目次
男性のボトックス注射について、効果や注入剤、注入量、料金、当院で行われた症例、ダウンタイム、注意点を解説します。
女性の場合との違い、男性ならではのポイントも含めてお伝えします。
ボトックスはしわや小顔などの美容効果があります。
ボトックス注射とは、筋肉の動きを抑える作用のある「ボトリヌストキシン製剤」を注入する治療です。
表情じわ改善、小顔、たるみ改善などへの効果、神経への作用による多汗症への効果が期待できます。
男性のボトックス注射では、しわを完全に消すのではなく薄くするなど、女性に比べ“より自然な仕上がり”を求める傾向がみられます。
男性は女性に比べもともと皮膚が薄く毎日のシェービングにより肌にダメージをう受けることなどから、乾燥しやすい傾向にあります。
ボトックス注射の注入箇所は、目的により異なります。
例えば、しわ改善を目的に、額、眉間、目尻、バニーライン、鼻の下、マリオネットライン(口角)、アゴなどに注入します。
フェイスラインを整える目的にエラやアゴに注入します。筋肉太りが気になる場合は、二の腕やふくらはぎなどに注入し、多汗症の改善であれば、頭皮やうなじ、脇、手に血注入します。
ボトックスには小顔効果のほか、皺、多汗症、肩凝りや神経痛、ガミースマイルの改善効果が期待できます。
男性の表情じわは貫禄を与える効果もありますが、老けて見えたり神経質な印象を与えてしまったりすることもあるため、適度にしわを改善することで、若々しく清潔感を与える効果が期待できます。
エラ張りも男性らしい印象を与えてくれますが、エラを抑えた小顔は若々しく爽やかな印象です。ボトックス注射により、印象を変えることができます。
多汗症は20代・30代に多く、ストレスなどによっても症状がみられます。
ボトックスは1回でも効果はありますが、効果は有限で、時間とともに元に戻ります。治療を継続することで筋肉が萎縮しつづけ、効果を維持しやすくなります。男性・女性で効果の違いはありません。
ボトックス注射の効果が持続する期間は約3~4か月です。男性・女性に関わらず、しわを消す場合も薄くする場合も、効果の持続時間は変わりません。ただし、製剤の品質は保存状態に影響を受けるため、効果と持続期間も変わる可能性があると言われています。
ボトックス注射に適した製剤には、「ボトックスビスタ」「ボツラックス」などがあります。
ボトックスビスタは米国アラガン社製で。ボツリヌストキシン製剤の中で唯一、厚労省の認可を受けた製剤です。
ボツラックスは韓国ヒューゲル社が販売する製剤で、ボトックスビスタに比べて安価です。日本では未承認ですが、MFDS(韓国食品医薬品安全庁)の認可を受けています。
ボツリヌストキシン製剤は、世界各国からさまざまな種類のものが製造・販売されています。
公的機関の承認を受けたものと受けていないものでは、成分や効果の差は大きくないと考えられますが、製造工程や輸送方法の違いなどから品質の差が生じることがあります。
ボトックス注射の注入量は「単位」で示されることが多く、1瓶は100単位(4㏄)です。
目安となる注入量は、エラなら片側30~40単位・両側で60~80単位程度、口角は左右各5単位・両側で10単位程度、肩ボトックスは両肩で100~200単位程度です。
筋肉の使い方には個人差があるため、実際には片側に多く注入することもあります。
多いと不自然になることや、動かしづらく不便になることもあるため、控えめからはじめて1週間後に効果が全く感じられなければ追加注入するのがおすすめです。
美容医療は自由診療の為、ボトックスの料金体系はクリニックごとに異なります。
製剤代が「注入量に比例する場合」「部位ごとに定額の場合」があり、製剤代以外の「諸費用を含む場合」「含まない場合」があります。
さらに、製剤の「種類」によっても異なります。治療前に、内訳や合計金額を確認しておきましょう。
ボトックス注射の場合、男女で費用が異なる設定はほどんどみられません。
ボトックス注射のダウンタイムはほとんどありません。
稀に腫れや内出血があらわれることも。腫れは数日がピークで、冷やすことで軽減されます。
内出血は1週間程度で治まり、はじめは濃い紫色から徐々に薄く黄色く変色して消失しますが、気になる場合はコンシーラーなどのメイクでカバーすることもできます。日頃メイクをしない人は、ダウンタイム対策としてのメイクについて、カウンセリングや施術後に確認しておくとよいでしょう。
大事な予定がある場合は、ダウンタイムを考慮したスケジューリングをおすすめします。
ボトックス注射後は、当日のサウナ、激しい運動、マッサージ、飲酒は控えましょう。
また、効果が完成する前に確認しようと何度も筋肉を収縮させる動作をすると効きが悪くなることもあります。
ダウンタイム症状はほとんどありませんが、血流を促す行為は赤みや腫れの原因となります。
また、ボトックスは熱に弱い性質があるため、HIFUのように肌を温める作用をもつ治療は、注射後1~2週間は避けて下さい。
胎児への安全性が確立されていないことから、男女ともに3か月間は避妊が必要です。
イセアクリニックのボトックス注射は、部位ごとに料金が決まっており、注入量は無制限です。
料金には、カウンセリング代、治療代、製剤代、針代、アフターケア代が含まれています。また、効果を持続するために1か月以内の注入が無料、2回目以降の料金が安くなるプランもご用意しております。
男性のボトックス注射に関するよくある質問にお答えします。
男性のエラボトックスには、女性同様に小顔、歯ぎしり改善、肩凝り緩和などの効果が期待できます。
ボトックスの胎児への安全性が確立されていないため、男女ともに避妊が必要です。男性は、投与中及び最終投与後、少なくとも3ヶ月は避妊するようにして下さい。
ボトックス注射を多量に打ちすぎると筋肉の動きが抑えられ過ぎて無表情や動かしづらくなる可能性があります。ボトックスの効果が失われるまで約3~4か月程度続きます。
今回は以下の内容についてご説明いたしました。
・男性のボトックス注射とは
・男性のボトックス注射の効果
・男性のボトックス注射の注入材
・男性のボトックス注射の注入量
・男性のボトックス注射の料金
・男性のボトックス注射の症例
・男性のボトックス注射のダウンタイム
・男性のボトックス注射の注意点
・イセアクリニックの男性のボトックス注射
男性のボトックス注射は、ボツリヌストキシン製剤を注射して筋肉の緊張をとることで、しわ改善、小顔、肩凝り、部分痩せなどに、交感神経に作用することで多汗症の改善に効果があります。注入剤は品質の安定性などから、公的機関の承認を得たものがおすすめです。注入量は各部位で目安があり、少なすぎても効果が得られないことがありますが、多過ぎると筋肉が動かしづらくなってしまいます。料金体系はクリニックにより異なります。ダウンタイムはほとんどありません。術後は、治療部位の血流を促す行為は避けましょう。