目次
ボトックスは本物と偽物があるのでしょうか。
本物のボトックスは「アラガン社の注入剤」だけ、と言われる理由を解説します。
アラガン社のボトックスと韓国製ボツリヌストキシン製剤との違い、効果、注入量や注入箇所、ダウンタイムや気を付けることについても紹介します。
注入治療で知られる「ボトックス」治療は、本来「ボツリヌストキシン製剤」の注入治療のこと。
「ボトックス」は「米国アラガン社が販売しているボトックスビスタ」という製剤名を指します。
「ボトックスビスタ」は、「ボツリヌストキシン製剤」としてFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を受けた後、日本の厚生労働省の承認を受けた製剤です。
徹底した環境下で品質管理され、世界で95%以上のシェアを持ちます。
ボトックス(アラガン)は筋肉の動きを抑えるため、表情皺の改善効果が期待できる他、汗の分泌を抑える効果があります。
広く流通していることから混同され、他のボツリヌストキシン製剤も「ボトックス」と呼ばれることが多いですが、実際は別の商品名を持ちます。
ボトックス(アラガン)と韓国製ボツリヌストキシン製剤との違いを種類別に解説します。
ボツラックスは韓国のヒューゲル社が販売しているA型ボツリヌストキシン製剤です。
日本では未承認ですが、韓国の公的機関MFDS(韓国食品医薬品安全庁)の認可を受けています。
ボトックス(アラガン)のジェネリックで、ボトックス(アラガン)に比べて安価です。
リジェノックスは韓国のハンズバイオメド社が販売しているA型ボツリヌストキシン製剤です。
日本では未承認ですが、MFDSの認可を受けています。
ボトックス(アラガン)を目標に開発された製剤で、ボトックス(アラガン)に比べて安価です。
ニューロノックスは韓国のメディトックス社によって開発されたボトックス(アラガン)のジェネリック(後発医薬品)で、ボトックス(アラガン)よりも安価です。
日本では未承認ですが、MFDSの認可を受けています。
イノトックスは、韓国のメディトックス社が開発しアラガン社が販売しているボツリヌストキシン製剤です。
他の製剤との大きな違いは、液状であること。ボトックス製剤は通常粉末状で、食塩水で希釈して使用します。
イノトックスは、希釈不要のため調剤時の濃度のばらつきや細菌感染リスクが少ない、というメリットがあります。
ボトックス(アラガン)注射は1回でも効果はありますが、効果は有限で、時間とともに元に戻ります。
治療を継続することで筋肉が萎縮しつづけ、効果を維持しやすくなります。
また、今ある比較的浅い「表情じわ」だけでなく、シワ予防の効果も期待できます。
ボトックス(アラガン)の効果が持続する期間は約3~4か月です。
注入後2~3日してから効果が現れ始め、1週間程度すると実感しやすくなり、1か月ほどでピークを迎えます。
韓国製やその他の国で製造されたボツリヌストキシン製剤であっても効果に大きな違いはないと言われています。
ボトックス(アラガン)の効果的な注入量は、目安として眉間の皺には合計10〜20単位を、目尻片側の皺には6〜12単位を注入します。
部位による違いだけでなく、患者様の状態によっても注入量は変わります。
美容界で広く普及した治療ではありますがオーダーメイドな要素がありますので、その方に合わせた施術が行われます。
少なすぎると効果が得られないことはありますが、多く注入しても過度な効果が出てしまうことがあるので、注入量は調整が必要です。
ボトックス(アラガン)が注入できる部位は広範囲です。顔や体の筋肉、汗腺などが対象となります。
・顔(額・目尻・眉間・鼻の付け根・口周り・顎・首などの表情ジワ、エラなどの張り部分など)
・からだ(ふくらはぎ・二の腕の筋肉、脇や手のひらなどの汗腺など)
美容治療は自由診療のため、クリニックにより料金体系が異なります。
部位ごとや1本ごと、単位などさまざまな基準があります。
また、製剤代だけでなく、施術代やアフターケア代が含まれている・含まれていないなども異なるため、事前に確認が必要です。
ボトックス(アラガン)の料金は、韓国製のボツリヌストキシン製剤に比べると高価で、1部位当たり1.5~5割増し程度が目安です。
ボトックス(アラガン)のダウンタイムはほとんどありません。
注射をするため、稀に数日程度の腫れや1週間程度の内出血が現れることがあります。
内出血は、はじめは濃い紫になりますが、徐々に黄色く薄くなり、消失します。
ほとんどの場合、ファンデーションやコンシーラーなどのメイクでカバーできます。
ボトックス(アラガン)は、妊娠中は胎児への影響が不明なため施術できません。
また、施術後2回の月経が経過するまでは男女ともに避妊の必要があります。
施術当日は、運動やマッサージ、サウナなど血行がよくなる行為はダウンタイム症状が強くあらわれたりすることがあるため控えましょう。
ボトックスは熱に弱い性質があります。ハイフなど熱を与える施術は2週間程度間隔をあけてください。
イセアクリニックでは米国アラガン社製のボトックスビスタ、韓国製製剤のイノトックスをご用意しています。
それぞれ、部位ごとの料金設定で注入量無制限、1か月以内の追加注入が無料です。
ボトックスは効果を維持するために繰り返し治療を受ける必要があるため「リピートプラン(前回の注入から6か月以内に注入すると10%オフ)」もご用意しています。
また、2つ以上の部位やヒアルロン酸注入を組み合わせても10%オフになる「組合せ」プランもあります。
ボトックス(アラガン)に関するよくある質問にお応えします。
ボトックスの効果は術後数日程度からあらわれはじめ、1週間程度から実感できます。
1か月ほどでピークを迎え、3~4か月継続します。
ボトックス(アラガン)を打ち続けることで、筋肉が萎縮した状態になり、持ちがよくなります。
ただし、頻繁に打ちすぎると中和抗体が生じるとも言われております。
効果に関してドクターと相談し、適切な間隔で施術することが望ましいです。
ボトックス注入後、2~3週間程度は引きつったような違和感があります。
今回は以下の内容についてご説明しました。
・ボトックスはアラガン社の注入材
・ボトックス(アラガン)と韓国製の違い
・ボトックス(アラガン)は1回で効果がある?
・ボトックス(アラガン)の効果的な注入量
・ボトックス(アラガン)の注入場所
・ボトックス(アラガン)の料金
・ボトックス(アラガン)の症例
・ボトックス(アラガン)のダウンタイム
・ボトックス(アラガン)で気を付けること
・イセアクリニックのボトックス(アラガン)
ボトックス注射は、ボツリヌストキシン製剤による注入治療のことです。「ボトックス」は本来、アラガン社のボツリヌストキシン製剤「ボトックスビスタ」のことを指します。ボトックスは韓国製と違い、アメリカFDAと日本の厚労省から唯一承認を受けたボツリヌストキシン製剤で、品質管理が徹底されており、安全性・信頼性が高い製剤です。
少なすぎても満足する効果は得られないですが、多く注入しても過度な効果が出てしまうことがあるので、注入量は調整が必要です。主な注入場所は表情筋によるシワやエラ張り、手足の筋肉太り、汗腺などです。料金体系はクリニックにより異なりますが、一般的にボトックス(アラガン)は韓国製ボツリヌストキシン製剤よりも高価です。
ダウンタイムはほとんどありませんが、腫れや内出血があらわれることもあります。ダウンタイム症状が強くあらわれないよう、温める行為は控えましょう。
イセアクリニックではボトックス(米国アラガン社)、イノトックスを取り扱っています。お気軽にお問合せください。