2017年2月1日
「ムダ毛」と「ホルモン」と聞くと何となく関係していることはわかりますよね?
でもムダ毛とホルモンの何がどう関係しているのか、と聞かれると、はっきりとした理由はわからない…という方も多いのではないでしょうか。
実は、食生活・睡眠・喫煙・ダイエット・ストレスなどなど…日頃の何気ない行動がホルモンバランスの乱れと関係しているのです。
ホルモンバランスが乱れることで、ムダ毛が増えたり濃くなったりしてしまいます。
そこで今回は、そんなムダ毛とホルモンの関係をしっかり説明させて頂きたいと思います。
ムダ毛にお悩みの方は是非目を通してみて下さいね。
私たち女性の体には女性ホルモンの約10分の1~20分の1の男性ホルモンが存在しています。
男性ホルモンにはムダ毛を含む体中の毛の発育を促進する働きがあり、女性ホルモンには頭髪や肌を美しくしてくれる働きがあるのですが、この男性ホルモンが活発になったり、逆に女性ホルモンが少なくなってしまうとムダ毛が濃くなってしまうことがあるのです。
ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が増えることで、毛深くなってしまうのですが、現代ではムダ毛が濃くなっている「オス化女子」が増えているとか、いないとか・・・
ホルモンバランスと食生活は密接に関わっています。
男性ホルモンのテストステロンの分泌量が増えることで、ムダ毛が濃くなってしまうのですがこれを促進するのが動物性たんぱく質。ですからホルモンバランスを乱れさせない為には、ファーストフードやお肉などに偏った食事ではなく栄養バランスの整った食事を考えてください。
また女性ホルモンに頑張ってもらうために、女性ホルモンの分泌に効果的なビタミンB6・Eと、女性ホルモンと同じ働きを持つ大豆イソフラボンは積極的に摂取することをオススメ致します。
大豆製品の主なものは豆腐・納豆・ミソなどで、ビタミンを摂取できる食材はにんにく・まぐろ・アボカドなどがあげられます。
最近ではサプリメントなども充実している為、食事改善が難しい方はサプリメントでの摂取も効果的かもしれませんね。
ビタミンB6・Eを摂取すれば冷え性の改善にもなります。冷えによるホルモンバランスの乱れも考えられますので冷え性の方は注意してください。
睡眠にはホルモンバランスを整える効果があるので毎晩質の良い睡眠をとり続けることでホルモンバランスが整えられるかもしれません。
しかしながら、現代の方は質の良い睡眠というものをなかなか取れていないことをご存知ですか?
ここでいう質の良い睡眠とは「ノンレム睡眠」のこと。
ホルモンは主に夜間の睡眠時に分泌されますが、特に睡眠後30分から1時間ぐらいして、ノンレム睡眠の時に多く分泌されます。
ノンレム状態で質の高い睡眠をとれるかがホルモンバランスに重要になってきます。効率的にノンレム睡眠をとるためには、ノンレム睡眠を妨げる行動を取らないように心がけることが大切です。
就寝前にスマホを触っている、就寝直前に食事を摂取する、就寝時にコーヒーや紅茶(カフェイン)を取得する、入浴後すぐに就寝する・・・などの行為はノンレム睡眠の妨げになるので避けた方が良いでしょう。
質の良い睡眠をとるためには「メラトニン」というホルモンが重要なのですが上記の行為を行っているとメラトニンの分泌がうまく促されなくなってしまいます。
女性ホルモンの分泌が阻害される原因としては、喫煙があげられます。
ムダ毛を薄くする女性ホルモンであるエストロゲンの生成を阻害するだけでなく、分解してしまう喫煙は、排卵機能にも悪影響を与えるので、無排卵月経の原因にも…
また、無理な減量で体脂肪が急激に減った場合もホルモンバランスが崩れ、エストロゲンの低下を招くので過度なダイエットは避けましょう。
過度のストレスもホルモンバランスの乱れを招きます。現代では男性と同じように働く女性も多いので「オス化」につながってしまうのかもしれませんね。
最近ちょっと疲れているかも…と感じる方はリラックスやリフレッシュなどを心がけてみて下さいね。
皆さまのイメージ通り、ホルモンとムダ毛は密接に関わっています。ホルモンバランスには睡眠、食生活、ストレスなど様々なことが関係しています。
ホルモンバランスが整うことでムダ毛だけでなく肌質や髪質も変わります。ムダ毛が濃くならないためにも男性ホルモンのテストステロンではなく、女性ホルモンのエストロゲンが多く分泌される様に日々の生活を少しだけでも意識すると良いかもしれませんね。