます。従来のヒアルロン酸に比べ、弾性が2倍以上、凝集性が4倍以上と、鼻の成形に適しています。

    ジュビダームビスタXCシリーズは厚労省の認可を得ている製剤です。ヒアルロン酸の網目構造が密になっているため、吸収されにくく効果を持続しやすいのが特徴です。

    ヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなってしまったら

    ヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなってしまったときは、さらに注入回数を重ねる、溶解注射を打つ、鼻の手術に切り替えるなどの対処法があります。

    さらに注入回数を重ねる

    ヒアルロン酸は追加注入を重ねると効果が持続するため、ある程度までは注入量に比例して高さを出すことができます。3~4回繰り返すと、より持続しやすくなる傾向にあります。特に鼻に適した硬めの製剤は持ちがよいでしょう。注入箇所は、全体的に注入することも可能ですし、ヒアルロン酸が減った部分にだけ注入することのも可能です。

    ただし、時間の経過とともにヒアルロン酸が徐々に横に広がる可能性はゼロではないため、注入を繰り返すことで鼻筋が太くなってしまう可能性はあり、やりすぎには注意が必要です。

    溶解注射を打つ

    ヒアルロン酸製剤には、ヒアルロニダーゼと呼ばれる製剤を溶かす注射があります。ヒアルロン酸製剤やダーゼの種類により、分解にかかる時間や回数は異なりますが、1回のダーゼを注入後、数日かけて溶解が進み、すべて溶解するには1~5回程度の注入が必要です。既に注入した製剤をダーゼで溶かした後、適した製剤で適量を見極めて再度注入し直すとよいでしょう。

    鼻の手術に切り替える

    ヒアルロン酸で出せる鼻の高さ(projection)には限界があります。ある程度以上の高さ・シャープさを望まれるのであれば、例えばシリコンプロテーゼや自家軟骨移植などをご検討ください。すでにヒアルロン酸を注入されている方でしたら、手術1週間前にヒアルロニダーゼで溶解させる必要がございます。

    鼻の穴からメスを入れるため、ダウンタイムは生じますが、傷は見えず、抜去や入替も可能。プロテーゼの効果は半永久的で、基本的には形が変わることがないので、鼻筋が太くなる心配もありません。

    鼻のヒアルロン酸注入がおすすめの人

    鼻のヒアルロン酸注入がおすすめの人は、治療効果という点では、鼻の低さや鷲鼻が気になるなどのお悩みがある人、鼻を高くしたい、鼻筋を通したいという希望がある人。治療方法や治療後の考え方として、手軽さを求める人、手術に抵抗がある人、メスを入れる前に試してみたい人、生活を送る上で術後のダウンタイムが取れない人、などです。

    鼻のヒアルロン酸注入がおすすめでない人

    ヒアルロン酸注入がおすすめでない人は、永久的な効果を得たい人、ヒアルロン酸にアレルギーがある人です。ヒアルロン酸には持ちをよくする注入方法や持続性の高い製剤はありますが、遅かれ早かれ元に戻ることは避けられません。

    また、一度ヒアルロン酸製剤でアレルギーを起こした人は、別の種類のヒアルロン酸製剤であってもご使用はお勧めできません。

    ヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなるのを回避するには

    ヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなるのを回避するには、「注入のしすぎを避ける」「注入中に状態を確認する」「技術力のあるクリニックを選ぶこと」がポイントです。

    注入のしすぎを避ける

    ヒアルロン酸注入は少なめからスタートしましょう。鼻の高さを出すために一度に多量のヒアルロン酸を注入しても、限界を超えると横に広がってしまいます。少なめから調整しながら追加注入することで、鼻筋が太くなるのを防ぐことができます。

    注入中に確認する

    ヒアルロン酸注入は局所麻酔下で行います。注入中は意識があり起き上がることもできるため、注入中に座った状態で鏡を見て、鼻筋の状態を確認し、太くならないよう注入量を調整するとよいでしょう。痛みや不安の緩和のために補助麻酔を使うこともできますが、眠ってしまうと注入中の確認ができなくなってしまうというデメリットも。

    可能であれば意識のある状態で治療を受け、注入中にご自身で鼻の状態を確認するのがおすすめです。

    技術力のあるクリニックを選ぶ

    治療は技術力のあるクリニックで受けましょう。ヒアルロン酸注入には、適した製剤の選択や注入量・注入ペースの見極めが必要で、仕上がりには医師の経験や技術が影響します。ヒアルロン酸注入は簡単だと思われがちですが、実際は感染や動脈塞栓などのリスクも伴う治療であります。知識や技術があれば、リスクを避けたり抑えたりすることができます。


    イセアクリニックには技術のある医師が揃っています。形成外科専門医が常駐し、日本形成外科学会の教育関連施設として多くの手術を実施し、医師の指導も行っています。仕上がりは症例写真をご覧ください。

    鼻のヒアルロン酸に関するよくある質問

    鼻のヒアルロン酸注入に関するよくある質問にお答えします。

    鼻にヒアルロン酸を注入すると鼻筋が太くなりませんか?

    答え
    鼻にヒアルロン酸を注入するときに、大量だったり、不適切な部位だったりすると、鼻筋が太くなることがあります。注入量・注入部位・追加注入のタイミングを見極めて治療を行うことが大切です。実績のあるクリニックでの治療をお勧めします。

    ヒアルロン酸で希望通りの鼻にできますか?

    答え
    ヒアルロン酸により鼻の高さを出したり、鼻筋を整えたりすることはできますが、骨の形や小鼻の形などが関係している場合は、他の治療が適していることもあります。まずはお気軽に無料カウンセリングでご相談ください。

    鼻にヒアルロン酸注入をすると、どのくらい効果を維持できますか?

    答え
    効果の持続期間には個人差があり、製剤によっても異なります。ヒアルロン酸の効果が続く期間は、目安として3か月から2年程度で、鼻に適した硬めの製剤であれば1~2年効果を維持できるものがあります。

    まとめ

    今回は以下の内容についてお伝えしました。

    ・鼻のヒアルロン酸注入
    ・鼻のヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなることがある?
    ・鼻のヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなる原因
    ・鼻におすすめのヒアルロン酸の種類
    ・ヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなってしまったら
    ・鼻におすすめのヒアルロン酸注入以外の整形
    ・鼻のヒアルロン酸注入がおすすめの人
    ・鼻のヒアルロン酸注入がおすすめでない人
    ・ヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなるのを回避するには


    鼻のヒアルロン酸注入は、鼻筋にヒアルロン酸を入れて鼻の高さを出したり、鼻筋を通したりする治療です。

    鼻にヒアルロン酸を注入すると鼻筋が太くなることがあります。原因は、ヒアルロン酸の注入量、種類、時間とともに吸収される性質と関係しています。鼻に適したヒアルロン酸の種類は高濃度・高密度の硬めの製剤です。もし、鼻筋が太くなってしまったら、さらに注入回数を重ねる、溶解注射を打つ、他院で修正手術を加えるするなどの対処法があります。鼻筋を太くしない治療として、おすすめはプロテーゼです。

    鼻のヒアルロン酸注入がおすすめの人は、鼻を高くしたい、鼻筋を通したいという希望があり、手軽さを求める人、手術に抵抗がある人、メスを入れる前に試してみたい人、生活を送る上で術後のダウンタイムが取れない人。おすすめでない人は、永久的な効果を得たい人、ヒアルロン酸にアレルギーがある人です。ヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなるのを回避するポイントは、技術力のあるクリニックを選ぶこと、1回の注入量を少な目にし、注入中に状態を確認することです。

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    皮膚外科医 大山 希里子
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