自分の体型について悩んでいる人は、自分に合った改善できる良い方法があれば試してみたいと思うでしょう。体型改善には様々な方法がありますが、脂肪吸引もその選択肢の一つです。正しい知識を知った上で利用してみましょう。
気になる脂肪吸引の術後の痛みは?
体型改善を望んでいる人は、身体的・精神的な苦痛が少なく、かつ、短期間で成果がでる方法があれば試してみたいと思うものです。しかし、すべての条件が揃った方法を探すのは難しい面もあります。それでも、数ある方法の中で脂肪吸引は有望な選択肢になる可能性があります。
脂肪吸引とは、医療機器を使用して体内の脂肪を外部に強制的に排出することで体型を改善する方法です。長期間のダイエットをする必要がない点などメリットもありますが、術後の痛みについて不安に思っている人もいるようです。痛みが怖くて脂肪吸引にトライすることに二の足を踏んでいる人もいるでしょうが、まず、脂肪吸引の術後の痛みに関する正しい知識を学んでおくことが大切です。
脂肪吸引の術後の痛みには個人差がありますが、多かれ少なかれ痛みを伴うことは避けられません。それでも、痛みの原因を理解しておけば、無用な不安を感じる必要はなくなるでしょう。術後の痛みの主な原因は、吸引によって生じる皮下脂肪層が傷つけられ、炎症反応が起こるからです。症状としては、内出血、むくみなどもあります。この痛みや内出血、むくみ等は筋肉痛に似ていると感じると言われています。術後3日間が痛みのピークで、それを過ぎると徐々に和らいでくるのが一般的です。但し、脂肪吸引した部分に対して強い圧迫を与えたりした場合は、2週間程度、強い痛みを感じる場合もあります。1か月程度経過すれば、内出血も収まり、痛みやむくみをまったく感じなくなる状態に戻るのが普通です。

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脂肪吸引を行う前に確認しておくべき圧迫固定とは?
脂肪吸引の術後に生じる痛みは避けられないとしても、和らげる方法があればよいですよね。痛みを抑える方法は、鎮痛剤の内服と合わせて圧迫固定と呼ばれる手法を併用すると効果的でしょう。
圧迫固定とは、ガードルなどで脂肪吸引した術部を固定し、炎症が起こっている場所に無理な負担がかからないようにする方法です。圧迫しながら固定することによって炎症を起こしている箇所に対する動きが封じられ、安定した状態を保つことができるようになります。結果として、炎症が治まるまでの期間が短くなりますし、動くことによって生じる痛みを最小限に抑えることができます。
それ以外にも、痛みのピークである3日間は、安静にしていることを心がけ、2週間程度は運動をできるだけ避けて、睡眠をきちんととることも痛みを緩和する有効な方法です。そういった対処をしていれば、脂肪吸引のデメリットである痛みを最小限に抑えながら、短期間での体型改善を実現できるでしょう。
信頼できるクリニックを選択する
脂肪吸引を試す場合には、正しい知識を知っておくことが大切ですが、それ以外にも重要なポイントがあります。それは、信頼できるクリニックを選ぶことです。クリニック選びで大切な要素は3つあります。
1つ目は、実績豊富なドクターが揃っていることです。優秀なドクターによる指導体制が整っている等、すべてのドクターが一定以上の技術水準を持っていることが重要です。また、クリニックによって得意としている術部に違いがある場合がありますので、事前に調べておくと安心でしょう。
2つ目は、術前・術後のリスク管理体制がしっかりしていることです。脂肪吸引は、医療事故が発生するリスクがゼロではありません。事故は全身麻酔が原因になることがほとんどと言われています。しかし、全身麻酔に対する呼吸サポート装置が完備されていることや、術前検査の徹底等を通じて適切にリスクを管理することによって、そういった事故を防ぐことができます。リスク管理体制が整っているクリニックを選ぶことが大切です。
3つ目は、その人に合った脂肪吸引方法を適切に選んでくれるクリニックであることです。最新式のベイザー脂肪吸引を無理に勧めたりするクリニックは避けた方がいいでしょう。