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しわへの注入治療には、ヒアルロン酸とボトックスがありますが、おでこのしわにはどちらが適しているのでしょうか?それぞれの特徴、料金、効果持続期間などから比較してみましょう。
ヒアルロン酸は保水性のある粘性のゼリー状の薬剤です。ヒアルロン酸注入により、皮膚を内側からふっくらさせたり、真顔の状態で現れているしわを伸ばしたり、理想の高さや形をつくることができます。もともと人体に含まれる成分なので、安全性が高く、徐々に体内に吸収されていき、効果は永久ではありません。
料金体系はクリニックにより異なります。注入量当たり(0.1ml、2㏄など)、製剤瓶1本当たり、部位当たり、製剤ごとなどがあります。額を上中下に分けそれぞれ初回料金、2回目以降の料金を設定していることもあります。
イセアクリニックでは注入量に関わらず部位ごと・製剤ごとの一律料金となっています。額の場合、ニューラミスは¥132,000(税込)、ジュビダームビスタは¥297,000(税込)。眉間の場合、ニューラミスは¥55,000(税込)、ジュビダームビスタは¥77,000(税込)です。
持続期間は製剤により3~24か月程度
「ボトックス」はもともとボツリヌストキシンを有効成分とした製剤の商品名であり、FDA(アメリカ食品医薬品局)のほか、日本でも厚労省に承認されています。ボツリヌストキシンには、他にKFDA(韓国食品薬品安全庁)の認可を受けている「ボツラックス」があります。
ボツリヌストキシンは、筋肉を動かす際に脳から出る神経伝達物質アセチルコリンの分泌を抑える働きがあり、注入することで筋肉が動かしづらくなり、表情癖によってできた表情しわを解消します。おでこの場合は、前頭筋に注射します。
イセアクリニックでは注入量に関わらず部位ごと・製剤ごとの一律料金です。額の場合、ボトックス¥44,000(税込)/ボツラックス¥33,000(税込)、眉間の場合、ボトックスは¥33,000(税込)/ボツラックス¥22,000(税込)です。
持続期間は、3~6か月程度です。
真顔の状態でできているしわには、ヒアルロン酸が向いています。しわの下に注入してボリュームを出すことで凹みを目立たなくすることができます。
顔の筋肉を動かすことによって生じるしわは、筋肉を動かさないようにするボトックスで解消することができます。
おでこのしわには「額の横しわ」と「眉間のしわ」の2種類があります。それぞれのしわの説明と施術の特徴を紹介します。
①額にできるしわは、前頭筋という筋肉が関連しています。おでこの上中下・左右など、表情の癖が原因で形成されます。この場合、ボトックスを注入します。
②紫外線や乾燥による肌へのダメージが原因で、完全におでこに深い溝が残るような折れたしわがある場合は、ヒアルロン酸を注入することで凹みを改善することができます。
①表情癖の「眉間の縦しわ」を作るのは眉毛の直上にある皺眉筋です。また、鼻の付け根には鼻根筋があり、皺眉筋が収縮するときに「鼻根の横しわ」を作ります。眉間のしわの治療では、この2つの筋肉に数か所ボトックスを注射します。
②表情とは関係なく深いしわが形成されているしわには、ヒアルロン酸注射で治療を行います。眉間の注入量の目安はしわ1本につき0.1~0.3cc程度です。
ヒアルロン酸注入の料金体系はクリニックにより異なります。注入量当たり、製剤1本当たり、部位ごと、製剤ごとなど多岐にわたります。
さらに、必要な注入量は患者様の状態により変わりますが、額のしわは2㏄、眉の上の凹みを平らにする場合には4-5cc、額全体を丸くするのであれば5-6cc、眉間のしわは1本につき0.1~0.3cc程度が目安です。です。ヒアルロン酸の中には0.5㏄で5,000円台、1.0㏄で8,000円台など比較的安い料金を提示しているクリニックもありますが、製剤の特徴や持続期間、診察料や麻酔など諸費用が含まれていないこともあります。
おでこへのヒアルロン酸注入について、男女で「効果」は変わらないものの、「仕上がりの希望」に多少の違いがあります。男性の場合は女性以上に自然な印象が求められる傾向があります。 そのため、表情が消えない程度に適度にしわを残す高度な技術が必要になります。
ヒアルロン酸注入にはリスクも伴います。代表的なものは以下の4つです。
①アレルギー:近年では、感染症やアレルギーリスクの少ない非動物性のヒアルロン製剤が主流です。
②動脈塞栓:動脈に注入してしまうと、血管内で詰まり皮膚の壊死が起こることもあります。
③感染:術中や術前後に不衛生な状態にさらされること、術直後にメイクをしてしまうことなどにより患部から感染がおこる可能性があります。
④凸凹・しこり・左右差・不自然:筋肉の状態により、左右差などが出てしまうことがあります。
しわの深さや理想のおでこの形には個人差があります。イセアクリニックでは理想の状態を維持しやすいように、さまざまなプランを用意しています。
必要な注入量は患者様ごとの状態により異なります。
額のしわは2㏄、眉の上の凹みを平らにする場合には4-5cc、額全体を丸くするのであれば5-6cc、眉間のしわは1本につき0.1~0.3cc程度が目安です。
ヒアルロン酸注入の料金体系はクリニックにより異なります。注入量当たり(0.1ml、2㏄など)、製剤1本(0.5ml・2.5mlなど)当たり、部位当たり、などがあります。また、必要な注入量もおひとりごとに異なります。
男性も受けられます。ただし、男性はより自然な仕上がりを求め、適度にしわを残したいという声もあります。医師に高度な技術力があれば、対応可能です。
今回は以下の内容についてお伝えしました。
・おでこのしわにはヒアルロン酸?それともボトックス?
・おでこのしわは2種類
・おでこのヒアルロン酸注入の料金相場
・男性のヒアルロン酸注射の特徴
・ヒアルロン酸のリスク
・イセアのヒアルロン酸注入
おでこのしわを解消するには、しわの状態に応じてヒアルロン酸とボトックスを使い分けます。真顔の状態でできているしわにはヒアルロン酸、表情筋によって作られるしわにはボトックスが適しています。おでこのしわには、額の横しわと眉間の縦しわの2種類があります。男性の場合、注入後も敢えてしわを残すなど、より自然な仕上がりを求める傾向があり、医師にも技術力が求められます。ヒアルロン酸注入のリスクは、アレルギー、動脈塞栓、感染、仕上がりが挙げられます。理想の仕上がりを得るために、適した製剤、確かな技術、適正な価格、明朗会計、充実したアフターフォローがあるかなどをチェックしてクリニックを選びましょう。