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  • ボリューマ・ボリフト・ボルベラ・ボラックスの違いを解説

    投稿日:
    2021/09/29
    アラガン ヒアルロン酸 ボリフト ボリューマ ボルベラ
    大山 希里子医師
    著者
    東京イセアクリニック
    皮膚外科医
    大山 希里子

    Shere




    ヒアルロン注入で人気の「ジュビダームビスタ・バイクロスシリーズ」にはボリューマ・ボリフト・ボルベラ・ボラックスなどさまざまな種類の製剤がありますが、何が違うのでしょうか?

    それぞれの特徴と、最適な製剤の選び方を紹介します。

    ボリューマ・ボリフト・ボルベラ・ボラックスは何が違う?

    ボリューマ・ボリフト・ボルベラ・ボラックスはヒアルロン酸製剤「ジュビダームビスタ・バイクロスシリーズ」に含まれ、種類ごとの大きな違いは製剤の硬さです。

    濃度や硬さの違いにより、リフトアップやボリュームアップ、成形など適した使用法や部位が異なり、同シリーズの中で使い分けがされています。

    また、それぞれ持続性も約1~2年と違いがあります。

    ジュビダームビスタ「バイクロスシリーズ」の特徴

    バイクロスシリーズに共通する特徴は、効果が約1年~2年持続する「長期持続性

    注入時のイメージに沿った仕上がりが可能な「低吸水性」、

    肌の組織になじみやすく自然な仕上がりが叶う「組織親和性」、

    思い描くラインの成形を実現する「成形性」、

    部位に応じて適したリフト力を維持する「適度な弾性と凝集性」です。

    これは、高分子量のヒアルロン酸と低分子量のヒアルロン酸を含むことで、成分が効率よく結びつき、構造がより密になるためです。

    ボリューマ(VOLUMA)XC

    ボリューマは硬い製剤で、少量注入リフトや輪郭形成など、理想のフェイスラインを手に入れたい場合に使用されます。

    最も硬い製剤・ボラックスがシャープなラインを得意とするのに対し、丸みのあるラインや柔らかい印象にしたい場合に適しています。


    リフトアップには額やこめかみに、輪郭形成には頬、アゴなどの部位に、その他にもくぼみ、コケの気になる部位のボリュームアップに適しています。

    持続期間は約2年です。

    ヒアルロン酸/おでこ

    ボリフト(VORIFT)XC

    ボリフトは硬めと柔らかめの中間くらいの柔らかさで、ボリューマより浅い層への注入が可能です。


    浅めのシワへのヒアルロン酸注入は仕上がりが凸凹してしまうことがありますが、ボリフトは肌の組織に馴染みやすく自然な仕上がりが期待できます。

    また、ふっくらとした若い印象を与えたい場合や、額やこめかみ、頬のくぼみやコケを改善したい場合、ほうれい線やマリオネットライン、ゴルゴラインへの注入に適しています。

    最大18か月の持続が期待できます。

    ボルベラ(VOLBELLA)XC

    ボルベラはジュビダームシリーズの中で最も柔らかい製剤です。


    柔らかさを生かし、皮膚が薄く柔らかい口周り、目元の凹みを補うなど、デリケートな部位に適しています。

    加齢とともに薄くなり老けた印象を与える唇に注入すれば、ボリュームアップして若々しい印象を与えてくれます。

    持続期間は約1年です。

    ヒアルロン酸/唇

    ボラックス(VOLUX)XC

    ボラックスはシリーズ中で最も硬い製剤です。

    丸みのあるラインや柔らかい印象が得意なボリューマに比べ、細くシャープなラインの形成を得意としています。


    加齢によりぼやけてきたアゴ、フェイスライン、鼻の成形に適しています。

    持続期間は約18か月です。

    迷ったらどれを選ぶべき?

    ヒアルロン酸製剤選びに迷ったらどれを選ぶべきか、選び方のポイントを紹介します。             

    お悩み部位に適した製剤を選ぶ

    ヒアルロン酸製剤はそれぞれの特徴により、適した部位があります。

    特に製剤の硬さにより適した部位が異なり、仕上がりの印象が変わります。

    カウンセリングや診察の際に理想のイメージを伝え、どの製剤が適しているか相談するとよいでしょう。

    値段や持続性などご要望に合わせて選ぶ        

    ヒアルロン酸製剤は時間とともに体内に吸収されるため、繰り返し施術をする必要があります。

    適した部位や好みの仕上がりばかりでなく、予算や、なるべく長期間理想の状態を保ちたいなど、それぞれのご希望をもとに選択することになります。

    製剤の値段は持続性に比例することが多いものの、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れている場合もあります。

    実績のあるクリニックに相談して決める

    ヒアルロン酸注入後の仕上がりは医師の技術に左右されます。

    納得のいく仕上がりを手に入れるため、ホームページなどに掲載されている症例を確認し、実績のあるクリニックに相談して治療を受けましょう。

    また、製剤はクリニックにより取り扱いの種類が異なります。

    どのような種類を取り扱っているか、製剤の特徴など、ご不明な点はカウンセリング等でご確認ください。

    ヒアルロン酸の種類のQ&A   

    ヒアルロン酸の種類に関するよくある質問にお答えします。  

    ボリューマXCは2年持つと言われていますが、本当ですか?

    ボリューマの持続性が高いことは事実ですが、ヒアルロン酸の持ちには個人差があります。

    すべての人に持続期間が保証されているわけではありません。

    ヒアルロン酸にはどのような種類がありますか?

    製品により分子の大きさが異なり、硬いものから柔らかいものまでさまざまな種類があります。

    適応部位や吸収速度、効果の持続期間、料金が異なります。

    目の下は凸凹になってしまうのでヒアルロン酸はできませんか?

    目の下や唇に硬いヒアルロン酸を注入すると凸凹になるリスクがあります。

    ヒアルロン酸製剤には様々な種類があり、柔らかい製剤や技術力のある医師を選ぶことでリスクを抑えて目元・口元への注入することが可能です。

    まとめ

    今回は以下の内容について、お伝えしました。

    ・ボリューマ・ボリフト・ボルベラは何が違う?

    ・ジュビダームビスタ「バイクロスシリーズ」の特徴

    ・ボリューマXC

    ・ボリフトXC

    ・ボルベラXC

    ・ボラックスXC

    ・迷ったらどれを選ぶべき?

    ヒアルロン酸製剤「ジュビダームビスタ・バイクロスシリーズ」はバイクロス製法による「長期持続性」「低吸水性」「組織親和性」「成形性」「適度な弾性と凝集性」などの特徴があり、硬さの違うさまざまな種類があります。

    最も硬い順に、ボラックスはシャープなラインを成形するときに、ボリューマはリフトアップや丸みのあるフェイスラインを作るときに、ボリフトはシワに、ボルベラは目周り・口周りの皮膚の薄い部位の治療に適しています。

    ボリューマは約2年、ボラックスとボリフトは約18か月、ボルベラは約1年程度効果が持続します。

    迷ったら、お悩みの部位に適した製剤や値段・持続性などのご要望に合わせて選んだり、実績のあるクリニックに相談したりして決めるとよいでしょう。

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    皮膚外科医 大山 希里子
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