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  • ゼオスキン中にボトックスは併用できる?メリット・デメリットを紹介

    投稿日:
    2022/12/30
    大山 希里子医師
    著者
    東京イセアクリニック
    皮膚外科医
    大山 希里子

    Shere

    ドクターズコスメ「ゼオスキン」の使用中も、美容医療の施術を受けたいと思うことがありますよね。ゼオスキンは効果も期待できますが、独特の反応やトラブルを招くことがあるスキンケアプログラムです。ボトックスと併用する影響も気になることでしょう。
    ゼオスキン中にボトックスは併用できるのか、併用する場合のメリット・デメリット、注意点を解説します。

    ゼオスキン中にボトックスは併用できる?

    ゼオスキンでホームケア中も、ボトックス注射は併用できます。ただし、使用する製品によっては注入を控えたほうがよい場合もあります。

    ゼオスキンの使用方法は大きく2つ。マイルドに肌を整える「基本のプログラム」とダメージが蓄積された肌を集中ケアする「セラピューティック」があります。

    セラピューティックは12~18週間かけて行われるプログラムで、「トレチノイン(ビタミンA)」「ハイドロキノン(美白剤)」「グリコール酸(ピーリング剤)」などの刺激が強い成分の使用を含みます。使用中は乾燥・赤み・かゆみ・古い角質の剥離・ヒリヒリ感などの反応(=A反応)が起こりますが、肌の耐性や抵抗力が生まれることで肌質改善が期待されます。セラビューティック中はA反応に応じ4~6週ごとに反応期・耐久期・完成期、その後の維持期に分けられます。

    ・「反応期」(4~6週間):ビタミンAに慣れてくるまでの赤くなったり皮剥けしたりする反応がある

    ・「耐久期」(4~6週間):肌がビタミンAに慣れてなじんでくる

    ・「完成期」(4~6週間):A反応が出にくくなる

    ・維持期(1クール完了以降)

    セラピューティック中は乾燥によりしわが深くなり、ボトックス注射の際に注入範囲が分かりにくくなることがあります。また、セラピューティックと併用できる「トレチノイン」「高濃度レチノール」使用中の場合は、7日間休止した後の注入治療が望ましいでしょう。

    なお、ヒアルロン酸・ボトックス注射・点滴以外の施術を行う際は、皮剥けの起こる反応期や耐久期は避け、その他の時期も治療の前後1週間は使用を控えましょう。

    ゼオスキン中にボトックスを併用するメリット・デメリット

    ゼオスキン中にボトックス注射を併用するメリット・デメリットを紹介します。

    ゼオスキン中にボトックスを併用するメリット

    ・シワやたるみに皮膚(ゼオスキン)と筋肉(ボトックス)から同時にアプローチできる

    ・ゼオスキン中は乾燥しやすくシワができやすいが、ボトックスにより表情じわを予防できる

    ゼオスキンは、ビタミンAを活用して肌の強化や活性化を期待したスキンケアプログラムです。即効性はなく、効果を感じられるまでには最低3~5か月かかります。特にセラピューティック中は乾燥や皮剥けなどA反応が出やすいのが特徴です。乾燥した肌はしわができやすくなります。

    ボトックス注射は、筋肉の緊張を和らげて表情じわやたるみ、エラ張りを改善する治療です。浅いしわやしわの予防にも効果が期待でき、施術後数日で変化を、1か月程度で効果を実感できるでしょう。

    皮膚と筋肉、両方から同時にアプローチすることにより、しわやたるみに対し比較的短期間で得られる効果と長期的な効果、予防が期待できます。

    ゼオスキン中にボトックスを併用するデメリット

    ・ボトックスの注入範囲が分かりにくくなることがある

    ボトックス注射は、不適切な注入部位や注入量による左右非対称が起こることがあります。セラピューティック中は、乾燥によりしわが深くなり注射しづらくなる可能性があります。ゼオスキン・ボトックスともに、実績のあるクリニックで治療を受けましょう。

    ゼオスキン中のボトックス注射する際の注意点    

    ゼオスキンにはA反応がありますが、ボトックス注射にはダウンタイム症状やアレルギー症状があらわれることがあります。

    ダウンタイム症状は、痛みや内出血など、アレルギー症状は、腫れ・赤み・痒みなどです。症状が続く場合、ボトックスの反応かゼオスキンの反応かわかりかねる場合はクリニックにご相談ください。

    イセアクリニックのボトックス注射

    イセアクリニックのボトックス注入は、注入量を気にせずひとりひとりに合った施術を行うため、部位ごとの定額制で、注入量は無制限です。料金には、カウンセリング代、治療代、製剤代、針代、アフターケア代が含まれています。また、効果を持続するために1か月以内の注入が無料、2回目以降の料金が安くなるリピートしやすいプランもご用意しております。仕上がりは症例写真をご確認ください。

    なお、当院ではヒアルロン酸注入、ボトックス注射、点滴以外の全ての施術にあたり、術前後1週間はゼオスキンのご使用を控えて頂くようにご案内しております。ゼオスキン中のボトックス注射は可能です。

    ゼオスキンとボトックスに関するよくある質問

    ゼオスキンとボトックスに関するよくある質問にお答えします。

    ゼオスキン中にボトックスはできる?  

    ゼオスキン中にボトックス注射は併用できます。ただし、「トレチノイン」「高濃度レチノール」を使用中の場合、5日間休止してからがよいでしょう。

    ボトックス後のゼオスキンはいつから?

    ボトックス注射後、ゼオスキンの使用はすぐに可能です。

    ゼオスキン中に美容医療の施術はできる?

    ゼオスキン中は肌が乾燥し、デリケートな状態になります。ヒアルロン酸注入、ボトックス注射、点滴以外の全ての施術にあたり、術前後1週間はご使用を控えてください。

    まとめ

    今回は以下の内容についてご説明いたしました。

    ・ゼオスキン中にボトックスは併用できる?

    ・ゼオスキン中にボトックスを併用するメリット・デメリット

    ・ゼオスキン中のボトックス注射する際の注意点

    ・イセアクリニックのボトックス注射

    ゼオスキン中にボトックス注射は併用できます。併用することで、しわやたるみに対し、皮膚と筋肉の両方から同時にアプローチができます。ただし、セラピューティック中は肌の乾燥により注入部位が分かりにくく、注入箇所や量を誤れば仕上がりに影響します。ゼオスキン中はA反応が起こりますが、ボトックス後のダウンタイム症状やアレルギー症状と似た反応もあります。異常や疑問を感じたらクリニックにご相談ください。イセアクリニックのボトックス注射は、分かりやすい料金体系でリピートしやすいプランをご用意しています。

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    皮膚外科医 大山 希里子
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