2017年1月31日
カミソリや毛抜き、シェーバーなどでムダ毛の自己処理を行っている方は多いと思います。
しかし、ムダ毛の自己処理には多くのリスクがあることをご存知ですか?
日頃の自己処理によって、知らず知らずお肌に大きな負担をかけてしまっているかもしれません。
また、自己処理には毛嚢炎・埋没毛・黒ずみなどの肌トラブルを引き起こしてしまう可能性が高いといえます。
そこで今回は自己処理のデメリットについてご説明させて頂きます。
是非、ご自宅での自己処理の参考にしてみて下さいね。
もっともスタンダードな自己処理法で、バスタイムにボディソープを使い、カミソリで毛を剃っている方も多いのでは? 実なこの方法、お肌のことを考えると最もNG。
ボディソープ+カミソリの併用は、カミソリで皮膚に必要な角質もそぎ落としてしまう上に、お肌に必要な油分まで取り除き、乾燥の原因となってしまいます。カミソリを使用する場合は、ボディソープではなく、シェービング剤を使うのが正解です。
またカミソリを湿度の高いお風呂場に置きっぱなしにすると雑菌が繁殖し、衛生的ではないので必ず使い終わったら洗って乾燥させましょう。
電動の毛抜きやピンセットのような毛抜きで毛を抜く自己処理は痛みこそ伴いますが、その後しばらくは毛が生えてこない、抜いた後、チクチクしないなどのメリットから行っている方も多いのでは? でもこちら、相当お肌に負担がかかっているので、お肌のトラブルにとっても繋がりやすいのです。
薬局などで目にする除毛剤や除毛テープ。こちらは毛を溶かして除毛するタイプということは皆様ご存じでしょうか? 毛の主な成分であるタンパク質をアルカリ性の成分で溶かす仕組みです。注意して欲しいのは、お肌にもタンパク質が含まれているということ。少なからず皮膚表面のタンパク質にもダメージを与えているので、肌の弱い方は、赤み・ヒリヒリなどの炎症などのトラブルを引き起こしてしまいます。
この方法は自己処理の中では比較的安全な方法です。 刃が直接肌に触れるわけではないのでお肌に必要な油分や角質を取り除いてしまったり、ケガの心配などがありません。
様々な自己処理方法を紹介しましたが、次からは自己処理で起こりえる肌トラブルについて紹介します。
毛嚢炎とは毛穴の奥の毛根を包んでいるところにブドウ球菌が感染して起こる皮膚の病気です。
見た目はニキビに似ているのですが原因が『ブドウ球菌』なので別物です。毛嚢炎は肌が弱っている時に起こりますのでカミソリでの処理、毛抜きでの処理、除毛剤での処理等あらゆる自己処理から誘発されると考えて過言ではありません。
悪化するとニキビ跡のように傷が残ってしまうので、要注意です。
埋没毛は、本来、毛が出てくるはずの毛穴が傷付いていたり、古い角質でふさがっていたりすると表面に毛が出てくることができずに埋もれてしまっている状態のこと。
たいていは肌表面が炎症を起こして、中に閉じ込められたままになります。毛根は残ったままなので、そのまま成長し、黒いぽつぽつとして、肌表面から見える状態で残ります。
1度は経験したことがあるのでは?
主に切り傷や炎症でヒリヒリする、赤くなるなどの症状ですが、これは毛を剃ると共に肌の表面も傷つけている証拠です。特に生理前などお肌が敏感になっている時期は注意したいところ。短期間に何度もカミソリを使って自己処理をしないこと、シェービングジェルや自己処理の後は保湿をするなど、きちんと予防しましょう。
カミソリや除毛剤での自己処理で多いトラブルです。カミソリでの剃毛や除毛剤での自己処理は肌に負担が掛かっているためアフターケアが大切。お肌にやさしいボディクリームなどを使うなどして予防しましょう。
上記のようなトラブルを繰り返すと起こるのが黒ずみ。これはなかなか厄介で一度黒ずみ(色素沈着)を引き起こしてしまうと元に戻すのは皮膚科などに相談して薬を処方して貰うことになるので自己処理のし過ぎなどは絶対にNGです。
自己処理にはデメリットがたくさん潜んでいます。自己処理が心配な方は、脱毛をするという選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。