2017年2月1日
脱毛をするためにサロンやクリニックに通い始めると必ず「毛抜きでの自己処理はお控えください」と言われると思います。
この意味を皆様ご存知でしょうか?
毛抜きを使った自己処理は嫌なチクチク感もなく、綺麗にムダ毛を処理できるため使用している方も多いと思います。
ですが、脱毛前に毛抜きを使って毛を抜いてしまうと、メラニンがなくなってしまいます。
メラニンがなくなることで、光やレーザーが反応しなくなり、脱毛効果を発揮しなくなってしまうのです。
そのため、脱毛前、脱毛中の毛抜きでの自己処理はお控え頂いております。
そこで、今回は手軽さと、その仕上がりから誰もが1度は経験しているであろう【毛抜き】と脱毛の関係について説明させて頂きます。
脱毛を検討している方、毛抜きを使った自己処理を行っている方は是非参考にしてみて下さい。
脱毛に通い始めると必ず「毛抜きでの自己処理はお控えください」と言われるのですが、これは脱毛器のメカニズムに関係しています。脱毛器の多くはメラニンに反応し、毛を生成する細胞に働きかけています。
毛を抜くという事は、そのメラニンがなくなってしまうので効果を発揮しなくなってしまうのです。一度毛抜きをしてしまうと成長期に毛が生えてくるまで待たなくてはなりません。ですから脱毛サロンやクリニックで「毛抜きでの自己処理はお控えください。」と言われるのですね。
本来では「控える」というより「禁止」という言葉の方が正しいかもしれませんね。
それなら脱毛の日までに毛が生えてれば問題ないでしょ?という方もいらっしゃるかもしれませんが毛抜きでの自己処理はさまざまなリスクが伴いますので注意しましょう。
一度毛を抜くとしばらく生えてこないし、根元から毛を抜いているからチクチクすることもないし、毛抜きさえあれば出来るので手軽な自己処理法ですよね。ですが意外なリスクが潜んでいること、ご存知ですか?
毛抜きをすると皮膚や毛穴が傷ついてしまいます。これは毛根が毛穴より大きいため、狭い毛穴を通るときに毛根が無理やり毛穴を広げているので毛穴やその周りの皮膚がダメージを受けてしまいます。
毛抜きをすると毛穴が開いた状態になるため、そこから雑菌が侵入しやすくなります。多いのが【毛嚢炎】です。一見ニキビにも見えますが原因はアクネ菌ではなくブドウ球菌。悪化すると跡になってしまう事もあるので注意が必要です。
毛穴や皮膚が傷ついた状態になるため皮膚は保護しようとかさぶたのように角質が厚くなります。新たに毛が生えてきても、その角質の影響で毛が外に出る事が出来ず皮膚の中に埋もれたような状態になってしまいます。これが埋没毛です。
ムダ毛の処理をしたのに黒い点々がポツポツあるのは埋没毛です。もしこの状態になっても自分では絶対に皮膚ごと無理に引っ張って出そうとしないでください。無理に出しても再び埋没毛となってしまい悪循環になってしまうため角質のターンオーバーを促すようにしましょう。
脱毛してしばらくすると自然と毛がポロポロと抜け落ちてきます。これは毛の退行期なので肌に負担が掛かることなく毛が抜けます。この状態になったら、指で引っ張って抵抗なく抜けるようであれば抜いてしまっても問題ありません。
ですがピンセットで抜くのは指で抜くよりも力が加わるため控えた方が良いでしょう。
万が一毛を無理やり抜いてしまった場合はすぐさま肌を冷やし毛穴を引き締めること。そのあとは化粧水などで軽く保湿して、肌を清潔に保つようにして下さい。
今回は脱毛と毛抜きの関係について説明させて頂きました。脱毛の効果を発揮しなくなるため毛前の毛抜きは厳禁です。脱毛前でなくとも、毛嚢炎や埋没毛などのリスクが伴うため毛抜きはおすすめできません。
脱毛後の毛抜きについては指で抵抗なく抜けるくらいなら抜いてしまって問題ありませんが、無理に抜くことはやめましょう。
万が一抜いてしまった場合は肌を冷やして毛穴を戻し、保湿した後は肌を清潔に保つ様に心がけましょう。