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小顔ボトックス・エラボトックスは、短時間で手軽に小顔効果が期待できる治療です。ただし、顔を大きくしている原因や使用する製剤、小顔ボトックス後の行動によっては、効果が十分に得られないこともあります。
小顔ボトックスについて、治療内容や効果、メリット・デメリット、おすすめの注入剤、注入量、料金、当院で行われた症例を解説します。小顔ボトックスのダウンタイムや注意点もご確認ください。
小顔ボトックスとは、ボツリヌストキシン製剤をエラにある筋肉(=咬筋)に注射する治療のこと。注入部位を指して「エラボトックス」とも呼ばれています。
咬筋が発達してエラが張ると、顔が大きく見えることがあります。「ボトツリヌストキシン製剤」には、筋肉の動きを抑える作用があるため、咬筋の過剰な動きや張りが抑えられ、徐々に委縮し、エラが小さくなる仕組みです。「筋肉が原因のエラ張り」に小顔効果が期待できますが、「骨格によるエラ張り」には効果はありません。
製剤を注入後、数日してから効果があらわれはじめ、1週間程度すると実感しやすくなり、1か月ほどでピークを迎えます。
小顔ボトックスは1回の施術でも効果はありますが、永久ではありません。ピークを過ぎると、時間とともに筋肉の動きが回復し、エラの張りも元に戻ります。効果を持続するには、治療を継続する必要があります。
小顔ボトックスの効果が持続する期間は、1回の治療で約3~4か月です。注入を繰り返すと癖が治まることや筋肉が萎縮しつづけることで、効果を維持しやすくなります。また、製剤の保存が徹底されているか否かでも、効果や持続期間に影響があると言われています。
小顔ボトックスのメリット・デメリットを紹介します。
・咬筋によるエラ張りを解消できる
・ダウンタイムがほとんどない
・小顔効果はもちろん、歯ぎしりの改善効果も期待できる
小顔ボトックスのメリットは、手軽さにあります。ダウンタイムの影響もほとんどなく、日常生活を送ることができます。また、繰り返すことでの効果の安定を図れます。
・注入により一時的な腫れや内出血
・骨格によるエラ張りには効果がない
小顔ボトックスの効果は期間が限られますが、注入を繰り返すことで効果を維持しやすくなります。また、咬筋の萎縮により一時的に噛みづらくなる可能性がありますが、他の筋肉(側頭筋、翼突筋)が代償性に働くので、噛む機能は保たれます。
小顔ボトックスに適した製剤には、「ボトックスビスタ」「ボツラックス」などがあります。
「ボトックスビスタ」は米国アラガン社製のA型ボツリヌストキシン製剤で、厚労省の認可を受けた唯一の製剤です。「ボツラックス」は韓国のヒューゲル社が販売している製剤で、日本では未承認ですが、MFDS(韓国食品医薬品安全庁)の認可を受けています。ボトックスビスタに比べて安価です。
ボトックスにはさまざまな種類があり、公的機関の認可を受けているもの受けていないものがあります。認可を受けたものと受けていないものでは、成分や効果の差は大きくないと考えられますが、製造工程の違い、輸送方法の違いなどにより品質の差が生じると言われています。
ボトックスの注入量は「単位」であらわされます。小顔ボトックスの目安となる注入量は、エラ片側30~40単位程度です。ボトックス製剤1瓶は100単位(4㏄)。ほとんどの場合、瓶に入った粉末に生理用食塩水などを混ぜて使用します。
効きすぎると表情が不自然になったり動かしづらくなったりして、すぐには元に戻せません。筋肉の付き方にも個人差があるため、控えめからはじめて、1週間後に効果が全く感じられなければ追加注入するのがおすすめです。
美容医療は自由診療の為、ボトックスの料金体系もクリニックごとに異なります。
例えば、製剤代は「注入量に比例」「量に関わらず部位ごとの定額」「1瓶単位」「1㏄単位」などがあります。製剤代以外の諸費用も、含む場合・含まない場合があります。治療前に、内訳や合計金額を確認しておきましょう。
部位:エラ リスク:腫れ・内出血・赤み・アレルギー反応
小顔ボトックスのダウンタイムはほとんどありません。稀に、腫れや内出血があらわれることがありますが、時間とともに治まります。腫れが強い場合は、断続的に冷やすとよいでしょう。内出血は、はじめは濃い紫色になり、徐々に黄色く薄く変色し、1週間程度で治まります。また、ほとんどの場合、ファンデーションやコンシーラーなどのメイクでカバーできます。
小顔ボトックス当日のサウナ、激しい運動、マッサージ、飲酒は控えましょう。赤みや腫れの原因となります。また、熱に弱い性質があるため、HIFUやレーザーなどの施術は1~2週間控えてください。クリニックにより取り扱っている機器は異なるため、必ず確認しましょう。なお、ボトックスは胎児への安全性が確認できていないため、妊娠中・妊娠を希望されている方はお受けいただけません。
イセアクリニックの小顔ボトックス(ボトックス注射/エラ)は、部位ごとの定額制で、注入量は無制限です。料金には、カウンセリング、治療代、製剤代、針代、アフターケアが含まれています。また、効果を実感しやすいように1か月以内の注入が無料、継続しやすいよう2回目以降の料金が安くなるプランもご用意しております。
小顔ボトックスに関するよくある質問にお答えします。
エラが咬筋により張っている場合、エラにボトックスを注射して咬筋の働きを抑えることで小顔効果が期待できます。注入後数日してから効果があらわれはじめ、1週間程度すると実感しやすくなり、1か月ほどでピークを迎えます。また、隠れた効果として、注入後に咬筋が萎縮することで噛むことに必要なその他の筋肉(側頭筋、翼突筋)が代償性に肥大します。それによって相対的に咬筋の弱まりが継続されることもあり、小顔に繋がっているとも言われます。
肩にボトックスを注入することで筋肉の緊張が解れます。首から肩の張りが落ち着き、ラインがスッキリ見えることで、間接的に小顔に見える効果が期待できます。
ボトックスと小顔矯正は併用できます。ボトックスは咬筋の過剰な動きによるエラ張りを抑え、小顔矯正は骨格の歪みを整える効果が期待できます。ただし、小顔ボトックス後の顔マッサージは数日控える必要があるため、施術方法を確認しておきましょう。
今回は以下の内容についてご説明いたしました。
・小顔ボトックスとは
・小顔ボトックスの効果
・小顔ボトックスのメリット・デメリット
・小顔ボトックスにおすすめの注入材
・小顔ボトックスの注入量
・小顔ボトックスの料金
・小顔ボトックスの症例
・小顔ボトックスのダウンタイム
・小顔ボトックスの注意点
・イセアクリニックの小顔ボトックス
小顔ボトックスとは、ボツリヌストキシン製剤をエラにある咬筋に注入することで、エラ張りを抑える「エラボトックス」のこと。効果は1か月後くらいがピークで約3~4か月持続、継続治療により持続しやすくなります。メリットは手軽さ、デメリットは即効性や持続性に乏しいことが挙げられます。おすすめの注入材剤はボトックスビスタやボツラックスのような公的機関の認可を得ている製剤です。注入量の目安はエラ片側につき30~40単位程度です。料金体系はクリニックにより異なります。ダウンタイムはほとんどありません。ボトックス施術後は、ダウンタイム症状を避けるため、また、効果を落とさないためにも生活上の注意を守りましょう。