アートメイクとタトゥーでは、痛み・持続期間・目的・施術方法・施術者・リスク・ダウンタイム・日常生活への支障などに違いがあります。
痛みの感じ方には個人差がありますが、アートメイクとタトゥーでは色素を注入する深さやぶい、技法による違いから痛み、痛み対策が異なります。
【アートメイク】専用の針やマシンを使用して皮膚の浅い層に微量の色素を注入するため、施術中にヒリヒリとした痛みを感じることがあります。医療機関で行われるため、痛みを緩和するために麻酔の使用が可能です。
【タトゥー】アートメイクより皮膚の深い層に多量の色素を注入します。傷が深いぶん痛みが強く、針やカッターで肌を削られる感覚に似た痛みです。タトゥーは医療行為ではなく、医療機関で実施されるものではないため麻酔は使用できません。
注入する深さが異なるため、持続期間も異なります。
【アートメイク】皮膚の浅い層に微量の色素を注入するため、皮膚のターンオーバーとともに代謝によって色素が排出されます。その結果、1~3年かけてだんだんと薄くなります。定期的なリタッチが必要になりますが、微調整をしながらベストな状態を保ちやすくなります。
【タトゥー】1回の施術で半永久的に持続します。表皮よりも深い真皮層に多量の色素を入れているため長持ちですが、退社で薄くなることはまずありません。デザインを変えたい場合は修正が難しいというデメリットもあります。
【アートメイク】「自眉を補いたい」「顔色をよくみせたい」などのコンプレックス解消やお顔の印象を変えたり「忙しいけれどきれいな状態を保ちたい」などメイクの手間を省く目的で選ばれている施術です。
【タトゥー】好きな服を着たりアクセサリーを付けたりするように、ファッション目的で行われている施術です。
アートメイクとタトゥーの施術方法の違いを、針を刺す深さ・使用する色素・麻酔の有無から比較します。
【アートメイク】深さは皮膚表面から0.2~0.3㎜程度の浅い層までです。
【タトゥー】深さは皮膚表面から2㎜程度の「真皮」までです。
色素に含まれる金属の量が異なります。重度の金属アレルギーがある場合は、アートメイクもタトゥーも、どちらも受けられません。
【アートメイク】色素に含まれる金属は微量のため、ほぼ害はありません。
【タトゥー】アートメイクに比べ金属を多く含みます。MRIの磁力に反応して火傷するリスクがあるため、MRI検査は受けられない場合もあります。
【アートメイク】アートメイクは医療行為であり、医師の処方により麻酔を使用できます。
【タトゥー】タトゥーは医療行為ではなく、彫師は医師免許がないため麻酔は処方できません。医療的知識なく麻酔を使用して施術を行ってしまうと、皮膚トラブルや麻酔によるアレルギーのリスクもあるため、非常に危険です。
それぞれに技法を学んでいますが、医療資格や医療知識の有無が異なります。
【アートメイク】医療行為のため、医師・医師の指示を受けた看護師により行われます。
【タトゥー】医療行為ではないため、彫師と呼ばれる施術者により行われます。
いずれも炎症・感染・内出血があらわれるリスクがあります。
【アートメイク】医療機関で行われるため医師による抗生剤の処方など、皮膚トラブル時に医療的な処置が可能です。
【タトゥー】彫師は抗生剤の処方ができません。真皮層にありハリや弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンなどの線維を傷つけるリスクもあります。皮膚トラブル時は個別に医療機関にかかる必要がありますが、皮膚の深いところにまで施術しているため、傷跡として残る可能性があります
【アートメイク】ダウンタイムは約1週間。赤み・腫れ・乾燥などが生じることがあり、かさぶたのような薄皮が剥がれてくることがあります。入浴は翌日から可能です。
【タトゥー】ダウンタイムは約2週間〜1か月。はっきりとしたかさぶたができることもあり、剥がれるまでに時間がかかるでしょう。入浴は1週間後から可能です。
使用する色素の影響や社会的イメージにより、日常生活への支障につながることがあります。いずれも簡単に消すことができないため、極端なデザインを選ぶとメイクの流行が変わる可能性があることを考慮しておきましょう。
【アートメイク】ほとんどの場合、MRI検査を受けられます。色素によりMRI検査が受けられない可能性があります。
【タトゥー】施術部位や範囲によっては断られる場合があります。また、社会的イメージにより、プールや銭湯の入場を断られるリスクがあります。
眉毛のデザインを考えているならば、タトゥーよりアートメイクの方がおすすめです。
眉毛アートメイクは1~2年で薄くなりますが、リタッチすることで綺麗な状態を維持でき、医療機関で行われるため感染などリスクへの対処が可能です。
眉のタトゥーは半永久的に残りますが、デザイン変更やリタッチが難しく、ダウンタイムが長い上に傷跡のリスクもあります。サロンやタトゥースタジオで行う場合、麻酔や薬の処方ができません。
イセアクリニックは医療機関のため、麻酔や抗生剤の処方、万が一の皮膚トラブルにも対応可能です。
アートメイクの部位は、眉毛・アイライン・リップ(唇)・ヘアライン・ホクロを扱っています。眉の技法には、“ふわふわで繊細なフェザー感とほどよいエアリー感”のある「フェザリーブロウ」という独自の技法があります。
色素はオーガニック成分を主流とした、MRIでもピリピリ感が起こらないと言われるものを取り扱っています。
アートメイクは針やマシンを使用して皮膚に浅い層に色素を注入するため、施術中にヒリヒリとした痛みを感じることがあります。医療機関では痛みを緩和するために、麻酔の使用や術後の痛み止めの処方ができます。
タトゥーはアートメイクより深い真皮層まで色素を注入するため、シャーペンやカッターで肌を削られる感覚に似た強い痛みがあります。医療機関で行われるものではないため、麻酔や痛み止めは処方できません。
眉毛アートメイクは1~2年で薄くなりますが、薄くなったタイミングでリタッチができ、医療機関で行われるため感染などが起こった場合に医療的対応が可能です。
眉タトゥーは半永久的に残りリタッチの手間は省けますが、デザイン変更が難しく、アートメイクよりもダウンタイムが長く、麻酔や薬の処方ができません。
アートメイクは皮膚の浅い層に色素を入れているため、ターンオーバーとともに色素を含んだ角層が排出され、1~2年かけてだんだんと薄くなります。タトゥーは1回の施術で半永久的に残ります。
今回は以下の内容について説明させていただきました。
アートメイクとタトゥーは色素を入れるという意味では似ていますが、さまざまな違いがあります。
皮膚の深いところまで色素を入れるタトゥーは、半永久的に持ちますが修正が難しく、麻酔が使えずダウンタイムが長い、プールに入れないなどの日常的な影響があります。
アートメイクは皮膚の浅い層に色素を入れるため、数年ごとのリタッチが必要です。医療機関で行われるため麻酔が使え、痛みや痒み、肌トラブルへの対策もあります。
肌や社会生活への影響を考慮して、安心して受けられるアートメイクがおすすめです。
不安や疑問があれば、無料カウンセリングでお気軽にお問合せください。