2017年2月1日
ネットを見ているとたまに目にする脱毛石鹸。ムダ毛の処理に悩んでいる方は検討してみた方も多いのではないでしょうか。
普通の石鹸にしてはかなり割高ですから購入を悩んでいる方もいらっしゃると思います。
脱毛石鹸の成分は?肌への影響はないの?効果は?などなど気になる事はたくさんありますよね。
脱毛石鹸とは除毛クリームなどと同じでアルカリ性の物質で毛のたんぱく質を溶かして除毛する働きがあります。
ですがこの成分は、毛のたんぱく質のみならず、皮膚表面のタンパク質まで溶かしてしまう可能性があるのです…
そこで今回は脱毛石鹸のアレコレについて説明させて頂きます。
是非、ご自宅での自己処理の参考にしてみて下さい。
脱毛石鹸と聞くと毛根から毛がなくなるイメージをしますよね?正直なところ、石鹸で脱毛が出来るなんて思わないですよね。その通りで脱毛石鹸と言われる商品は【抑毛石鹸】【除毛石鹸】と呼ばれているものです。
脱毛石鹸の通信販売サイトなどを見ると『永久脱毛』などの文字も見受けられますが、毛の生える細胞を破壊する永久脱毛は医療機関でないと行えません。
抑毛石鹸とは毛の生成を抑制する成分の入った石鹸のことです。抑毛石鹸の多くは大豆エキスや発酵豆乳エキスなどが入っていてこの成分には『イソフラボン』が入っています。
このイソフラボンは皆様ご存知の通り女性ホルモンに似た働きをするため抑毛の効果があるとされていますが、実はイソフラボンが女性ホルモンと同じ働きをするためには、腸内の細菌によってエクオールに変換された方がより効果的です。
だからといって、イソフラボンを多く摂取しても、その腸内細菌が活発な人とそうでない人がいるため、エクオールに変換されない人もいます。そして、このエクオールに変換できるのは、日本人女性の約半分と言われています。
エクオールに変換された場合でもエストロゲンの1000~100分の1程度の働きであるとされているため、抑毛に対しても非常に緩やかな効果しか発揮しません。
その他にもパパイヤやパイナップルなどの酵素エキスも抑毛に作用されるとしていますが、この成分は通常の洗顔石鹸などにも含まれているため効果はあまり期待できないかもしれません。(もし効果を発揮してしまうとなると眉毛やまつげが乏しくなってしまいますからね…)
除毛石鹸とは除毛クリームなどと同じでアルカリ性の物質で毛のタンパク質を溶かして除毛しよう、というものです。主な成分としてはチオグリコール酸などがあり、皮膚表面のタンパク質まで溶かしてしまう可能性があるため敏感肌の方にはおすすめ出来ません。
脱毛石鹸を使用するにあたって必ずしてほしいことが「パッチテスト」です。特に注意して欲しいのが除毛効果のある脱毛石鹸。泡立てた泡を長時間肌の上に置いた方が成分が浸透して効果が上がるような気がするかもしれませんが絶対にNG。必要なタンパク質まで奪われてしまうので必ず使用方法を守りましょう。
抑毛効果のある脱毛石鹸は除毛石鹸に比べあたら成分は比較的穏やかですが、使い慣れていない成分等もあるので必ずパッチテストを行ってください。
脱毛石鹸では脱毛効果を期待することはできません。脱毛効果を期待するには医療脱毛などですることを推奨いたします。